副業について調べる中で「スキルシェア」「スキルシェアサービス」という言葉を知った人も多いのではないでしょうか。
個人の「スキル」「経験」「趣味」などをシェアして稼ぐスキルシェアは、スキマ時間の有効活用にもなるため副業に向いています。
しかしスキルシェアのプラットフォームであるスキルシェアサービス(シェア事業者)は数多く、「自分のスキルにはどのサービスが適しているのかわからない」という方も多いでしょう。
結論から言いますと、おすすめのスキルシェアサービスは以下の16サービスです。
- Craudia(総合型)
- ランサーズ(総合型)
- ココナラ(総合型)
- ANYTIMES(総合型)
- タイムチケット(総合型)
- タスカジ(家事生活系スキル)
- CaSy(家事生活系スキル)
- キッズライン(家事生活系スキル)
- nutte(縫製スキル)
- aini(体験系)
- SKIMA(イラストデザインスキル)
- OurPhoto(写真撮影スキル)
- ビザスク(ビジネススキル
- ノウハウズ(ビジネススキル)
- ストアカ(レッスン系)
- MENTA(レッスン系)
この記事では「保有スキル別のおすすめスキルシェアサービス」や「スキルシェアサービスで稼ぐコツ」について解説します。
最後まで読んでいただければ、自分にマッチするスキルシェアサービスや、スキルシェアサービスでの稼ぎ方がわかるはずです。
スキルシェアサービスとは
まず「スキルシェアサービスとはなにか」について説明します。
スキルシェアそのものについて知りたい方は参考にしてみてください。
スキルシェアとは「個人のスキルを共有すること」
スキルシェアとは、個人のもつスキルを共有することです。
個人が持っている「スキル・能力」「特技」「趣味」に対して、お金を支払ってでも教えてほしい方もいるためサービスとして成り立っています。
スキルを提供したい人は、インターネット上のマッチングサービス(スキルシェアサービス、シェア事業者)を通じて自分のスキルを他人に教えることで報酬を得ます。
これまでの経験の中で身につけたスキルを空いている時間に教えることでの、副業にも適したサービスといえるでしょう。
なおスキルシェアは「シェアリングエコノミー(個人がもつ資産を共有するサービス)」のひとつです。
スキルシェア以外のシェアリングエコノミーとしては、場所を共有する「民泊」「レンタルスペース」や、モノを共有する「カーシェアリング」などが挙げられます。
民泊やカーシェアリングと聞くと、シェアリングエコノミーが身近に感じられる人も多いのではないでしょうか。
シェアできるスキルは幅広い
スキルシェアサービスでシェアできるスキルは、実に幅広くなっています。
理由としては、「企業・個人の外注ニーズの増加」「コスト削減志向」などが考えられます。
具体的には「写真撮影」「動画編集」「記事作成」「プログラミング」など、さまざまなスキルがスキルシェアサービス上で取引可能。
またスキルシェアサービスの中には特定スキルに特化したサービス(イラスト特化型、ビジネススキル特化型、語学特化型など)もあります。
なおスキルシェアサービスでは、在宅・オンラインで提供できるスキルだけではなく、「家事・育児」「介護」「ペットケア」などオフライン提供も可能です。
他にも「話し相手」「恋愛相談」など、傾聴やアドバイスのスキルをシェアして稼いでいる人もいますね。
例えば「ひたすら人の話を聞いていても苦にならない」「人の話に共感しやすい」など、自分ではスキルとは気づきにくいような能力でも、必要としている人はいます。
「これなら自分にもできる」と思えるスキルを持っているのであれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。
おすすめのスキルシェアサービス16選
おすすめのスキルシェアサービスは以下の16サービスです。
総合型(幅広いスキルを出品可能) |
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特化型(特定スキルに特化) |
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レッスン特化型(講座・レッスンに特化) |
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それぞれのスキルシェアサービスの特徴を紹介します。
幅広い方におすすめのCraudia(クラウディア)
総合型クラウドソーシングサービスであるCraudia(クラウディア)では、「スキル販売機能」を使ってスキルシェアが可能です。
Craudiaのスキル販売機能は、幅広い方にオススメできます。
取引できるスキルは「話し相手」から「IT系」までさまざまで、どんな人でも特技・趣味を活かしやすいからです。
個人だけではなく企業も購入者(クライアント)として利用しているので、継続案件や大型案件につながる可能性があるのもメリット。
またCraudiaはクラウドソーシングサービスなので、「スキルを出品して待つ」だけではなく、クライアントが募集しているプロジェクトやコンペにも応募可能です。
待つだけではなく、積極的に案件を獲得できるのですね。
なおCraudiaではシステム利用料が3~15%と安く設定されているので、手取り収入が多くなるメリットもあります。
Craudiaの「スキル販売機能」の概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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システム利用料 | 3~15% |
アカウント作成や出品作業も簡単なので、手数料を抑えてスキルシェアに挑戦したい方は、Craudiaに登録してみてはいかがでしょうか。
ランサーズも幅広い層におすすめ
Craudiaと同じ総合型クラウドソーシングであるランサーズでも、「パッケージ」という機能を使ってスキルシェアできます。
ランサーズも幅広い方におすすめできます。
Craudiaと同じく、幅広いジャンルのスキルを出品できるからですね。
クラウドソーシングなので「プロジェクト」「コンペ」への応募も可能です。
またランサーズでは「AIを使った悪質行為の自動検出」「不審なユーザーの監視」などの取り組みが充実しており、安心して取引できます。
ランサーズの特徴をまとめました。
取引されている主なスキル |
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システム手数料 | 5~20% |
人気ジャンルのパッケージが特集されることもあるので、自分のスキルが出品できそうか一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
安心して利用できるメジャーなスキルシェアはココナラ
ココナラは「安心して利用できるメジャーなスキルシェアがいい」という人におすすめのサービスです。
国内のスキルシェアサービスとしては老舗(2012年スタート)で、多くの人が利用しているからですね。
ルールやマナーのガイドラインも整備されていて、初めての方でもわかりやすいでしょう。
また実績を積み重ねてハイレベルな仕事ができる出品者「PRO」として認定されると、サイト内での露出が増えるなど、販売のチャンスが広がるのもメリットです。
ココナラの特徴をまとめました。
取引されている主なスキル |
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販売手数料 | 22% |
販売手数料はやや高めですが、人気のあるスキルシェアサービスなので、一度利用を検討してみましょう。
ITやビジネスのスキルがなくてもOKなANYTIMES(エニタイムズ)
「ITやビジネスのスキルはないけれど、スキルシェアしてみたい」という方におすすめなのはANYTIMESです。
「ご近所の助け合い」をコンセプトにしたスキルシェアアプリだからです。
取引ジャンルは幅広いものの、「家事・買い物代行」「家具の組み立て」「引っ越しの手伝い」「コーディネートアドバイス」など生活系のスキルが中心。
そのためITやビジネス系のスキルに自信がない人でも、気軽に挑戦できます。
「シェアリングエコノミー認証マーク」を取得しており、安心して利用できるのもANYTIMESメリットです。
ANYTIMESの概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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システム手数料 | 15% |
「近所で誰かの役に立ちながら、お金も稼ぎたい」「生活系スキルを活かしたい」という方は、ANYTIMESの利用を検討してみてください。
スキマ時間の活用にピッタリなタイムチケット
細切れのスキマ時間を有効活用したい人におすすめなのが「タイムチケット」です。
タイムチケットという名前の通り、時間を30分単位で売買できるからですね。
きっちり時間を決めてスキルシェアできるので、忙しい方でも挑戦しやすいのではないでしょうか。
なおタイムチケットでは「チケット」を発行してスキルを販売するシステムになっていて、チケットにはスキルカテゴリーごとに「最低販売価格」が決められています。
多くのカテゴリーでチケットの最低販売価格は2,500円/30分~と高単価なので、稼ぎやすいのもメリットです。
なお「お手伝い」「単純作業」については、最低料金は500円/30分となっています。
タイムチケットの概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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サービス利用料 | 16.5~27.5% |
サービス利用料が高めなのはデメリットですが、取引できるジャンルは幅広くスキマ時間の活用になるので、興味がある方はぜひ利用を検討してみてください。
家事・育児のスキルを活かすならタスカジ
家事や育児などの生活系スキルを生かしたい人におすすめなのが「タスカジ」です。
ハウスキーピングに特化したスキルシェアサービスだからですね。
ただ家事全般をこなせる必要はなく、「掃除」「料理」「買い物」「洗濯」「整理収納」など、得意な家事を選んで仕事できます。
そのため「掃除や整理整頓は得意だけど、料理は苦手」「買い物くらいならできるかな」という人でも、挑戦しやすいといえるでしょう。
利用登録にあたっては「オンライン面接」や「現場トライアル」が必要です。
タスカジの概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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販売手数料 | 無料 |
サービス提供範囲は首都圏と関西のみです。
サービス提供範囲在住で家事スキルを活かしたい方は、まずオンライン面接を受けてみてはいかがでしょうか。
掃除・料理のスキルを活かせるCaSy(カジ―)
CaSyは掃除や料理のスキルを活かしたい人におすすめのスキルシェアサービスです。
生活系の中でも、料理と掃除の代行に特化したサービスだからですね。
「掃除と料理どちらもできる」という人も、「どちらかしかできない」という人も利用できます。
登録にあたってはガイダンスと「掃除スキルの学習」または「お料理テスト」を受ける必要があり、調理代行希望の場合には調理実務経験が2年以上必要です。
時給換算で1,500円以上可能で交通費も別途支給されるので、しっかり稼ぎたい方にもおすすめ。
準社員スタッフも募集されているので、より安定した環境で働きたい方は「業務委託」ではなく準社員も検討してみましょう。
CaSyの概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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販売手数料 | 無料 |
サービス提供範囲は「首都圏」「近畿(大阪府、兵庫県、京都府)」「愛知」です。
近くで働けそうな人は、ぜひガイダンス受講から始めてみてください。
育児・チャイルドケアのスキルを活かせるキッズライン
育児・チャイルドケアのスキルを活かしたい方におすすめなのがキッズラインです。
キッズラインは、ベビーシッターのスキルシェアサービスだからですね。
「朝夕の送迎だけお願いしたい」「買い物に行きたいので、子どもと留守番していてほしい」など短時間だけの依頼もあるので、スキマ時間の活用もできます。
賠償責任保険に加入できるなど、安心して働けるのもキッズラインの魅力。
なおベビーシッターは子どもの安全に関わり、プロフェッショナルな知識も必要なので、応募にあたっては以下の資格または研修受講が必要となります。
- 保育士(保母資格は不可)
- 看護師
- 准看護師
- 子育て支援員研修(地域保育コース)
- 家庭的保育者等研修
- 全国保育サービス協会(ACSA)認定ベビーシッター
- 全国保育サービス協会(ACSA)ベビーシッター養成研修+現任研修
- 全国保育サービス協会(ACSA)居宅訪問型基礎研修
また登録にあたっては、キッズラインが主催する説明会や研修に参加し、テストに合格する必要もあります。
キッズラインの概要をまとめました。
取引されている主なスキル | 育児 |
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販売手数料 | 無料 |
なお2022年8月現在、男性の登録は停止中です。
全国で登録可能なので、応募資格があり「保育士としての勤務経験や子育て経験を活かしたい」という女性は、ぜひ説明会への参加を検討してみてください。
縫製スキルを活かせるnutte(ヌッテ)
縫製スキルを活かせるスキルシェアサービスがnutteです。
縫製特化型のクラウドソーシングで、「洋服のオーダーメイドやリメイクを頼みたい人」と「縫製スキル所有者」をつないでくれるからですね。
nutteでは「スキルを出品して待つ」というかたちではなく、依頼者が出した依頼内容に応募するかたちで受注します。
なおnutteに登録するには「縫製テスト」を受ける必要があります。
nutteの概要をまとめました。
取引されている主なスキル | 縫製 |
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販売手数料 | 20% |
縫製スキルを活かしたい人は、まずテストを受けてみましょう。
体験・アクティビティをシェアするaini(アイニー)
ainiは「自分が好きな体験・アクティビティをシェアして稼ぎたい」という人におすすめです。
「料理」「自然・農業体験」「観光」などの体験を提供するためのプラットフォームだからですね。
体験を開催したい人は「ホスト」として登録し、体験の「場所」「日時」「参加費用」を自由に設定して参加者を募ります。
とくに「子ども向けの体験学習」などが人気のようですね。
体験はオフラインでもオンラインでも提供できます。
怪我や事故が起きたときの補償制度があるので、安心して利用できるのもainiのメリットです。
ainiの概要をまとめました。
ainiの概要をまとめました。 |
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手数料 | 18% |
「農地を所有しており、農業体験を提供できる」「大好きな土地を紹介したい」「地元の郷土料理をみんなに味わってほしい」といった方は、一度ainiを覗いてみてはいかがでしょうか。
イラスト・デザインのスキルを活かせるSKIMA(スキマ)
イラストやデザインのスキルをもっている方におすすめなのは、SKIMAです。
「ロゴ」「イラスト」「モデリング」など、デザイン・イラストに強いスキルシェアサービスだからです。
「小説・シナリオ作成」や「占い」の取引もできるのですが、圧倒的にイラスト・デザイン関連のスキル出品が多くなっています。
またSKIMAにはイラストを探している人が多く訪問するので、受注につなげやすいメリットがあります。
SKIMAの概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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販売手数料 | 11~22% |
価格や納期は自分で決められて融通がきくので、イラストスキルがある方はぜひ登録してみましょう。
写真撮影スキルを活かすならOurPhoto(アワーフォト)
カメラマンや写真撮影スキルをもつ方にオススメなのは、OurPhotoです。
「出張型の写真撮影」を受注できるスキルシェアサービスだからですね。
「1枠50分で30枚納品」という条件はありますが、「撮影日時」「出張エリア」「価格」は自由に決められます。
また設定した料金の他に「おひねり」というチップに似た機能があり、購入者が感動するほどのハイクオリティな写真を納品できれば、おひねりで報酬が増えます。
頑張りによって報酬が増えるので、モチベーションにもつながるでしょう。
さらに土日は報酬額がアップするので、平日に仕事しながら土日の空いている時間を活用したい人にもおすすめです。
OurPhotoの概要をまとめました。
取引されている主なスキル | 写真撮影 |
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サービス手数料 | 35% |
なお登録には中級機以上のデジタル一眼レフが必要です。
趣味のカメラを生かして副業したい人は、ぜひOurPhotoを利用してみてください。
「サイトやSNSでは思ったように集客できない」というフリーカメラマンにも、集客ツールとしておすすめです。
ビジネススキルに自身があるならビザスク
特定業界でのビジネススキルに自信がある方には、ビザスクをおすすめします。
ビジネスに関するスポットコンサルを仲介するスキルシェアサービスだからです。
具体的にはビザスクのアドバイザーとして登録し、依頼者から寄せられた相談に対し、「電話」「対面」「オンライン会議システム」などでアドバイスします。
「法人設立」「海外進出」「労務管理」「知財管理」「高度専門職としての職務経験」など、さまざまなビジネス経験が活かせますよ。
ビザスクの概要をまとめました。
取引されている主なスキル | コンサルティング |
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利用手数料 | 30% |
1時間からのスポットコンサルで単価も高いため、ビジネススキルと空き時間を活かしたい方はぜひ登録を検討してください。
対面以外でビジネススキルをシェアするならノウハウズ
なにかしら自信を持っているビジネススキルはあるけれど、対面でのコンサルが難しい方もいるのではないでしょうか。
直接会うための時間・場所などが取れなかったりするからです。
オンラインでのビジネスコンサルを考えている方に、ノウハウズはおすすめといえるでしょう。
サービス内にある「知識を買う/売る」機能なら、ビジネスについてまとめた「資料」を売れるからです。
例えば「事業譲渡のフロー」「業務マニュアル」「補助金申請書類のサンプル」「株主総会のシナリオ」などが取引されています。
知識の販売額は1,000~50,000円の間で自由に設定できます。
取引されている主なスキル |
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基本手数料 | 30% |
経営層経験者や士業の方は、一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。
定期開催講座で安定収入を得るならストアカ
ストアカは「スキルを教えたい先生」と「学びたい生徒」の橋渡しをするプラットフォームです。
とくに「自分の講座を定期開催して、安定収入を得たい」と考えている方には、ストアカがおすすめ。
ストアカの「月額サービス」なら、「月額制コミュニティ」「月謝制スクール」などのかたちで継続的にサービスを提供できるからです。
もちろん単発の講座開催もできますよ。
またストアカでは複数人に向けた講座を開催できるので、ひとつの講座に多くの生徒が集まれば効率よく稼げます。
「補償制度」「生徒管理機能」などサポートも充実しているので、安心して使えるスキルシェアサービスといえるでしょう。
ストアカの概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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販売手数料 | 10~30% |
オンライン開催も可能なので、「自宅で教室を開催しているが、遠方の生徒さんにも教えたい」という方にもおすすめです。
IT系の知識を教えられるならMENTA(メンタ)
「IT系の知識があり、人に教えるのが得意」という方には、MENTAがおすすめです。
プログラミングやWEBデザインを学びたい人がたくさん集まっているからですね。
レッスン内容は「月額制の講座開催」「オンライン会議システムでの質問対応」「コードレビューのみ」など自由に設定できます。
講座を開催する時間がない人でも、コードレビューだけならスキマ時間でもできるかもしれません。
自分のアドバイスで学習者が困りごとを解決したり成長したりするのを見ると、やりがいを感じられるでしょう。
MENTAの概要をまとめました。
取引されている主なスキル |
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メンター手数料 | 22% |
プログラミング・WEBデザイン関連のスキル取引が活発なものの、マーケターやクリエイターのスキルも教えられます。
IT・WEB関連のスキルをもっているひとは、MENTAの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
スキルシェアサービスで稼げる金額の目安
スキルシェアサービスで稼げる金額は「スキルの内容やレベル」や「スキルシェアにかける時間」によって異なります。
スキルの内容が高度なら報酬単価はあがりますし、単純作業で単価が安くても稼働時間が多ければ収入は増えますね。
この章では人気のあるジャンル別に、稼げる金額の目安を紹介します。
生活系で稼げるのは1時間あたり1,200~1,500円
「料理」「掃除」などの家事系スキルシェアで稼げる金額の目安は、1時間あたり1,200~1,500円程度と考えておきましょう。
幅があるのは、利用するスキルシェアサービスや提供できるスキルによって収入が変わるからです。
利用者からの評価が高ければ、1時間あたりの報酬が2,000円程度までアップするケースもあります。
なお月単位でどの程度稼げるかは、稼働できる時間により異なります。
たとえば週5日稼働するなら、月収20万円以上も可能です。
生活系スキルシェアは共働き世帯などからのニーズが高いので、これから始めるなら狙い目といえるでしょう。
イラスト制作で稼げるのは1枚あたり5,000~20,000円
イラスト制作のスキルシェアで稼げるのは、イラスト1枚あたり5,000~20,000円程度と考えておきましょう。
金額にかなり幅があるのは「キャラクターをイチからつくるか」や「上半身だけか全身か」など、依頼内容により相場が異なるからです。
例えばSKIMAの場合、胸上イラストだと2,000円程度から販売している方が多くなっています。
イラスト作成にかかる時間や労力に応じ、「一枚絵」「複雑な構図のイラスト」などには追加料金を設定するといいでしょう。
月にどれくらい稼げるかは、イラストの単価や納品できる数により異なります。
副業として稼ぐなら、月3枚納品で15,000~60,000円程度でしょう。
なお実績が多く人気のあるイラストレーターなら、相場より高い金額でもイラストは売れるはずです。
興味がある方は、ぜひ「Craudia」「ココナラ」「SKIMA」など、イラスト販売可能なスキルシェアサービスを利用してみましょう。
スキルシェアサービスで稼ぐためのコツ
スキルシェアサービスで稼ぐ主なコツは以下のとおりです。
- 取引が活発なスキルシェアサービスを選ぶ
- 実績をつくる
- プロフィールを丁寧に書く
- わかりやすいメニューをつくる
- コミュニケーションで安心感を与える
- 継続案件を獲得する
上記理由について順に説明します。
取引が活発なスキルシェアサービスを選ぶ
まずスキルシェアサービスを選ぶ際に、取引が活発なプラットフォームを選びましょう。
利用者の数に比例して、自分のスキルを求めている人が見つかる確率も高まるからです。
反対に閑散としているスキルシェアサービスでは、スキルを出品しても見てくれる人が少なく、なかなか買い手が見つからないと考えられます。
具体的には「老舗のスキルシェアサービス」や「総合型クラウドソーシングのスキルシェア機能」がおすすめです。
出品数やユーザー数を比較してみましょう。
ただ出品したいスキルがニッチな場合、規模は小さくてもスキルに特化したスキルシェアサービスのほうが売れやすいかもしれません。
使えそうなスキルシェアサービスが複数ある場合、最初はいくつかのサービスに登録してみて、「売れやすさ」「使いやすさ」で徐々に絞り込んでいくのがいいでしょう。
実績をつくる
実績をつくるのも、スキルシェアサービスで稼ぐコツです。
購入者は出品者の「過去の評価」「実績・作品」をチェックして、誰からスキルを購入するか決めるからですね。
そのためスキルシェアサービスに登録したら、まず実績を積みましょう。
スキルに自信がなくてなかなか実績が積み上がらない場合は、「出品金額をサービス内の最安値にして、購入を増やす」などの方法があります。
単価は下がりますが、なかなか購入してもらえないなら「まず実績をつくるため」と割り切って試してみてはいかがでしょうか。
なお利用するスキルシェアサービスが分散していると、スキルが売れても実績が貯まりにくくなります。
そのため最初は複数のスキルシェアサービスに登録して試していく中で、「一番稼げそうなのがどこか」がわかった時点で、メインで利用するサービスを絞り込むのがおすすめです。
プロフィールを丁寧に書く
自身のプロフィールを丁寧に書くのも、スキルシェアサービスで稼ぐためのコツです。
申込時の判断材料として、購入者の多くは出品者のプロフィールをチェックするからです。
購入者に「この人なら安心だな」「よい成果物を納品してもらえそう」と思ってもらえるようなプロフィールを用意する必要があります。
また同じスキルシェアサービスに登録しているライバルたちと差別化する必要もあります。
具体的にはプロフィールには以下のような内容を盛り込んでいきましょう。
- スキルレベル
- 実績作品
- 職歴
- 自分が提供できるメリット(差別化ポイント)
スキルシェアサービス以外でも経験を積んでいるなら、「企業にてプログラミング経験があります」などとプロフィールに書いておきましょう。
具体例を知りたい方は、スキルシェアサービス内の人気出品者がどんなプロフィールを公開しているのか、参考にさせてもらうのもおすすめです。
たとえば「クラウディアのスキル一覧ページ」などを参考にしてみてください。
わかりやすいメニューを作成する
わかりやすいメニューを作るのもスキルシェアサービスで稼ぐための重要なポイントです。
メニューの内容に不足・疑問点があると、購入者が躊躇してしまうからです。
例えばイラスト系なら、あらかじめ以下のような情報が明示されていれば購入へのハードルが下がるのではないでしょうか。
- 作業範囲(胸上、全身、パーツ、背景など)
- 得意なテイスト
- これまでの購入者の属性や用途(店舗、企業、個人など)
- ラフ提案や修正は何回までできるのか
- 納期はいつか
- ファイル形式
- 著作権の扱い
- 使用用途
- 購入者によるラフイメージ提出有無
- 制作にあたり意識していること(差別ポイント)
購入者がどのような疑問点や不安を抱きやすいか、想像してメニューを書いてみてください。
書き方がわからない場合は、「スキル一覧ページ」から他の登録者のメニューを確認してみるのもいいでしょう。
取引相手が安心感を得られるコミュニケーションを心がける
取引相手が安心感を得ることができるコミュニケーションを行うのも、スキルシェアサービスで稼ぐためのコツといえるでしょう。
丁寧なメッセージのやりとりは、「購入」「よい評価」「リピート購入」につながるからです。
例えば同じスキルレベルの出品者がいたら、「メッセージの返信が遅くて無愛想な人」よりも「レスポンスが早くて文面も丁寧な人」を選びたくなるのではないでしょうか。
スキルシェアサービスでは顔の見えないやりとりになることも多いので、レスポンスの速さや丁寧さが相手の心を大きく左右すると考えられます。
購入前の相談・質問に素早く回答することで、購入の決め手になる可能性も。
またすでに購入した人、これから購入を考えている人とお互いの意図のズレを防ぐためにも、購入前や作業開始前にはマメにコミュニケーションをとっておきましょう。
「思っていた納品物とイメージが違う」「思っていた作業範囲と違う」といったミスマッチを防ぐためにも必要です。
相手からの疑問・質問に素早く対応するため、アプリのメッセージ通知やメール通知はONにしておきましょう。
継続案件を獲得する
スキルシェアサービスで稼ぎ続けたいと考えるのであれば、継続案件を獲得する必要があります。
単発の案件ばかりでは、安定した収入源にならないからです。
ただ購入者が個人の場合には予算が少ないため、継続案件でも大きな稼ぎを得るのは難しいでしょう。
一方で企業・法人から継続的に指名で仕事をもらえるようになると、安定して多く稼げるようになります。
「たくさん稼ぎたい」「将来的にはフリーランスとして独立したい」と考えているなら、企業からの継続案件獲得を目指すべきです。
SNSを活用するなど、企業の目にとまる努力をしてみましょう。
スキルシェアサービスを利用するメリット
スキルシェアサービスを活用する主なメリットは以下のとおりです。
- 時間を有効活用できる
- 得意なことで稼げる
- 初期投資がほぼ不要
- 自分で価格設定できる
上記理由について順番に解説します。
時間を有効活用できる
スキルシェアサービスのメリットは、時間を有効活用できることです。
平日のスキマ時間や週末にできる作業内容も多いからです。
例えばTIME TICKETなら30分単位で売買できるので、まさに空き時間の活用にピッタリといえるでしょう。
ほかのスキルシェアサービスでも、「決められた納期までならいつ作業してもいい」という働き方にしておけば、空き時間に作業できます。
「休日に無駄な時間が多いな」「スキマ時間も有意義に過ごしたいな」と感じているのであれば、スキルシェアサービスに挑戦してみてはいかがでしょうか。
得意なことを活かして稼げる
得意なことを活かして稼げるのも、スキルシェアサービスのメリットといえるでしょう。
自分に向いていなくて苦しいことを仕事にするよりも、得意なことを仕事にしたほうが楽しいと思う方も多いのではないでしょうか。
また「自分のスキルが認められた」「誰かの役に立った」を実感できることで、仕事のやりがいにもつながります。
続けていく中で「得意分野をもっと伸ばしたい」「関連するジャンルにも挑戦してみようかな」といったモチベーションが湧いてくるかもしれません。
「得意なことを生かして稼ぎたい」「本業では得意なことがあまり生かせていない」という人には、スキルシェアサービスの利用をおすすめします。
初期投資がほぼ不要
利用開始にあたって初期費用がほとんどかからないのも、スキルシェアサービスのメリットです。
スキルシェアサービスのほとんどはスキルが売れた場合に手数料を払うだけで、登録費用や出品手数料などは不要です。
店舗なども不要なので、大掛かりな準備なしで始められます。
そのため「パソコンひとつで提供できるスキル」であれば、初期費用はほとんどかかりません。
「副業に興味はあるけれど、コストはかけたくない」という人には最適だといえるでしょう。
自分で価格設定できる
自分のスキルに自分で価格設定できるのも、スキルシェアサービスのメリットです。
ほとんどのスキルシェアサービスは、「提供するスキルの価格」を自分で決められるからですね。
労力や時間に応じた料金にすれば「働き損」になる心配はありません。
ただ「相場」はありますので、あまりに高い料金に設定してしまうと、スキルを購入してもらえない可能性があるので注意してください。
スキルシェアサービスを利用するデメリット
スキルシェアサービスにはデメリットもあります。
- 販売手数料が発生する
- 新規登録者はスキルを売りにくい
- トラブル時に自分で対処する必要がある
- 就業規定違反になる可能性がある
上記理由について順番に紹介します。
販売手数料が発生する
スキルシェアサービスを利用するデメリットのひとつは、販売手数料が発生することです。
手数料が発生すると、得た報酬が目減りしてしまうからですね。
販売手数料はスキルシェアサービスによって異なり、相場は15~20%程度です。
同じスキルシェアサービスの中でも、「出品者のランク」「報酬金額」などにより、手数料率が変わることもあります。
例えば手数料が20%の場合、10,000円で販売しても手元に残るのは8,000円になってしまいます。
そのため「思ったより稼げない」「手数料が高い」と感じる人も。
ただスキルシェアサービスを利用すると、SNSなどを使って自力で購入者を見つけるよりも、効率的に販売が可能です。
「販売手数料は効率的にスキルを販売するための経費」と考えてはいかがでしょうか。
新規登録者はスキルを売りにくい
「新規登録者はスキルを売りにくい」のも、スキルシェアサービスのデメリットです。
スキルシェアサービスでは、すでにサービス内で実績がある出品者に人気が集まりやすいからですね。
新規登録者はなかなか購入先候補に入れてもらえません。
そのためスキルを出品してみたものの、期待していたほど販売できずに諦めてしまう人もいるでしょう。
新規参入するなら「実績をわかりやすく見せる」など、購入者の不安を取り除いてスキルを買ってもらいやすくする工夫が必要です。
トラブル時に自分で対処する必要がある
トラブル時に自分で対処する必要があるのも、スキルシェアのデメリットです。
スキルシェアサービス(プラットフォーム)は、企業・個人間の取引を橋渡ししているだけだからですね。
各スキルシェアサービスでは、トラブル防止のために以下の対策をしています。
- 本人確認システムの導入
- 購入者が料金を先払い(仮払い)する
- 運営による取引内容チェック
しかしそれでも「取引完了前に購入者と連絡が取れなくなる」「無理な依頼をされる」などのトラブルは起こりえます。
スキルシェアでは取引トラブルの可能性があることと、「スキルシェアサービスに相談する」「購入者と交渉する」などの対応を自分で行う必要があることは認識しておきましょう。
そのためサービスを選ぶ際には、「シェアリングエコノミー認証マーク」の取得など、事業者の安心・安全への取り組みをチェックしておくのがオススメ。
「体験系」「家事・育児系」などオフライン型のスキルシェアであれば、万一の事故などに備えられる「補償制度」の有無も調べておきましょう。
就業規定違反になる可能性がある
副業としてスキルシェアに取り組む場合、就業規定違反になる可能性があります。
副業を禁止している企業もまだまだ多いからです。
禁止ではないものの、副業開始前に事前手続きが必要な会社もあるでしょう。
勝手に副業を始めて就業規定に違反してしまうと、社内で処分の対象になる可能性も考えられます。
スキルシェアサービスをはじめとした副業を始める前には、勤務先の就業規定をしっかりチェックしましょう。
月間登録1,000人以上(※1)!日本最大級のクラウドソーシング
https://www.craudia.com/
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まとめ
スキルシェアのメリットは「IT」「デザイン」「家事」「話し相手」「レッスン」など、自分の好きなことやスキルを生かして稼げること。
スキマ時間でできるスキルシェアも多いので、社会人の副業としてもおすすめです。
少しでも興味のある方は、まず総合系のスキルシェアで「販売できるスキルのカテゴリ」をチェックし、自分にできそうなことを探してみましょう。
「これなら自分の得意なことを活かせそうだな」と思えるものがあれば、総合系または特化型のスキルシェアに登録し、スキルを出品してみてください。
利用するスキルシェアは「シェアしたいスキルの取引が活発か」「安心して利用できるか」で選ぶのがおすすめ。
まずは老舗サービスや総合系クラウドソーシングを中心に検討してみましょう。
クラウドソーシングなら「スキルを出品して待つ」だけではなく、募集されている案件に応募もでき、案件獲得方法の幅が広がります。
最初はいくつかのスキルシェアサービスに登録し、稼ぎやすいサービスを見つけるといいでしょう。
この記事が「スキルシェアをしてみたいな」という方の後押しになれば幸いです。