子育て中におすすめの働き方や仕事は?仕事探しや子育てと両立するコツ
「子どもがいても引き続き今の会社で働くことはできる?」
「子育てしながら仕事をするって大変そう」
「子どもがいても採用してもらえるの?」

といった不安や疑問を抱いている人は多いと思います。

安心してください。

子育てママに合った働き方や、子育てに理解がある職場を選べば、子供がいても働くことはできますよ。

では、子育て中はどのような働き方や仕事を選べばいいのでしょうか。

当記事では、

  • 子育て中におすすめの働き方や仕事
  • 効率的な仕事探しの方法
  • 子育てと仕事を両立するコツ

について紹介していきます。子育て中の仕事について悩んでいる方はぜひ読んでみてください。

子育て中におすすめの働き方

子育て中におすすめなのは、以下4つの働き方です。

  1. 時短勤務
  2. パート
  3. 派遣
  4. 在宅ワーク

1.時短勤務

会社員として働いている方におすすめなのが時短勤務です。

実際に時短勤務(短時間勤務制度)を取り入れている会社も、前例がない会社もあるかと思いますが、時短勤務の導入は事業主の「義務」となっています。

そのため、以下の条件を満たす人が会社に申し出れば、原則的には誰でも利用できます。

【時短勤務の条件】

  • 満3歳になる前のこどもを育てている
  • 入社してから1年を経過している
  • 1週間の所定労働日数が3日以上

時短勤務の労働時間は9時~16時なので、延長保育をせずに幼稚園や保育園に通わせることが可能です。

※会社独自の時短制度が設けられているケースもあります。

また、これまで行っていた仕事内容やキャリアを継続でき、フルタイムよりは少ないものの安定した収入が得られるのも大きなメリットです。

【時短勤務が子育て中におすすめの理由】

  • キャリアを継続できる
  • フルタイムより収入は減るが安定した収入を確保できる
  • 幼稚園や保育園のお迎え時間に間に合う
  • 子どもとの時間を多く持てる

2.パートタイマー

子育て中に働くなら、パートタイマーもおすすめです。

パートのメリットは、勤務時間や休みの融通がききやすいことに合わせて、なんといっても主婦や子育て中の人向けの求人が多いことです。

「パート=主婦の仕事」というイメージを持つ人も多いと思います。

実際パートには、

  • 時短シフト
  • 残業なし
  • 自宅近く

といった、主婦や子育て中の人が働きやすい条件の仕事がたくさんあります。

【子育て中にパートがおすすめの理由】

  • 勤務日時や休みの融通がききやすい
  • 主婦向けの求人が多い
  • 未経験者やブランクがある人でも働ける

3.派遣社員

派遣社員とは、派遣会社に登録し、派遣会社から紹介された企業の元で期間を決めて働く雇用形態です。

子育て中の人に派遣社員がおすすめな理由は、子どもの成長やそれぞれの家庭の事情に合わせて働き方を選べるからです。

たとえば、以下のような働き方ができます。

  • 乳幼児のうちは「短時間勤務」
  • 子どもが大きくなったら「フルタイムの残業なし」
  • 「朝遅め勤務」で子どもを送り出してから出勤する

また、派遣には他にも「仕事を自分で探さなくても良い」「パートより時給が高い」「残業や休日出勤を強いられない」といった多くのメリットがあります。

【派遣が子育て中におすすめの理由】

  • 派遣会社が仕事を探してくれるため、仕事探しの手間が省ける
  • 派遣から正社員を目指せる
  • 派遣会社を通して勤務条件の交渉がしやすい
  • パートと比べて時給が高い
  • 福利厚生が充実している
  • 勤務条件が契約で決まっているため残業や休日出勤を強いられない

4.在宅ワーク

子育て中におすすめな4つ目の働き方は在宅ワークです。

在宅ワークは自宅でできるため、仕事のために子どもを保育園に預けたり、お迎え時間を気にしたりする必要がありません。

また、

  • 「子どもが熱を出して休むと、同僚に冷ややかな目で見られる」
  • 「幼稚園や保育園の長期休みになると子どもの預け先に苦労する」

といったワーキングママの悩みは多く聞かれますが、在宅ワークなら会社に気を使ったり、預け先を探したりする必要もなく、子どもの体調や幼稚園の行事・休みに合わせて仕事ができます。

在宅ワークの仕事は、クラウドソーシングサイトや求人サイトで見つけることができます。

【在宅ワークが子育て中におすすめの理由】

  • 子どもを預けなくても仕事ができる
  • 家事や育児の合間など好きな時間に働ける
  • 子どもの急な体調不良にも対応でき、会社に気を使わなくて良い

子育て中におすすめの仕事

子育て中のママにおすすめの仕事を紹介します。

コールセンター

コールセンターは、「幼稚園や保育園のお迎えがある方」や「子どもが家に帰ってくる時間には家にいたい」という方におすすめの仕事です。

コールセンターはシフト制なので、定時になれば次のシフトの方と交代でき、残業が発生することはまずないからです。

また、コールセンターはスタッフが多いため、急な休みに対応してもらいやすい点もおすすめポイントです。

コールセンターの仕事には、テレオペ(受信業務)とテレアポ(発信業務)の2種類あります。

テレオペはユーザーやお客様からの問い合わせに対応する仕事、テレアポは顧客を獲得するために電話営業を行う仕事です。

あなたの好みに合わせて選んでいきましょう。

一般事務

「子どもの休みに合わせて仕事を休みたい」という方には、一般事務のお仕事がおすすめです。

一般事務の求人の大半は、平日出勤の土日祝日休みだからです。

また、ゴールデンウイークや年末年始も休みの会社が多いため、保育園や学校が休みの日は子どもと過ごすことができます。

さらに、空調の効いた部屋で座って仕事ができるため、体力的にラクなのもおすすめポイントです。

スーパーやコンビニ

スーパーやコンビニもシフト制の仕事なので、子どもの予定に合わせて働ける点がおすすめです。

  • 朝からお昼過ぎまで
  • お昼から夕方まで
  • 夜間

など都合の良い時間が選べます。スーパーであれば、開店前の6時~8時といった早朝に品出しをする超短時間の仕事もあります。

また、スーパーやコンビニは、子育て中のママやすでに子どもが独立している先輩ママも多いため、子どもがいる人に理解がある点もおすすめできるポイントです。

スーパーの仕事はレジや品出しに加え、バックヤードでの商品加工や調理があり、いずれかの業務を限定的に行います。

ただし、コンビニの仕事は、レジや品出しの他にチケットの販売や公共料金の受付、調理、各種受付業務など幅広い業務を1人で一通りこなす必要があります。

ファミレスやカフェ

ファミレスやカフェなどの飲食店は、午前中やランチタイムの求人も多いことから、子どもが幼稚園や学校に行っている間に働くことができます。

学生アルバイトの多い店舗なら、土日や長期休暇に休みを取りやすいのも子どもがいる主婦にとっては嬉しいポイントです。

また、勤務時間によっては『まかない』が出るので、食費を節約できるメリットもあります。

軽作業

軽作業とは、倉庫や工場内で行う比較的簡単な作業のことです。

【軽作業の例】

  • 部品の組み立て
  • 食品加工
  • 検品(不良品や異物混入などをチェックする)
  • 仕分け(荷物を条件通りに振り分ける)
  • ピッキング(倉庫内の商品から必要なものを集める)

軽作業は、初心者でもできる簡単な作業なので「仕事を覚えなければならない」といったストレスがありません。

子どもに手がかかる時期に、仕事でもストレスやプレッシャーがあるのは大変ですが、単純作業の軽作業なら気軽に働くことができます。

また、倉庫作業や工場内作業は同じ仕事をたくさんの人が行っているため、シフト調整がしやすく、子どもの発熱などの急な休みにも対応してもらいやすいでしょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、仕事をお願いしたい人(発注者)と仕事を受けたい人(受注者)をマッチングしてくれるサービスです。

仕事の受注から納品、報酬の支払いまでが全てパソコンで完結するため、インターネット環境とパソコンがあれば、自宅で仕事ができます。

そのため、子どもを保育園に預ける必要もないですし、働く時間や休みを自分で自由に決めることもできます。

また、まとまった時間が取れなくても、スキマ時間を利用して仕事ができるのもクラウドソーシングのメリットです。

「クラウドソーシングって何だか難しそう」と感じる人も多いと思いますが、アンケート調査やデータ入力、簡単な記事作成など、初心者でもできる仕事も多くあります。

また、専門知識や前職での経験・スキルがある方なら、WEBデザイン、イラスト、プログラミングといった得意分野を活かせる仕事もあります。

クラウドソーシング・スキルシェア【Craudia(クラウディア)】

子育て中の仕事探しのコツ5つ

子育て中はどのように仕事を探せばいいのか、5つの具体的なコツを紹介します。

1.無理なく働ける条件に絞る

子育て中は、無理なく働ける条件に絞って仕事を探しましょう。

「無理なく」の基準は、子どもの年齢やママの置かれている環境によっても異なりますが、以下の4つは押さえておきたいポイントです。

  • 勤務時間が長すぎない
  • 残業がない
  • 休みを取りやすい
  • 自宅から近い

「とにかく仕事をしたい」という思いから、無理のある働き方を受け入れてしまうと、あなただけではなく子どもにも負担をかけてしまいます。

特に子どもが小さいうちは、時間的にも精神的にも無理なく働ける条件に絞って仕事を探しましょう。

2.子育てに理解のある仕事を選ぶ

子どもが保育園や幼稚園、小学校低学年のうちは、子育てに理解のある仕事を選びましょう。

小さいうちは体調を崩したり熱を出したりすることも多く、また平日に行事がある幼稚園や学校も少なくありません。

子育てに理解の得られない職場だと、休みを取るたびにイヤな顔をされ居心地が悪くなってしまいます。

「子育てママ活躍中」「ワーキングマザー歓迎」といった子育てに理解がある求人であれば安心です。

3.求人が多い時期を狙う

求人が多い時期を狙って仕事探しをしましょう。

求人数が多いほど、条件の良い仕事が見つかる可能性は高くなります。

1年で求人が多い時期は3月と9月です。

新しい年度がスタートする4月や10月が入社や退職の時期であることから、直前の3月や9月に求人が増えるためです。

以下は業界別の求人が増える時期です。

業界 求人が増える時期
飲食系 学生バイトが卒業を迎える2月頃
製造業 期の変わり目の2~3月/新製品導入で繁忙期を迎える9月
小売業 クリスマス、年末商戦が始まる10月頃
オフィスワーク 期の変わり目の2月~3月

4.さまざまな方法を利用して仕事を探す

  • 求人サイト
  • 情報誌
  • フリーペーパー
  • ハローワーク
  • 店頭の求人募集貼り紙
  • 自治体のホームページ

など、仕事を探すにはさまざまな方法があります。

複数の求人情報をチェックすることで選択肢が増え、仕事が見つかりやすくなります。

特に求人サイトは、家事や育児の合間にスマホから求人チェックや応募ができるのでおすすめです。

自宅近くで働きたい方は、買い物の際に店頭に貼ってある求人や店内にあるフリーペーパーもチェックもしましょう。

5.気になる求人を見つけたらすぐに応募する

気になる求人を見つけたら、すぐに問い合わせや応募をしましょう。

条件の良い求人は、迷っている間にすぐに埋まってしまう可能性が高いからです。

詳細な仕事内容や条件を聞いてから「やっぱり合わない」と思ったら、辞退しても問題ありません。

チャンスを逃さないよう積極的に行動してくださいね。

6.子どもの預け先をいくつか準備しておく

小さい子どもがいる人は、子供の預け先をいくつか準備しておきましょう。

仕事が決まってからの預け先はもちろんのこと、求職中も面接や説明会などで子どもを預けなくてはいけない状況があるからです。

【預け先の例】

  • 夫や両親、友人
  • 保育園や幼稚園の一時保育
  • 地域のファミリーサポートセンター

保育園や幼稚園の一時保育は、その園に通っていなくても利用できるケースが多いです。

また、ファミリーサポートセンターは、事前登録をしておけば一時保育よりも安く預かってもらうことができます。

事前に預け先をいくつか準備しておくことで、いざというときに慌てずに対応することができますよ。

子育て中に仕事をする3つのメリット

子育てしながらの仕事には大変な面もありますが、たくさんのメリットもあります。

1.自分の収入が得られる

子育て中に働く1つ目のメリットは、自分の収入が得られることです。

旦那さんの給料だけでは十分でない場合、奥さんも働くことで家計や子どもの教育費を補うことができます。

また、「化粧品代や美容院代を旦那さんに出してもらうのは気が引ける」という人も多いと思いますが、自分で働いたお金なら気兼ねなく使うことができます。

収入が得られることで、家計にも心にも余裕が持てるようになります。

2.社会とのつながりを持てる

仕事をすれば、社会とのつながりを持つことができます。

「子育てや家事は母親がやって当たり前」という考えは、いまだ根強く残っているため、一人の人間として存在意義を実感できず、不満を抱えるママも少なくありません。

仕事で社会とのつながりを持てれば、「家庭以外にも必要とされている場所がある」「社会の役に立っている」と、自分の存在意義を実感することができます。

3.子育てだけの日々から解放される

仕事を始めれば、子育てだけの日々から解放されます。

子育てと仕事の両立は大変ですが、仕事をする時間は子育てから離れられるというメリットもあります。

気分転換にもなりますし、ママとの付き合いが負担な人は仕事を理由に断ることができます。

一日中子どもと過ごす時間がストレスになっている人や、ママ友との関係に息苦しさを感じている人は、仕事をすることで解決されるケースも多いですよ。

子育て中に仕事をするデメリット

子育て中に働くことには、もちろんデメリットもあります。

具体的なデメリットと、デメリットの解決法を紹介します。

時間のやりくりが大変

子育てと仕事の両立では、時間のやりくりに苦労する人がとても多いです。

仕事をしていなければ、家事や育児に時間をかけることができますが、仕事をすると限られた時間で育児や家事をこなさなければいけないからです。

朝の準備は前日にしておく、週末にまとめて食事の下ごしらえをして冷凍しておくといった工夫も必要ですが、無理は禁物です。

両立に慣れるまでは、できるだけ時間に余裕のある仕事や短時間の仕事を選ぶことをおすすめします。

子どもの行事に参加できない/習い事をさせられない

仕事をしていると、子どもの行事に参加できないことや、子どもに習い事をさせられないことがあります。

運動会や発表会(お遊戯会)のような大きな行事には参加できても、その他のさまざまな行事があるたびに毎回仕事を休むのは難しい人もいるでしょう。

また、親の送り迎えが必要な習い事は、勤務時間によっては習わせてあげられないこともあります。

幼稚園は、親の参加行事が多い園と少ない園の差が激しいため、仕事をするなら親の出番が極力少ないところを選ぶのも一つの方法です。

子どもの習い事を優先させたい人は、時間の融通がきく在宅ワークがおすすめです。

残業や出張ができない

子どもがいると、残業や出張をすることは難しくなります。

残業をすると幼稚園や保育園のお迎え時間に間に合わなくなりますし、遠方への出張の場合、預け先の確保が難しいためです。

また、残業や出張ができたとしても、子どもを預けたり長時間の留守番をさせたりすることに罪悪感を覚えるママもいます。

子育ては一生続くわけではありません。子どもがある程度大きくなるまでは、割り切って残業や出張がない仕事を選んだほうが、母子ともに負担が少なくなるのではないでしょうか。

急な欠勤が重なると肩身が狭くなる

子どもの体調不良で頻繁に休みを取ると、職場に申し訳ない気持ちになり肩身が狭くなってしまいます。

自分が休むと他の人の負担が増えたり、シフト変更をしなければならない仕事なら、なおさらその気持ちは大きくなるでしょう。

しかし、子どもが小さいうちは熱を出したり体調が悪くなったりすることも多いですし、感染症がはやる季節は出席停止で何日も休まなければいけないこともあります。

仕事を選ぶ際は、従業員数が多くシフト調整がしやすい仕事や、お互いさまの気持ちで助け合える子育てママが多い職場がおすすめです。

また、休み明けは休ませてくれた職場と同僚にきちんと感謝の気持ちを伝えることも大切です。

子育てと仕事を両立させるコツ4つ

子育てしながら仕事をしたいと考えている人や、子育てしながら仕事をしているけれどうまくいかない人へ、子育てと仕事を両立させる4つのコツを紹介します。

1.子育てしやすい仕事選びをする

子育てと仕事を両立させるために重要なのは、子育てしやすい仕事選びです。

子育てしやすい仕事とは、

  • 勤務時間が短い
  • 残業がない
  • 休みを取りやすい
  • 上司や同僚が子育てに理解がある

といったものです。

時給や仕事内容はもちろん重要ですが、子育て中は「ママがいかに心身ともに負担なく働けるか」が重要になってきます。

2.育児や家事の協力者を得る

育児や家事の協力者がいれば、子育てと仕事は両立させやすくなります。

働きながら育児や家事を一人でこなすことは大変です。

夫や両親、親戚などに頼ってできる限り負担を減らしてください。

また、ママ友との関係が良好な場合は、お互いに子どもを預けることもできますし、自分では知らなかった有益な情報を得ることもできます。

ただし、協力してくれる人に感謝の気持ちを伝えることは忘れないようにしましょうね。

3.行政や民間のサービスを利用する

行政や民間のサービスを上手に利用するのも、子育てと仕事を両立させるコツです。

延長保育や学童保育のほかにも、働くママに優しいサービスはたくさんあります。

例えば、保育園や幼稚園では、その園に通っていないお子さんでも利用できる「一時保育」を行っているところが多数あります。

「地域名 一時保育」で検索すれば、一時保育が可能な近くの施設を見つけることができます。

また、「ファミリーサポートセンター」は、事前に会員登録することで、子どもの預かりや送迎をしてもらえます。

こちらも「地域名 ファミサポ」と検索すればお近くのファミリーサポートセンターが見つかります。

他にも、家事が負担なら「家事代行サービス」を利用したり、買い物するのが大変なら「食材宅配サービス」を利用する手もあります。

便利なサービスは積極的に利用しましょう。

4.育児や家事を完璧にしようと思わない

育児や家事を完璧にしようと思わないでください。

完璧を目指すとストレスがたまり、できない自分に自己嫌悪を感じたり、頑張っている自分を認めてくれない夫や自分の期待に応えてくれない子どもに対して苛立ったりしてしまうからです。

あまり自分で「こうあるべき」というルールを決めず、できなくても「まぁいっか」という気持ちで育児や家事をすると、気持ちがラクになりますよ。

まとめ

子育て中におすすめの働き方や仕事を選ぶポイントは、「勤務時間や休みの融通がきくか」「子育てに理解がある職場かどうか」です。

勤務時間や休みの融通がきかない仕事や、子育てに理解が得られない職場だと、ママにも子どもにも負担がかかり、子育てと仕事の両立が難しくなってしまうからです。

また、子育てと仕事を両立させるためには、仕事や職場環境以外に「家族の協力」「子育てや家事サービスの利用」「育児や家事に対する考え方を柔軟にする」ことも大切です。

自分一人で抱え込まず、得られる協力やサービスは積極的に利用していきましょう。

当記事の監修者からのコメント

保育所を利用している保護者の中には、子どもとの時間を優先しパートを選ぶ方が多いです。

私自身、時短勤務やパートなどを考えたことがないため、その潔い選択が羨ましく、尊敬しています。

私の保育所の職員はパートで小学生の子どもを持つ母ばかり。

雇い主である私の使命は、彼女らが家庭を一番大切にしながら、楽しく働くことです。

なぜそう思ったかは、「保育中に子どもが熱を出し、会社に電話をすると電話口の同僚の声色が明らかに変わる」という場面に何度も遭遇したからです。

会社の理解を得られず、肩身の狭い思いをしている保護者は少なくありません。

働くお母さんが増えている現在、「子どものいる家庭」のことを本当に理解した会社が増えてほしいものです。

記事監修者(中田馨氏)の自己紹介

中田馨
中田馨
中田馨(なかたかおり)。中田家庭保育所施設長、一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。『AERA dot.』『小学館 Hagukum』などで離乳食・育児コラム連載。著書に『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)がある。

1974年創業の実家の保育所を継ぐ。保育士歴は20年以上。現在8名のスタッフと共に保育所を運営している。2005年、2008年に出産するが、2人目が産まれてから別居、離婚を経験しとしたため10年以上ひとり親として仕事と子育てを両立している。
中田馨様のブログはこちら。

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