40代50代は子どもの教育資金や家のローン返済など、いろいろとお金がかかる年代です。
また、「そろそろ将来を見据えてしっかり貯蓄したい」と考える時期でもありますよね。しかし、
- 働き方改革の影響で残業が減り、あてにしていた残業代が入らなくなった
- 家計のために働きたいけど、子どもがいるので外に出る仕事は難しい
- 介護その他の事情で、時間に拘束される仕事はできない
という方も多いのではないでしょうか。
そんな「本業で思うような収入が得られない」「働きに出たいけど働けない」という方におすすめなのが在宅ワークです。
当記事では、40代・50代に在宅ワークがおすすめな理由と、おすすめの在宅ワークについて解説していきます。
40代・50代に在宅ワークがおすすめな3つの理由
40代・50代に在宅ワークがおすすめの理由は3つあります。
- これまでの経験を活かせる
- 自宅で好きな時間に働ける
- 体に負担をかけずに働ける
1.これまでの経験を活かせる
在宅ワークのなかには、これまでの経験を活かせる仕事があります。
代表的なのが「ライティング(記事作成)」や「アンケートモニター」です。
ライティングやアンケートモニターは、さまざまな経験や体験、知識を元に書いたり答えたりするものが多いため、経験値の高い40代・50代は、10代や20代よりも対応できる仕事が多いからです。
- 自分自身の教育経験(学校生活・受験など)
- 子どもの教育(受験・塾・教育費など)
- 妊娠・出産・育児
- 家事
- 就職活動・転職活動・バイトやパート経験
- 結婚生活・結婚準備・離婚経験
- 引っ越し
- 旅行
- 健康に関する悩みや病気の経験
- ダイエットの成功体験・失敗体験
- 美容法
- 保険
- 生活の知恵
- お金に関する悩み
例えば、主婦にとっては当たり前の「結婚生活」や「子育て」も、経験していない人にとっては未知の世界です。
40代・50代の男性なら、結婚、転職、住宅ローンの申し込みや保険加入などの経験がある人も多いですよね。
自分がこれまで当たり前にやってきた経験を在宅ワークの仕事で役立てることができます。
もちろん、Webデザイン、翻訳、システム開発のような専門的な仕事の経験がある方には、専門知識やスキルを活かせる在宅ワークもあります。
2.自宅で好きな時間に働ける
自宅で好きな時間に働けることも、40代・50代に在宅ワークがおすすめな理由です。
40代は幼稚園や小学生のお子さんがいて外に働きに出られない方も多い年代ですが、在宅ワークなら自宅で働けることはもちろん、会社員やパートのように時間に縛られることもないからです。
また、家族の通院の付き添いや介護が必要になってくる世代にも、時間の融通がきいて自宅で働ける在宅ワークはおすすめです。
当サイトが「40代・50代の在宅ワーク経験者男女60名」に行ったアンケート調査でも、在宅ワークを始めた理由として以下のような声が聞かれました。
- 子供がいるので働ける時間に制限があり、家にいながら少しでも収入があればと思った(40代 女性)
- 幼児がいる為、時間に拘束されずにすきま時間にできる仕事が魅力的だった(40代 女性)
- 家族の介護があって外には働きに出られないが、ちょっとした時間にやれる仕事をしたかった(40代 女性)
3.体に負担をかけずに働ける
在宅ワークは、体力に自信がない方や疲れやすい方でも、体に負担をかけずに働くことができます。
40代・50代になって「以前よりも疲れやすくなった」「前日の疲れがなかなか抜けない」と感じ始める方も多いと思いますが、在宅ワークなら、
- 働く時間や仕事量を自分で調節できる
- 外に出かけなくても良い
- 満員電車に疲弊しながら通勤する必要がない
といった理由から、体への負担を最小限に抑えて働くことができます。
自分のペースで仕事ができるため、体調が悪い日や寝不足の日、本業が忙しくて疲れが抜けないといった日は無理に働く必要もありません。
持病があって無理ができない人にも、在宅ワークはおすすめです。
40代・50代はどんな在宅ワークをしているの?
当サイトが「40代・50代の在宅ワーク経験者男女60名」に行ったアンケート調査では、以下のような仕事をしているという回答結果が得られました。
以前は、在宅ワークと言えば手作業で行う内職がメインでしたが、近年はパソコンでできる仕事が人気です。
理由としては以下の点があげられます。
- パソコン1台あればすぐに始められる
- クライアントとのやり取りが全てネット上で行える
- 作業スペースが不要
一方で、パソコンがない方や、コツコツ行う単純作業が好きな方には、依然として「封入」「シール貼り」「箱詰め」などの内職も人気です。
40代・50代におすすめの在宅ワーク
それでは、40代・50代におすすめの在宅ワークを紹介していきます。
男性・女性ともにおすすめは「ライティング(記事作成)」
男性、女性のどちらにもおすすめなのが、「ライティング」です。
「Webライター」という職種で募集されていることも多い、ウェブメディアに掲載する記事を書く仕事です。
記事テーマは、美容・ファッション・グルメ・旅行のような趣味に関するものから、就職活動・結婚・育児・健康・保険などの生活に関するものまで、多種多様です。
40代・50代の方は、10代や20代よりも経験値が高いため、さまざま記事に対応できることがおすすめの理由です。
未経験者歓迎の案件も豊富なので、文章を書くことが好きな人はぜひ挑戦してみてください。
ライティングの仕事に興味がある場合は、「在宅ライターの仕事内容や探し方」や「ライティングの仕事で稼ぐコツや注意点」も参考にしてみてくださいね。
気楽な仕事がしたい方は「アンケートモニター」
とにかく気楽に仕事がしたい40代・50代におすすめなのが「アンケートモニター」の仕事です。
おすすめの理由は以下の通りです。
- アンケートに答えるだけなので簡単
- クライアントとのやり取りがない
- 単発の仕事なのでしがらみが一切ない
- 所要時間が数分程度なので、ちょっとした空き時間にできる
簡単な仕事なので単価は数円~数十円と安いですが、「単発」「短時間」でできるのでとにかく気楽です。
また、アンケートの仕事でもう少し稼ぎたい場合は、商品を実際に使用して感想や評価を回答したり、インタビューを受けたり、テーマについて複数で意見を述べ合う座談会形式の仕事もあります。
経験が多いほど幅広いジャンルのアンケートに答えられるため、報酬がたくさん得られます。
スマホでもできるので、パソコンがない方や、移動時間を利用した副業にもおすすめです。
アンケートモニターの仕事に興味がある方は「アンケートモニターで安全に稼ぐための方法」と「おすすめアンケートサイト&アプリの紹介」記事も参考にしてみてくださいね。
パソコン作業が苦にならない方には「データ入力」
パソコンを使う事務職をしていた人や、仕事でパソコンに慣れている人、パソコン入力が苦にならない方におすすめなのが「データ入力」の仕事です。
データ入力は、名刺や請求書などの文字や数字をエクセルに入力するだけの単純作業から、指定された情報をネットで検索しながらリスト化するものまで仕事内容はさまざまですが、作業自体はどれも単純です。
そのため、入力・削除・検索といった基本的なパソコン操作ができて、単調なパソコン作業が苦にならなければ、仕事はたくさんあります。
「文章力や高度なパソコンスキルはないけど、パソコンを使った在宅ワークがしたい」という方には、データ入力がおすすめです。
興味がある方は、「在宅ワークの仕事内容」や「データ入力作業をスピードアップするためのタイピング練習方法」も参考にしてみてくださいね。
外国語が得意な方には「翻訳」
海外で生活した経験のある方、仕事で外国語を使う方、外国語が得意な方におすすめなのが「翻訳」の仕事です。
近年、翻訳の在宅ワークのニーズは高く、また誰もができる仕事ではないことから、報酬が高いのもおすすめポイントです。
下記は、翻訳の仕事内容の一例です。
- 日本語の解説文を外国後に翻訳する
- 海外製品の商品カタログを日本語に翻訳する
- 顧客からの質問メールを翻訳する
- 翻訳データの編集や校正、リライトをする
英語だけでなく、中国語・韓国語・フランス語・ロシア語・ドイツ語・アラビア語など必要とされる言語はさまざまです。
能力が高ければ継続して依頼が受けられるため、安定収入が得られます。
スキルを活かしてガッチリ収入を得たいなら「WEBデザイン」「システム開発」
本業で「WEBデザイン」や「システム開発」の仕事をしている方、過去に経験のある方は、在宅ワークでも高収入を得ることが可能です。
例えば以下のような仕事があります。
- サイトデザインやサイト構築
- ホームページの制作や改良
- スマホアプリの開発
- 動画配信サイトの構築
報酬は「1プロジェクト◯◯円」の形態が多いですが、報酬額が交渉できる案件も少なくありません。
また、単発案件だけでなく、継続的な依頼があるクライアントの案件もあるので、在宅ワークを本業にして食べていけるぐらい稼ぐことも可能です。
興味がある方は「在宅ワークでデザイナーの仕事はできる?在宅でできるデザインの仕事内容や仕事の探し方」の記事も参考にしてみてくださいね。
40代・50代が在宅ワークで注意したい3つのこと
40代・50代が在宅ワークで注意したい点は、以下の3つです。
- 稼げるようになるまでは時間がかかる
- 悪徳業者に気をつける
- 運動不足に注意する
具体的にどのようなことに気をつければいいのかを詳しく紹介します。
1.稼げるようになるまでは時間がかかる
在宅ワークは、パートやアルバイトのように最初から稼ぐことは難しいです。
報酬の高い仕事を発注しているクライアントほど、ワーカー(仕事を受ける人)の実績を重視するからです。
スキルや経験が求められる仕事は、実績を積むほど採用されやすくなりますし、ライティングも書き続けることで記事の質が向上し、ライティングスピードが上がります。
- 仕事のコツをつかむ
- 仕事の質が上がる
- 実績を積む
上記にはある程度時間がかかるので、最初の頃は月収が数千円の人が大半です。
早々に諦めず、コツコツ続けてくださいね。
2.悪徳業者に気をつける
在宅ワーク初心者の方は、悪徳業者に注意してください。
在宅ワークを扱っている会社のなかには、悪徳業者が紛れている可能性もあるからです。
悪徳業者に遭わないためには、以下の点に注意してください。
- 信頼できる求人サイトやクラウドソーシングサイトを選ぶ
- 「仕事内容」「報酬額」を事前に確認する
- 「登録料」「教材費」「研修費」などの費用が発生する仕事は断る
- あやしい儲け話にのらない
3.運動不足に注意する
在宅ワークに熱中するあまり、運動不足にならないよう注意しましょう。
在宅ワークは通勤もなく、座りっぱなしで行うことがほとんどなので、体を動かす機会がなくなってしまうからです。
時間があるときは意識して買い物や散歩に出かけたり、室内でできるストレッチや運動を行いましょう。
また、パソコン作業がメインの方は目が疲れやすくなるので、適度に目を休めるようにしてください。
まとめ
在宅ワークは年齢・性別問わず誰でもできますが、40代・50代の方にももちろんおすすめです。
アンケートモニターやライティングの仕事は、日常生活のさまざまな経験が役立ちますし、本業や前職で専門知識やスキルを要する仕事をしている(していた)方なら、在宅で高収入を得ることも十分可能です。
- 仕事をしたいけど、外では働けない
- 少しでも収入を増やしたい
- 貯金をしたい
- お小遣いを稼ぎたい
- 自宅にいる時間を有効に使いたい
上記のような方は、ぜひ在宅ワークを始めてみてください。