クラウドソーシングで副業や在宅ワークをしてみたいけど、どうやって始めたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
クラウドソーシングの仕事をするためには、まずは「クラウドソーシングサイト」に登録する必要があります。
そこで当記事では、クラウドソーシング初心者のために、登録方法から、仕事の受注方法、報酬の支払い方法までを詳しく紹介していきます。
クラウドソーシングの登録前に準備しておくもの
- 【クラウドソーシングを始める前に必要なもの】
- ・パソコンまたはスマホ
・ネットがつながる環境 - 【必要に応じて準備するもの】
- ・モバイルルーター
・会計ソフト
クラウドソーシングを始める際に必要なのは、パソコンまたはスマホだけです。
ただし、スマホでできる仕事は案件全体から見ると多くありません。パソコンがあればどんな仕事にも対応でき、また効率よく作業ができます。
ネット環境は、現在自宅でパソコンが普通に使えている方はそのままで問題ありません。
「ノートパソコンを使用して外で仕事をしたい」という方は、外出先でネット回線につなげるモバイルルーターがあると便利です。
大手のカフェやファストフード店では無料Wi-Fiが利用できます。ただし、第三者に通信が傍受される危険があるので、あまりおすすめできません。
クラウドソーシングで生計を立てられるほどガッチリ稼ぎたい方は、会計ソフトがあると収支管理が簡単で、確定申告がスムーズにできます。
クラウドソーシングサイトへの登録方法
準備ができたら、利用したいクラウドソーシングサイトを決めて登録しましょう。
クラウドソーシングサイトは数え切れないほどありますが、初めての方は大手サイトがおすすめです。
大手は案件数も仕事のジャンルも多いため、初心者でもできる仕事が見つかりやすいからです。
登録は、「メールアドレス」から行う方法と、フェイスブックやグーグル、ヤフーなど「他サービスのアカウント」から行う方法があります。
他サービスのアカウントがある方なら、詳細情報をいちから入力する手間が省けるので登録が簡単です。
メールアドレスで登録する場合は、以下の情報を入力します。
- ユーザー名
- パスワード
- 個人情報(名前、性別、生年月日、住所、電話番号など)
登録情報は、プロフィール欄に「女性/30代前半/岡山県」のように、性別・年代・居住地が公開されることはありますが、詳細な情報が載ることはありません。
必要な情報を入力し、利用規約を読んだ上で登録ボタンをクリックすれば登録完了です。
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プロフィール欄を充実させよう
登録ができたらプロフィール欄を充実させましょう。
最低限の情報だけでもクラウドソーシングは始められますが、プロフィール欄が充実すると採用率が高くなります。
クライアント側(発注者側)からすれば、プロフィール欄が空欄の人よりも、「これまでの経験」や「何ができるか」などを記載してある人のほうが、安心して仕事を依頼できるためです。
また、プロフィールの文面がきちんとしていれば、「仕事ができそう」「真面目そう」といった良いイメージも持ってもらえます。
プロフィール欄に記載する項目には、以下のようなものがあります。
- プロフィール画像
- スキル
- 経歴
- 資格
- 自己PR
- 得意分野
- 稼働可能な時間(働ける時間帯など)
- 興味のある仕事
- 本人確認
エンジニアや翻訳のような専門性の高い仕事をしたい場合は、「何がどれくらいできるか」といったスキルや経歴の入力が必須です。
イラストやWebデザインなど、クリエイティブ系の仕事を希望する場合は、ポートフォリオ(これまでの作品をまとめたもの)を用意しておき、必要であれば提出できる旨を記載しておきましょう。
WEBライティング(記事作成)の場合は、他のサイトで記事を書いた経験があれば「WEBライター経験あり」と記載できますが、ない場合は「文章を書くことが得意」といった自己PRでも良いです。
特別なスキルや経験が不要な仕事、例えば「データ入力」や「テープ起こし」などがしたい場合は、「細かい作業を黙々とこなすことが好き」のように記載するのもおすすめです。
とにかく空欄にはせずに、仕事を受ける意欲があることをアピールしましょう。
また、プロフィール画像を掲載する場合は著作権や肖像権に抵触せず、不快感を与えない画像を設定してください。
本人確認は、運転免許証や健康保険証などをアップロードすれば「本人確認済み」として認定されます。
本人確認を行っていると信用度が上がり、本人確認済みの人限定の仕事をもらうことが可能になります。
金融機関の口座を登録しよう
クラウドソーシングの報酬は口座に振り込まれるので、自分の使いやすい口座を登録してください。
報酬を振り込んでもらう際には500円前後の振込手数料がかかりますが、特定の口座を利用すると、手数料が300~400円ほど安くなるサイトもあります。
現在利用している口座をそのまま使っても良いですが、
- 振込手数料を安く済ませたい
- 普段使っている口座と分けたい
という方は、新たにクラウドソーシング用の口座を開設するのもおすすめです。
クラウドソーシングの仕事を受けるまでの流れ
登録ができたら、早速仕事を始めましょう。仕事を受けるまでの基本的な流れは以下のとおりです。
クラウドソーシングの仕事の探し方
クラウドソーシングサイトでは、新着順のほか、キーワードや絞り込み検索で仕事が探せます。
人気の案件はすぐに募集が締め切られるため、やりたい仕事を見つけたら早めの応募がおすすめです。
特に何の仕事をするのか決まっていない方は「仕事一覧ページ」を上から順にチェックしていくのもおすすめの方法となりますね。
クラウドソーシングの仕事への応募方法
やりたい仕事が見つかったら、早速応募してみましょう。
クラウドソーシングには3つの仕事の形式があり、それぞれ応募方法が異なります。
仕事の形式 | 応募から受注までの流れ |
---|---|
タスク形式 | やりたい仕事を見つけたら、すぐに作業開始(応募不要)→完了次第納品 |
プロジェクト形式(固定報酬制・時間給制) | 自己PRや見積もり金額を入力して応募→クライアントに承認されたら作業開始 |
コンペ形式 | やりたい仕事を見つけたら、提案や作品を作成して提出(応募は自由。ただし必ず採用されるわけではない) |
不明な点があれば、応募や作業を行う前に、クライアントに質問できます。
「思っていた仕事と違った」とならないように、仕事内容をよく確認した上で応募や作業を行ってください。
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クラウドソーシングの報酬が支払われるタイミング
報酬が支払われるタイミングは、「タスク形式」「プロジェクト形式」「コンペ形式」で異なります。それぞれについて見ていきましょう。
「タスク形式」は承認されれば報酬が得られる
タスク形式は、納品後にクライアントが承認すれば報酬が得られます。
単価の低い簡単な作業やアンケートのような「タスク形式」の仕事の場合、非承認になることはほとんどありません。
ただし、クライアントの指示通りに作業を行わないと、非承認になることがまれにあります。
例えば、以下のようなケースは非承認になる可能性が高いです。
- アンケートの解答欄に全て「わからない」と書く
- 口コミにネットからコピーした文章を入力する
きちんと仕事をしたにも関わらず報酬が支払われない場合は、クライアントに問い合わせましょう。
「プロジェクト形式」は検収完了後に報酬が支払われる
プロジェクト形式は、仕事を納品したあと、クライアントの検収が完了し承認されると報酬が得られます。
検収とは、納品物に不備や修正点がないかを確認することです。
修正箇所があった場合は再度作業を行い、完成させて検収が完了すれば報酬が確定します。
また、プロジェクト形式には「固定報酬制」と「時間給制」があり、報酬の確定方法が違います。
固定報酬制は、例えば「10記事20,000円」のようにあらかじめ報酬額が決まっています。10記事が完成したタイミングで納品し、検収が行われると報酬が得られます。
一方、時間給制は「1時間あたり1,000円」のように働いた時間に対して報酬が支払われます。週単位で稼働時間の集計をし、作業内容が承認されたら報酬が確定します。
「コンペ形式」は採用されなければ報酬はなし
コンペ形式は、提案や作品がクライアントに採用された時点で報酬を得ることができます。
複数の人が応募をすると競合となるため、採用されなければ報酬は得られません。
案件によっては、上位者数名に少額の報酬が出たり、稀ですがコンペフィー(参加報酬)が支払われたりすることもあるので、募集要項をしっかりチェックしてください。
クラウドソーシングの報酬の支払い方法
報酬の支払い方法は主に2つあります。
- 登録した銀行口座へ振り込み
- ポイントを現金やギフト券に交換する
それぞれの支払い方法について紹介します。
1.登録した銀行口座へ振り込み
クラウドソーシングの報酬は、事前に登録した銀行口座に振り込まれるのが一般的です。
振り込み方法は、以下の2種類のシステムを取り入れているサイトが大半です。
- サイトが定める締め日までに「振り込み申請」を行う
- 毎月決まった振込日に貯まった報酬が自動的に振り込まれる
振込手数料の相場は100~500円ほどで、ワーカー(仕事の受注者)が負担します。
2.ポイントを現金やギフト券に交換する
アンケートに特化したクラウドソーシングサイトの中には、ポイントを現金やギフト券に交換する支払い方法を採用しているところもあります。
報酬は「1件◯円」ではなく、「1件◯ポイント」のようなポイント制になっています。
好きなタイミングでポイント交換ができますが、ポイントに有効期限があったり、換金後、振り込みまでに時間がかかったりするデメリットもあります。
ポイントの取り扱いについては、クラウドソーシングサイトごとに違うので事前に確認しておきましょう。
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まとめ
クラウドソーシングの登録から報酬を受け取るまでの流れは以下のとおりです。
- パソコン・ネット環境の準備
- クラウドソーシングサイトに登録
- 仕事を探す
- 仕事の受注
- 報酬を得る
- 報酬の振込み
クラウドソーシングには、スキルや経験を活かせるデザインやプログラミングのような本格的な仕事から、初心者でも気軽にできるアンケート・口コミ・データ入力、好きなことや趣味が活かせるライティングなど様々な仕事があります。
副業や在宅ワークをしたい、お小遣いを稼ぎたいという方はぜひ挑戦してみてください。