在宅ワークのデータ入力はどんな仕事?

小さいお子さんがいる主婦や、副業を考えている方とって、自宅で仕事ができる在宅ワークは、魅力的ですよね。

なかでも、特別な知識やスキルが必要なく、キーボードさえ打てれば誰でも簡単にできるデータ入力は人気が高く、初心者にもおすすめです。

今回は、そんな在宅ワークのデータ入力の仕事を詳しく紹介していきます。

在宅ワークのデータ入力の仕事内容

データ入力は、その名の通りパソコンを使ってデータを入力する仕事です。

仕事内容は、数値や文字を入力するだけのものから、入力した数値の集計も行うもの、簿記のスキルが必要な経理の月次仕分け業務まで、種類もレベルもさまざまです。

【データ入力の仕事例】

  • 名刺に書かれている住所や名前をエクセルに入力する
  • 選択式のアンケート結果をデータ化する
  • 請求書の数値を入力して集計する
  • 指定した情報をネットで検索しながら入力する
  • ネットショップへ商品情報の登録をする

アンケートや口コミの仕事と違い、スマホからできるデータ入力の仕事はほとんどありません。パソコンを持っていることは必須条件となります。

在宅ワークのデータ入力初心者におすすめの仕事3選

では、データ入力が初めての方でもできるおすすめの仕事を3つ紹介します。

手書きや印字された情報の入力

初心者におすすめなのは、手書きや印字された情報をフォーマットに従ってパソコンに入力する仕事です。

文字や数字を入力するだけの簡単な作業なので、キーボードさえ打てれば誰でもでき、単純作業が好きな方にピッタリの仕事です。

具体的には、以下のような案件があります。

  • 名刺の画像写真を見ながら、住所・名前・電話番号を入力する
  • 商品画像を見ながら、商品名・ショップ名・金額を入力する
  • レシートの画像を見ながら、日時・品目・金額を入力する

アンケート結果の集計

企業が行った市場調査や感想などのアンケート結果を集計する仕事です。

さまざまなアンケートの調査結果が見られるので、楽しみながら作業ができます。

単純作業が好きな方は、選択式の回答結果を入力して集計する仕事がおすすめです。

文字入力が好きな方やタイピングは早い方は、手書きの回答をフォーマットに入力する仕事がおすすめですね。

リスト作成

リスト作成とは、クライアントが指定したジャンルの企業やお店、著名人などの情報をリストアップする仕事です。

普段からネット検索に慣れている方であれば難しくありませんし、ジャンルによっては楽しみながら作業できるので、単調な入力作業では飽きてしまう方にもおすすめです。

具体的には、以下のような仕事があります。

  • クライアントが指定した有名人のブログ・SNSのデータを集めてリストに入力する
  • 弁護士事務所の名称と住所を集めてリストを作成する
  • ◯◯県◯◯市でスポーツ観戦ができる飲食店のリストを作成する

在宅ワークのデータ入力に必要なのは基本的なパソコンスキルだけ

在宅ワークでデータ入力の仕事を始める際に必要なのは、基本的なパソコンスキルだけです。

データ入力は、決まったフォーマットに文字や数字を入れ込むだけなので、パソコンの高度な機能を使いこなせる必要はないからです。

以下のような基本的なパソコンスキルがあれば、仕事はたくさん見つかります。

  • ブラインドタッチができる
  • エクセルやワードの基本操作ができる
  • コピー&ペーストができる
  • 検索ができる

ブラインドタッチができる

データ入力の仕事をするなら、ブラインドタッチができた方が良いです。

たくさんの文字や数字を入力するため、手元を確認しながら一文字一文字入力していたのでは時間がかかり、稼ぐことができないからです。

無料でキータッチの練習ができるサイトがたくさんあるので、タイピングスピードに自信がない方は練習しておくと良いですね。

タイピングの練習方法を「パソコンのデータ入力作業をスピードアップするためのタイピング練習方法」の記事にてまとめてあるので、ご興味がある方は参考にしてみてください。

エクセルやワードの基本操作ができる

データ入力では、エクセルやワードに入力するケースも多いため、基本操作はできるようにしておきましょう。

純粋なデータ入力の仕事であれば、数字や文字の入力、削除、保存といった基本が分かっていれば十分です。

ただし、SUM関数を使って合計や平均が出せるようになれば、集計を含むデータ入力や請求書入力などの仕事も受けられるため、仕事の幅は広がります。

単純な入力の仕事に慣れたら、SUM関数も使えるように練習すると良いでしょう。

コピー&ペーストができる

データ入力の仕事をするなら、コピー&ペーストはできるようにしておきましょう。

※コピー&ペーストとは:他の文章をコピーして、別の場所に貼りつけること(通称:コピペ)

データ入力には、コピペをする仕事やコピペができた方が作業がスピーディーに進むものも少なくないからです。

例えば、サイトを検索して特定の企業情報リストアップする場合、住所やメールアドレスを一つずつ入力していたのでは時間がかかり、入力ミスが起こる可能性もあります。

コピペなら、作業が短時間で行え入力ミスもありません。

YahooやGoogleで上手く検索ができる

データ入力には、「サイトから自分自身で情報を集めてリストアップする」仕事も多いため、YahooやGoogleで上手く検索ができることも重要です。

検索なんて誰でもできると思いがちですが、そんなことはありません。

例えば「◯◯県でスポーツ観戦ができる飲食店リスト作成」といった仕事の場合、検索の仕方で得られる情報量が変わってきます。

検索方法を工夫して、必要な情報をきちんと取得できるようになることも大切です。

在宅ワークのデータ入力で働くメリット

では、在宅ワークのデータ入力にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

タイピングスピードが上がるにつれ稼げるようになる

タイピングは慣れなので、毎日データ入力をしていれば、慣れと共にスピードがだんだん速くなることから、効率よく稼げるようになります。

最初は500件入力するのに5時間かかっていた人が2時間半で入力できるようになることで、半分の時間で稼げるようになったり、さらに500件の仕事ができるようになったりするからですね。

入力スピードを上げるには、ブラインドタッチが有効です。

今まで自己流のキータッチで打っていた人は、データ入力の仕事をきっかけに正しい位置でブラインドタッチができるように練習してみましょう。

未経験OKの仕事が多く誰でもできる

データ入力の仕事のほとんどは「未経験可」で、誰でもすぐに始められます。

決まったフォーマットに必要な情報を入力するだけなので、特別なスキルや知識・経験が必要ないためですね。

会社に勤務したことがない方や、事務経験のない方でもできます。

初心者の方は、最も簡単な入力のみの仕事から始め、慣れてきたら集計が伴うデータ入力などに挑戦していくと良いでしょう。

さらに慣れたら、データ入力以外のパソコンを使用する在宅ワークにも挑戦してみましょう。

人間関係に悩むことがない

在宅ワーク全般に言えることですが、人間関係に悩むことがありません。

特に、データ入力は難しい仕事ではないので、クライアントと何回もやり取りすることもありません。

また、そのやり取りもパソコンで行い、直接会うことはないため、クライアントと気が合わないと悩むこともないでしょう。

在宅ワークのデータ入力で働くデメリット

次に、デメリットを見ていきましょう。

仕事単価が低くたくさん働かないと稼げない

全体的に単価の安い仕事が多く、量をこなさないと稼げません。

データ入力はスキルいらずで誰にでもできる仕事なので、報酬が安くてもやりたい人が多いためです。

例えば、名刺入力の案件は1枚5~10円が相場です。

会社名・役職名・名前・住所・メールアドレスを入力する場合、1枚につき3分かかるとすると、1時間で入力できるのは20枚。

つまり、時給に換算すると100~200円ということになります。

稼ぐためには、ブラインドタッチを身につけスピーディーに入力できることが必須となります。

単純作業なので飽きる

データ入力の仕事はひたすら文字や数字を入力する単純作業なので、人によっては飽きてしまうかもしれません。

コツコツする仕事が好きだと思って始めても、あまりにも単調すぎて自分には向かないと感じる人もいます。

一度受けた仕事を途中で投げ出すことはできないので、初めから1,000~2,000件のような大量案件を引き受けることはおすすめしません。

100件程度の少なめ案件から始め、向き不向きを判断しましょう。

目・肩・手に疲労がたまる

データ入力の仕事をしていると、目や肩、手などに疲労がたまります。

長時間にわたり、小さい文字データを凝視したり、同じ体勢で入力したりするためです。

また、データ入力は絶えずマウスやキーボードを動かすため、指や手首の酷使による「パソコン腱鞘炎」になることもあります。

時々遠くの景色を見たり、ストレッチをしたりして、休憩を取るようにしましょう。

手の負担を軽減するハンドレストや、目の疲労を改善するアイマスクなどのグッズを活用するのもおすすめです。

在宅ワークのデータ入力で得られる収入

一口にデータ入力と言っても、「仕事の単価」「入力スピード」「1日の稼働時間」「週や月の稼働日数」によって、収入は全く異なります。

例えば、1枚10円の名刺入力を1枚につき3分で行った場合、1日7時間、月25日働くと月収は35,000円となります。

上記を1枚2分で入力できれば52,500円、逆に1枚4分かかると26,250円です。

同じ時間、同じ日数働いても、入力スピードの早い人と遅い人では収入に倍の差が出ます。

そのため、高収入を狙うなら、単価の高い仕事を選ぶだけでなく、タイピングスピードを上げることが重要です。

在宅ワークのデータ入力求人の探し方

在宅ワークのデータ入力の仕事をしたい場合、以下の2つの方法で仕事が探せます。

クラウドソーシングサイトを利用する

一番仕事が見つかりやすいのは、クラウドソーシングサイトです。

クラウドソーシングとは、インターネットを介して不特定多数の人に業務委託をする雇用形態のこと。

仕事を依頼したいクライアント(発注者)と仕事をしたいワーカー(受注者)を仲介するサービスを行っているのが「クラウドソーシングサイト」です。

クラウドソーシングサイトには、データ入力の仕事募集が多く、また報酬の支払いや受け取りも仲介してくれるので、初めてデータ入力の仕事をする方でも安心です。

クラウドソーシングサイトは70~80サイトほどありますが、案件数が多い大手サイトへの登録がおすすめです。

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アルバイト求人サイトやネット検索で探す

データ入力の仕事は、アルバイトの求人サイトや求人情報誌、インターネット検索でも見つけられます。

アルバイトサイトというと、接客業やイベントスタッフ、工場内作業などを思い浮かべるかもしれませんが、在宅でできるデータ入力の仕事も扱っています。

また、インターネットで「在宅ワーク データ入力」と検索すると多くの候補が出てきます。

ただし、登録料や利用料がかかったり、教材を購入させられたりするサイトは詐欺の可能性があるので利用しないようにしましょう。

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まとめ

簡単で初心者歓迎の仕事が多いデータ入力は、在宅ワークのなかでも人気です。

ただし、単価は低めなので、まとまった収入を得るためには「タイピングスピードをあげること」と「案件数をこなすこと」がポイントになってきます。

さらに高収入を得たいのであれば、在宅でデータ入力の経験を積んでから、時給制のパート・アルバイト・派遣などにシフトするのもありです。

まずは、クラウドソーシングサイトで入力件数の少ない簡単な案件から始めるのがおすすめですよ。

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