在宅ワークで有利になるおすすめの資格10選
  • 「在宅ワークって資格がなくてもできるって聞くけど実際どうなの?」
  • 「在宅ワークを始める上で有利になる資格があれば知りたい」
  • 「資格を活かして在宅ワークを始めたい」

これから在宅ワークを始めようとしている人にとって、在宅ワークに資格は役立つのか気になるところではないでしょうか。

結論から言うと、資格がなくても在宅ワークを始めることはできますが、資格があれば自分のスキルを証明することができ、仕事探しにおいて有利になったり高収入を目指したりすることができます。

では、どのような資格が在宅ワークには有利なのでしょうか。

在宅ワークで有利になる資格10選を紹介します。

1.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSとは、マイクロソフト社のオフィス製品である「Word」「Excel」「PowerPoint」などのスキルを証明する資格です。

在宅ワークに欠かすことができない、パソコン操作に活かすことができる資格なので、これから在宅ワークを始めようとしている人やパソコン操作に自信がない人などにおすすめです。

在宅ワークをする上で、特にWordやExcelの操作は最低限求められるため、MOSの資格があればスピーディーにパソコンを操作することができ、効率的に在宅ワークをこなすことができますよ。

【MOSの資格が活かせる在宅ワーク】

【資格の取得方法】
スペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)があります。

  • 試験日:全国一斉試験は毎月1回~2回開催、随時試験は各試験会場が日程を設定しています。(詳しくはコチラから)
  • 検定料:1科目10,780円(税込み)※学割価格8,580円(税込み)
  • 勉強方法:独学、通信講座、パソコンスクールなど

※参考⇒ MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト

2.Webライティング能力検定

Webライティング能力検定とは、日本語やライティングスキルから、法律やトラブル対策まで幅広い知識や技術を習得できる検定試験です。

WEBライティングに興味のある人やウェブライター未経験者には、Webライティング能力検定をおすすめします。

なぜなら、ライティングの基礎的なことを学ぶことができ、未経験者でも資格があることでやる気や学ぶ意欲などのアピールが可能だからですね。

クラウドソーシングを利用した働き方が知りたい人には、ライティング技能だけでなくクラウドソーシングへの理解を深めることができるWEBライティング技能検定もおすすめです。

【Webライティング能力検定の資格が活かせる在宅ワーク】

  • Webライター
  • アフィリエイト
  • ブロガーなど
【資格の取得方法】
日本WEBライティング協会のホームページより申込んでください。

全国に16カ所ある会場または自宅での受験となります。

  • 試験日:年2回
  • 検定料:13,500円(税込み)/学生の場合6,750円(税込み)※不合格の場合は再試験が1回受けられます
  • 勉強方法:申込むと配布される公式テキストや模擬問題を使用する

※参考⇒ ライティング(記事作成)の仕事・依頼一覧はこちら

3.テープ起こし技術者資格

在宅ワークで文字起こしの仕事がしたい人には、テープ起こし技術者資格がおすすめです。

なぜなら、テープ起こし技術者資格に合格すると、「テープ起こし技術者資格認定証書」の交付や「テープ起こし仕事情報サイト」を利用できる特典があるからですね。

テープ起こしは、ただ文字に書き起こすだけの仕事ではありません。

日本語表記のルールや校正などの知識や技術が必要になるため、資格がある人は有利に仕事を得ることができます。

類似資格として、文字起こしの技能レベルをスコア化する文字起こし技能テストもありますよ。

【テープ起こし技術者資格が活かせる在宅ワーク】

  • テープ起こし
【資格の取得方法】
一般社団法人音声テキスト化協会のホームページより受験の申込みを行い、自宅でインターネットを使用して受験します。

  • 試験日:随時
  • 受験料:6,000円(税別)※2回まで受験することができる
  • 勉強方法:テープ起こし講座で学ぶ

※参考⇒ テープ起こし・文字起こしの仕事・依頼一覧はこちら

4.日商簿記

経理関連の在宅ワークを希望する人におすすめなのが日商簿記検定です。

日商簿記の資格がある人は、簿記や財務諸表の理解が必要となる経理関連の仕事に応募する際、とても有利になります。

特に日商簿記2級以上の知識やスキルを求めるクライアントが多いため、2級以上の取得がおすすめです。

在宅ワークで得た収入を確定申告する際にも簿記の知識は役立ちますよ。

【簿記の資格が活かせる在宅ワーク】

  • 経理事務
  • 会計事務
  • 記帳代行など
【資格の取得方法】
最寄りの商工会議所に問い合わせた上で検定試験の申込みを行ってください。

  • 試験日:6月、11月、2月の年3回実施
  • 検定料:1級7,850円、2級4,720円、3級2,850円
  • 勉強方法:独学、通信講座、資格の学校など

※参考⇒ 簿記 | 商工会議所の検定試験のページはこちら

5.英検/TOEIC

英語系の在宅ワークを目指す人には、英検やTOEICがおすすめです。

英語の翻訳や英会話力が必要な在宅ワークには高度な英語力が求められるので、英検やTOEICがあれば選考時のアピールポイントになります。

英検1級やTOEIC900点など、レベルが高いほどスキルに対する信頼を得ることができ、仕事を依頼されやすくなりますよ。

【英検やTOEICが活かせる在宅ワーク】

  • 翻訳
  • 貿易事務
  • オンライン英会話講師
  • 自宅で英語教室を開くなど

翻訳なら「JTA公認翻訳専門職資格試験」や「JTFほんやく検定」、貿易事務なら「貿易実務検定」の資格をあわせて取得しておくと、より有利に仕事を受注することができます。

【資格の取得方法】
試験の申込みはインターネット、またはコンビニ端末から行ってください。英検は特約書店での申込みも可能です。

インターネット申し込みはコチラのページから行うことができます。

  • 試験日:英検は1月、6月、3月の年3回/TOEICは年10回(2月と8月を除く月)
  • 検定料:英検1級9,500円、TOEICは5,830円(税込み)※TOEICの検定料は2020年4月より6,490円(税込み)へ受験料が変更になります。
  • 勉強方法:独学、通信講座、英語学校など

※参考⇒ 英語翻訳・英文翻訳の仕事・依頼一覧はこちら

6.ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は国家資格で、ウェブデザインに関する知識や実務能力などを問う試験です。

ウェブデザインの実績が十分でない人にぜひ取得して欲しい資格です。

なぜなら、Web系の在宅ワークは実績や実務経験が重視される傾向にあるため、Web業界唯一の国家資格があることで、自分のスキルを客観的な視点からアピールすることができるからですね。

実績が十分なくても資格があれば、実績と資格両方をアピールすることができ、資格がない同程度の実績の人よりも選考が有利になります。

【ウェブデザイン技能検定が活かせる在宅ワーク】

【資格の取得方法】
ウェブデザイン技能検定サイトまたは郵送で受験申請を行ってください。
1級または2級には、職業訓練終了や大学卒業、実務経験年数などの受験資格を満たす必要があります。

  • 試験日:年4回(1級は年2回)実施
  • 検定料:1級…学科7,000円/実技25,000円、2級…学科6,000円/実技12,500円、3級…学科5,000円/実技5,000円
  • 勉強方法:独学、スクール、オンライン講座など

※参考⇒ Web・ホームページデザインの仕事・依頼一覧はこちら

7.Photoshop/Illustrator

クリエイターの在宅ワークを希望する人におすすめなのが、PhotoshopやIllustratorの資格です。

PhotoshopやIllustratorは、デザイン系の仕事には不可欠なパソコンソフトで、資格があれば各ソフトの知識を有し、ソフトを使用して提示された内容の制作物を作成する能力があることを示すことができます。

用途/適した作業
Photoshop
  • 写真の加工や編集
  • Webバナーの作成
  • グラフィック制作
  • 画像編集など
Illustrator
  • イラスト制作
  • Webパーツ(ロゴやアイコン)作成
  • レイアウトの調整など

さまざまなデザイン系の仕事で活用できる資格なので、PhotoshopやIllustratorの資格があれば幅広い案件を受けることができますよ。

【PhotoshopやIllustratorが活かせる在宅ワーク】

  • ウェブデザイン
  • ロゴ作成
  • バナー作成
  • イラスト制作
  • DTPデザインなど
【資格の取得方法】
Illustratorクリエイター能力認定試験、Photoshopクリエイター能力認定試験ともに、試験日時や申込み方法は随時試験を実施する会場によって異なります。

※会場検索はコチラ

  • 受験料:エキスパート8,556円(税込み)、スタンダード7,537円(税込み)
  • 勉強方法:パソコンスクール、専門学校、独学など

※参考⇒ デザイン制作の仕事・依頼一覧はこちら

8.基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、IT系には必須かつ登竜門とも言われている国家資格です。

未経験でIT系の在宅ワークを希望している人におすすめの資格です。

なぜなら、実践レベルの国家資格なので、実務経験のない未経験者にはアピールポイントになるからですね。

IT系の資格の中では上級の資格ではありませんが、国家資格のため難易度はそれなりにあり、資格のない未経験者よりも、未経験でも資格がある人の方が受注の可能性が上がります。

ただし、在宅ワークの場合、資格よりも実績や経験がある即戦力が求められる傾向にあります。

まずは未経験者歓迎の仕事から始めて経験を積みましょう。

【基本情報技術者試験が活かせる在宅ワーク】

  • プログラミング
  • ソフトウェア開発
  • セキュリティ対策
  • データベース設計など
【資格の取得方法】
個人で受験する場合、情報処理推進機構(IPA)の公式サイトから受験申込みを行います。

  • 試験日:4月の第3日曜日と10月の第3日曜日
  • 受験料:5,700円(税込み)
  • 勉強方法:独学、スクール、アプリ、通信講座など

9.JNECネイリスト技能検定

JNECネイリスト技能検定とは、ネイルのケアからカラーやアートといったネイリストに必要な基礎的技術と知識を身につけ、実践に役立たせるための日本で一番歴史のある検定試験です。

自宅でネイルの仕事をしたい人には、JNECネイリスト技能検定をおすすめします。

ネイリストは資格がなくても技術さえあればなれる職業ですが、資格があれば技術力をアピールすることができますし、お客さんからの信頼度もアップするので収入に繋がります。

ネイルのプロとして通用するためには、2級以上の取得を目指しましょう。

資格だけでなく技術力やデザイン力なども問われるので、感性を磨くことも忘れないようにしてくださいね。

「JNAジェルネイル技能検定」もあわせて取得しておくと、ネイルの仕事の幅が広がりますよ。

【JNECネイリスト技能検定が活かせる在宅ワーク】

  • ネイルサロン開業
  • ネイルチップ販売
  • ネイルスクール開業など

【資格の取得方法】
まずは3級から取得します。
個人受験の場合、JNECのサイトから申込みを行います。詳しくはJNECサイトを参照。

  • 試験日:3級と2級の試験は1月、4月、7月、10月の年に4回実施/1級は4月と10月の年に2回実施
  • 受験料:1級…11,000円、2級…8,800円、3級…6,600円
  • 勉強方法:ネイルスクール、専門学校、通信講座など

10.ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、年金や税金、資産運用、保険、相続といった家計に関わる知識を有する専門家です。

専門知識を活かした在宅ワークをしたい人には、ファイナンシャルプランナーの資格をおすすめします。

なぜなら、独立・副業どちらの選択肢もあり、専門性のある資格なので頑張り次第では高収入を目指すことができるからです。

ファイナンシャルプランナーの幅広い知識は、在宅ワークだけでなく自分自身のライフプランの設計にも役立てることができますよ。

【ファイナンシャルプランナーが活かせる在宅ワーク】

  • コンサルティング
  • ライター
  • ブログなど
【資格の取得方法】
ファイナンシャルプランナーの資格には、FP技能士という国家資格と、CFPとAFPという民間資格があり、以下の流れで資格取得を目指します。

    1. 2級FP技能検定に合格する
    2. AFP認定者を目指す
    3. AFP資格に合格する
    4. 上級資格のCFP認定者を目指す
    5. CFP資格に合格する

  • 試験日:2級FP技能検定の試験日は5月、9月、1月の年3回
  • 受験料:学科と実技試験合わせて8,700円(非課税)
  • 勉強方法:独学、通信講座、専門学校、大学の講座など

受験資格などの詳細については、日本FP協会のホームページを参照してください。

複数の資格を組み合わせることで高収入を目指せる

上記、在宅ワークをするうえで有利になる資格10選をご紹介してきましたが、複数の資格を組み合わせることで高収入の仕事を得ることができます。

例えば、Webライティングとファイナンシャルプランナーの資格を組み合わせることで高収入の仕事を得やすくなります。

なぜなら、金融系ジャンルは取り扱う企業が儲かる商品やサービスが多いからですね。

  • 消費者金融やカードローン
  • 保険商品
  • 株やFX
  • 不動産投資
  • その他、資産運用

儲かることに比例して使われている広告費も大きいです。

テレビCM、電車内の釣り広告、ネット上での広告で頻繁に見かけると思う方もいるでしょう。

そのため、金融系の専門知識があるうえに、ライティングスキルが高いライターを欲しがっている企業は多いです。

実際、クラウドソーシングのライティング募集ページで上記に挙げたキーワードを打ち込んで検索したら多数の応募が見つかります。

「ファイナンシャルプランナーの資格を持っている」と書くだけで、何の資格を持っていない他の在宅ライターよりも採用される確率は高まるし、単価交渉もやりやすくなるでしょう。

なお、組み合わせすることで有利になるのはライティングだけではありません。

ワードやエクセル以外にフォトショップやイラストレーターも使えるとなれば、事務作業をするうえで重宝されるでしょう。

企業ホームページのデザイン編集、店舗内のチラシやPOP作成など、簡単なデザインの仕事もついでにやってもらえる在宅ワーカーがひとりいるだけで、雇い主側はとても助かります。

MOSの資格だけ持っている人よりも採用面で有利となるといえますね。

ただ、資格取得するだけで満足になっている「資格マニア」にならないようには注意してくださいね。

資格なしの在宅ワーカーがこれから資格取得するなら目的を明確にしよう

資格なしの在宅ワーカーがこれから資格取得するのであれば、「何のために資格を取るのか?」の目的を明確にしましょう。

なんでもかんでも資格を取れば良いというわけではありません。

好きな仕事に就きたいのか?お金がほしいのか?によって必要な資格は変わってきます。

何も決まっていないのであればムリに資格取得しなくても大丈夫です。クラウドソーシングや求人サイトで「未経験者OK」の仕事は多数あります。

ただ、この記事を見ている方の中には、「家に居て時間もあるし何かの勉強がてら資格を取ろうかな」と考えている方もいると思います。

結論から言うと、パソコン業務効率化につながる資格を勉強することはおすすめです。

パソコンを使った在宅ワークをする場合、パソコン業務効率アップすることは、そのまま報酬アップにつながるからですね。

例えば、テープ起こしを学ぶことでタイピングのスピードが倍になれば、他業務でのタイピング作業もすべて倍のスピードで行うことができます。

他にもエクセルやワードの使い方が全く知らないのであれば、MOSを学ぶことでパソコン業務効率化につながるエクセルやワードの技術をたくさん学ぶことができます。

まとめ

在宅ワークで有利になるおすすめの資格10選は以下のとおりです。

    1. MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
    2. Webライティング能力検定
    3. テープ起こし技術者資格
    4. 日商簿記
    5. 英検/TOEIC
    6. ウェブデザイン技能検定
    7. Photoshop/Illustrator
    8. 基本情報技術者試験
    9. JNECネイリスト技能検定
    10. ファイナンシャルプランナー

資格があるからといって、必ず在宅ワークができるわけではありません。

しかし、資格があれば

  • スキルをアピールすることができる
  • 資格がない人よりも選考が有利になる
  • 仕事の幅が広がる
  • 収入アップを目指すことができる

などのメリットがあるので、資格は無いよりもあったほうが断然いいです。

今回紹介した資格の中には、在宅ワークだけでなく転職や就職に有利な資格もあります。

ぜひ、資格選びや在宅ワークの仕事探しの参考にしてくださいね。

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