パソコンでできる在宅ワークの種類とメリット・デメリット

在宅ワークと言えば、手作業で行う内職のイメージがある人もいるかと思いますが、最近はインターネットが普及したことで、パソコンを使った在宅ワークがメインとなっています。

では一体、パソコンを使った在宅ワークにはどんな仕事があるのでしょうか。

パソコンがあればできる在宅ワークの種類と、メリットやデメリットについて紹介します。

パソコンがあればできる在宅ワークの種類

パソコンでできる主な在宅ワークは以下のとおりです。

  • データ入力
  • Webライティング
  • 在宅秘書
  • デザイン
  • アフィリエイト
  • ネットショップ
  • プログラミング

それぞれの在宅ワークの内容を詳しく見てみましょう。

データ入力

データ入力とは、依頼された内容に従い、パソコンを使ってデータの入力をする仕事です。

在宅ワークの中でも案件数が多く、パソコンのタイピングさえできれば始められるので、初心者におすすめです。

具体的には、以下のような仕事を行います。

  • 元になる情報やデータをワードやエクセルに入力する
  • 録音された音声データを文字にする(テープ起こしや文字起こしと呼ばれることも)
  • 検索結果や写真などをコピー&ペーストで指定箇所に貼り付ける文字以外のデータ入力

1件1,000円、1文字0.5円といった成果報酬制がほとんどです。在宅ワークのデータ入力に関する詳しい情報は「在宅ワークのデータ入力はどんな仕事?」の記事内でも説明しています。

※参考⇒ データ入力・タイピングの仕事一覧を確認する

Webライティング

Webライティングとは、インターネット上に掲載する記事を書く仕事です。

記事内容は、

  • 体験記事
  • コラム記事
  • ネットショップの商品説明文
  • メールマガジン
  • インスタグラムの記事

など幅広いジャンルがあるため、興味や馴染みのある分野から始めたり、これまでの経験や専門知識を活かしたりすることもできます。

また、文字数も400文字前後~5,000文字以上の案件までさまざま。自分のレベルに合わせて仕事が選べます。

報酬は一般的に文字数に比例することから、1記事数百円~5千円以上までピンキリです。

Webライティングについての詳しい説明は「クラウドソーシングのWEBライターはどれぐらい稼げる?ライティングの仕事で稼ぐコツや注意点を紹介」の記事でもご紹介しています。

※参考⇒ 記事・Webコンテンツ制作の仕事一覧を確認する

在宅秘書

在宅秘書とは、自宅で秘書業務を行う仕事です。

社長や上司について秘書業務を行うのが一般的ですが、最近はインターネットの普及のおかげでパソコンがあれば在宅で秘書業務ができるようになりました。

仕事内容は、

  • メールや電話対応
  • スケジュール管理
  • オンラインミーティング
  • 経費の計算
  • チャットによる顧客対応
  • 文書の作成

などのパソコンを使った仕事がメインとなります。

ワードやエクセルといった基本的なパソコンスキルはもちろんのこと、仕事内容によっては英語や翻訳のスキルが求められることもあります。

報酬は時給制で、900円~1200円が相場です。

※参考⇒ 在宅秘書とはどんな仕事内容?在宅秘書の必要スキルや求人募集の探し方

デザイン

在宅デザイナーには、以下のような仕事があります。

  • ウェブデザイナー
  • グラフィックデザイナー
  • CGデザイナー

企業のロゴやホームページに使用するイラスト、ポスターなどを作成する単発の仕事もあれば、プロジェクト単位で中長期的に行う仕事もあります。

スキルと自宅のパソコン環境があれば、在宅でもデザインの仕事をすることができます。

在宅ワークでデザインに関する仕事をする場合の注意点などは「在宅ワークでデザイナーの仕事はできる?在宅でできるデザインの仕事内容や仕事の探し方」の記事でまとめてご紹介しています。

※参考⇒ デザイン制作の仕事一覧を確認する

アフィリエイト

アフィリエイトとは、自身が運営するブログで広告収入を得る稼ぎ方です。

ブログで紹介した商品がクリックまたは購入されると報酬が発生します。

パソコンがあれば誰でも簡単に始められますが、生計を立てるほど稼ぐには、高度なブログ運営の知識が必要となります。

※参考⇒ ブログで一番稼げる方法とは?ブログ収入を得られる5つの在宅ワークそれぞれのメリット・デメリット

ネットショップ

ネットショップの仕事には、

  • 受注対応
  • カスタマーサポート
  • 梱包や発送
  • 商品ページの編集
  • 画像の投稿

といったネットショップ運営の代行や補助の仕事があります。

単純作業なので、パソコン初心者や在宅ワーク未経験者にも取り組みやすい仕事です。

ネットショップ運営の代行や補助の仕事以外にも、自身でネットショップを開業する方法もあります。

最近は、無料で利用できるネットショップ作成ツールも充実しているため、初心者でもネットショップの開業がしやすくなっています。

プログラミング

プログラミングとは、Webサイトのシステムをプログラミング言語を用いて開発する仕事です。

スキルや経験が重視されるため、実務経験のない方が在宅で仕事を得るのは難しいですが、逆に、企業のプログラマーとして勤務したことがある人であれば、仕事を受注できる可能性は非常に高くなります。

家事や子育てのためにプログラマーの仕事を辞めざるを得なくなった主婦などには、理想的な働き方と言えます。

※参考⇒ Webプログラミングの仕事一覧を確認する

パソコンを使う在宅ワークに資格は必要?

パソコンを使う在宅ワークは、求められる仕事ができれば資格は必要ありません。

在宅ワークの仕事内容は多種多様で、資格がなくても始められる仕事が豊富にあるからです。

もちろん、資格があればわかりやすくスキルを証明できるため有利になることもあります。取得して損をすることはありません。

パソコンを使う在宅ワークに使える人気の資格はこちらです。

資格 資格が役立つ在宅ワーク
MOS データ入力、在宅秘書など
WEBライティング技能検定 ウェブライティング
DTP検定 デザインやイラスト作成、チラシ作成など
Webデザイナー検定 WEBサイト制作、サイト運用など
PHP技術者認定初級試験 プログラミング
Rudy技術者認定試験 プログラミング
基本情報技術者試験 システムエンジニア
Illustrator WEBデザイナー
Photoshop WEBデザイナー

※参考⇒ 在宅ワークで有利になるおすすめの資格10選

パソコンを使う在宅ワークは誰にでもできる?

パソコンを使う在宅ワークは、パソコンさえできれば誰にでもできます。

なぜなら、初心者や未経験者歓迎の仕事から、スキルや専門知識が必要な仕事まで、さまざまな求人募集があるからです。

また、在宅ワークは自宅にいながら時間に縛られることなくできるので、外に働きに出られない人や、長時間働くことが難しい人でも始めることができます。

パソコンを使う在宅ワークでは、男女・年齢・立場を問わず、さまざまな人たちが活躍しています。

  • 在宅ワーク初心者や未経験者
  • 子育て中の主婦や妊娠中のプレママ
  • 専門学校生や大学生
  • 海外在住者
  • 正社員・アルバイト・パートなど本業がある方
  • 定年退職したシニア
  • 障害者の方など

パソコンを使う在宅ワークのメリット4つ

パソコンを使う在宅ワークには4つのメリットがあります。

  1. 好きな場所で働ける
  2. 働く時間や仕事量を自由に決められる
  3. 通勤しなくて良い
  4. 職場の人間関係に悩まない

1.パソコン環境があれば好きな場所で働ける

パソコンを使う在宅ワークは、パソコン環境さえあればどこでも好きな場所で仕事ができます。

自宅だけでなく、カフェやファミレス、図書館、コワーキングスペースなど自宅以外で仕事をすることも可能です。

例えば、下記のような働き方もできます。

  • 小さなお子さんがいる人や病気で働きに出られない人は自宅で
  • 副業で在宅ワークをしている会社員は勤務後にカフェで
  • 転勤族の人は転居先で
  • 全国各地を旅しながら働きたい人は旅先で

また、パソコン1台あればできるため、箱詰め・シール貼り・検品のような内職と違って作業スペースを取らないのもおすすめポイントです。

2.働く時間や仕事量を自由に決められる

パソコンを使う在宅ワークは、拘束時間がないため、働く時間や仕事量を自由に決められます。

  • 家族が寝ている早朝や深夜
  • 本業が終わったあとや休日
  • お子さんが幼稚園や学校に行っている日中

などライフスタイルに合った時間帯に働けますし、「今日は予定があるから3時間だけ」「明日は一日空いているから記事作成を5本」など、働く時間や仕事量を自分自身で決めることができます。

やる気がある時にまとめて仕事をしたり、逆に気分が乗らない時は早めに切り上げたりすることもできますよ。

3.通勤しなくて良い

通勤の必要がないことも、パソコンを使う在宅ワークの大きなメリットです。

通勤のために朝早く起きたり、通勤ラッシュで疲弊したりすることがないからです。

また、派遣やパート・アルバイトの場合、1時間かけて通勤しても、その間の時給が出るわけではではありません。

通勤にかける時間を仕事時間に変えられる在宅ワークは、効率的な働き方と言えます。

4.職場の人間関係に悩まない

パソコンを使う在宅ワークは、人間関係に悩むことがありません。

仕事のやり取りはパソコンを通して行われるため、他の人と顔を合わせる機会がないからです。

働きたくない理由の第1位は「職場の人間関係が辛いから」というアンケート結果もあるほど、勤務先の人間関係に悩んでいる人は多いです。

あなたが苦手な人や面倒くさい人に仕事内で関わることなく、心穏やかに仕事をしたいという人に、パソコンを使う在宅ワークはピッタリです。

パソコンを使う在宅ワークのデメリット4つ

パソコンを使う在宅ワークには、デメリットもあります。

  1. パソコンやインターネットにトラブルが生じると仕事ができない
  2. 初期費用がかかる
  3. 運動不足になる
  4. 自己管理能力が必要

1.パソコンやインターネットにトラブルが生じると仕事ができない

パソコンを使う在宅ワークは、パソコンやインターネットにトラブルが生じると仕事ができなくなります。

作業が進まず、期限内に納品できなくなる可能性もあります。

パソコンにトラブルが生じて復旧までに時間がかかりそうな場合は、クライアントに連絡しましょう。

クラウドソーシングの場合、パソコンが使えなくてもスマホからログインすることでクライアントと連絡を取ることができます。

緊急性を要する仕事の場合、インターネットカフェのパソコンを使用することでも作業を行うことはできます。

ただし、ネットカフェを使用するためのお金が必要となるうえ、ネットカフェのパソコンは旧型で機能面で優れているとは言えません。

自宅の使い慣れたパソコンのようにスムーズに作業は進まないでしょう。

さらに、イラストレーターやフォトショップといったソフトは入っていないため、デザイン関係の仕事を行うことも難しいでしょう。

ほかの在宅ワークでも、万が一に備えて電話番号やメールアドレスを控えておき、パソコン以外からも連絡が取れるようにしておきましょう。

2.パソコン環境がない人は初期費用がかかる

パソコン環境がない場合、パソコンの購入やインターネット回線の契約などで初期費用がかかってしまいます。

カフェや図書館など自宅以外で仕事をしたい場合は、外出先でネット回線につなぐためのモバイルルーターもあった方が良いでしょう。

ただし、ネットにつながるパソコンが自宅にある人なら、今日からでも始められます。

3.運動不足になる可能性がある

パソコンを使った在宅ワークは運動不足になりがちです。

通勤や外出の必要がなく、パソコンに向き合う仕事なので、体を動かす機会がないからです。

そこでおすすめしたいのが、筋トレやストレッチです。

仕事の休憩時間に簡単にでき、基礎代謝アップやパソコン作業で起こりがちな肩こりの解消、疲労回復効果もあるのでおすすめです。

4.自己管理能力が必要

パソコンを使う在宅ワークは、自己管理をしっかりする必要があります。

会社のように同僚や上司の目がないので簡単にサボれてしまうためです。

特にパソコンを使う在宅ワークは、仕事を始めるつもりがネットサーフィンに興じてしまい、仕事が進まなくなることがあります。

「◯時~◯時まで仕事をする」「今日は◯記事作成する」「1週間で◯円稼ぐ」のように自分自身で目標を決めて仕事をしましょう。

また、すぐに横になりたくなる、自宅だと眠くなってしまうという方は、カフェなど人目のある場所で仕事をするのもおすすめです。

パソコンを使う在宅ワークを始める前の準備

パソコンを使う在宅ワークを始める前に準備しておきたいのが、以下の3つです。

  • 安定してネット接続できる固定回線を用意する
  • セキュリティソフトを入れる
  • 会員登録用メールアドレスの準備

パソコンを使った在宅ワークを始める前にやっておきたい具体的な準備内容や対策について紹介します。

安定してネット接続できる固定回線を用意する

パソコンを使った在宅ワークを始めるなら、インターネットは固定回線がおすすめです。

固定回線であれば、通信速度が早くて安定性にも優れているため、快適に作業ができるからです。

モバイルWi-Fiを利用する人もいますが、モバイルWi-Fiは速度制限や止まるリスクがあります。

ネット回線に接続できなくなると、急ぎの連絡が取れなかったり、納期に間に合わなかったりするリスクがあるので、メイン使用する回線としてはおすすめしません。

ただし、自宅以外でも仕事をする人は固定回線だけでなく、モバイルWi-Fiとの複数契約もおすすめです。

セキュリティソフトを入れる

パソコンを使った在宅ワークを始める前に、必ずセキュリティソフトを入れてください。

セキュリティソフトは、パソコンのウイルス感染や、ハッカーからのサイバー攻撃を防いでくれるため、安心してインターネットに接続できるからです。

ただし、パソコン購入時に入っている「体験版」や、「無料セキュリティソフト」は注意が必要です。

「体験版」には有効期限があるため、期限が切れるとセキュリティ対策は一切行われません。

また、「無料セキュリティソフト」には、ウイルス駆除機能はあるものの、ハッカーからの攻撃や迷惑メールをブロックできないものもあり、セキュリティ対策として万全とは言えません。

ウイルスに感染すれば、データが流出したり、IDやパスワードを奪われたり、自分自身が他人にウイルスをばらまいたりしてしまいます。

使用者の評価が高い「有料」のセキュリティソフトを入れましょう。

会員登録用メールアドレスの準備

家族や友人とのやり取りでLINE(ライン)やフェイスブックしか使っていないことから自分のメールアドレスを持っていない、もしくは使っていない人も多いと思います。

パソコンを利用した在宅ワークを始めたいのであれば、会員登録用メールアドレスを用意することは必須と言えます。

WEBサービスの中には、フェイスブックやツイッターといったSNSのログインとパスワードで登録できるサービスもありますが、全てのサービスが対応しているわけではないからです。

新たに用意するのであれば、おすすめはGmailやYahooメールといったフリーメールアドレスです。

無料なことはもちろん、WEB上からログインできるため、お手持ちのパソコンにインストールやメールアドレス設定をする必要がないためおすすめです。

まとめ

パソコンを使う在宅ワークは、パソコンとインターネット環境があれば、すぐに始められます。

仕事内容も、初心者ができるものから、これまでのスキルや専門知識が活かせるものまでさまざまです。

勤務時間や場所に縛られず、人間関係に悩むこともないため、「やってみたい」と思う人も多いでしょう。

しかし自由で気らくな反面、自己管理をしっかり行わないと、いくらでもサボれてしまうのがデメリットです。

パソコンを使った在宅ワークをする際は、自分自身をコントロールし、仕事量や仕事時間の目標を決めて実行していくことが大切と言えるでしょう。

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