サラリーマンが副業をするという話をよく耳にするようになりましたね。
その理由としては
- お給料が上がらない
- 働き方改革で残業代が稼げなくなった
- 税金がどんどん高くなる
などがあります。
また2020年5月現在、コロナウィルスの影響で給料が減額され、収入が不安定という人もいることでしょう。
今回はサラリーマンにオススメの副業や副業する際の注意点について徹底解説します。
この記事を読み終えるころには、サラリーマンの副業についてイメージできていることでしょう。
目次
サラリーマンにオススメの副業ランキング
結論から言うと、サラリーマンにオススメの副業を選ぶ際には2つのポイントが満たされているものをオススメします。
- 本業の空き時間にできるもの
- 自分が興味を持てるもの
本業に支障が出てしまうのは避けたいのと、自分が興味の持てる副業を選ぶことで長く続けやすいからですね。
この章では、上記2つのポイントを満たしている、7つの副業をランキング形式でご紹介します。
1.初めて副業するならクラウドソーシング
クラウドソーシングという言葉を初めて聞く人もいるでしょう。
クラウドソーシングとは、企業がインターネット上で不特定多数のクラウド(群衆)に業務をアウトソーシング(発注)する、比較的新しいお仕事の形態です。
初めて副業するサラリーマンにオススメなのはクラウドソーシングです。
特別なスキルがなくても、パソコンとインターネット環境があれば、登録してすぐに始められるからですね。
さらに、副業しているのがバレたくないサラリーマンにもオススメです。
ハンドルネームで登録して、仕事の発注者とも本名を名乗らず仕事のやり取りができる仕組みとなっているからです。
仕事と内容としては
などがあります。
未経験者でも可能ですが、スキルを持っている方であれば、スタート直後から高単価案件を得ることも可能です。
例えば、プログラミングやシステム開発、WEBデザインなどのスキルは活かしやすいですね。
クラウドソーシング・スキルシェア【Craudia(クラウディア)】
2.電車通勤時間やスキマ時間にできるアンケートモニター
アンケートモニターの仕事はスマホやパソコンでアンケートに回答するだけなので気軽にできます。
電車通勤時間やスキマ時間にもできるためサラリーマンにオススメの副業です。
なぜなら、パソコンを使わずスマホだけでも作業できるからですね。
通勤時間の合間に、誰かにLINEメッセージを送ったり、ツイッターでつぶやくのと、変わらない手間でお小遣い稼ぎができます。
また、アンケートモニターの中には
- 指定された会場でアンケートやインタビューに参加
- 自宅で新製品を実際に使い、アンケートに回答
というものがあり、インターネットでアンケートを回答するよりも多く謝礼がもらえますよ。
アンケートモニターを募集しているサイトに登録し、配信されるメールにこまめに回答することで、インタビューや自宅使用テストに参加できる可能性が高くなりますね。
本業の仕事中でもスマホを頻繁にチェックできる環境の人にも、スキマ時間を有効活用できるためオススメです。
3.好きな時間に副業するならUber Eatsの配達員
Uber Eatsとはレストランやチェーン店のご飯をアプリで簡単に注文できるサービスです。
好きな時間に副業したいサラリーマンであれば、Uber Eatsの配達員がオススメです。
なぜなら、自転車や原付バイクを使って、自分の好きな時間だけ働くけるからですね。
例えば、本業の合間の1時間だけ働くことや、土日だけ働けるのは魅力的です。
都合が悪かったり、タイミングが悪いときはスマホの通知を無視しておくだけでOKです。
特別な資格や履歴書も必要ないので、気軽に始められますね。
自転車や原付バイクで動くことが好きなサラリーマンにはオススメの副業でしょう。
ただし、Uber Eatsの利用者からの評価があるため、副業といえども笑顔で誠実な対応をすることが大事ですよ。
4.興味のあることをブログに書き続けられるならアフィリエイト
アフィリエイトとは、成功報酬型広告のことを指します。
あなたが興味のあることをブログに書き続けられるのであれば、アフィリエイトはサラリーマンにオススメの副業と言えます。
なぜなら、人気ブログになることで本業以上の収入を稼ぐことも可能だからです。
実際、副業ではじめたはずのアフィリエイトブログの収入が本業以上になったことで、脱サラしているサラリーマンやOLも少なくありません。
ただし、アフィリエイトのためにブログを書き続けようとするのはオススメできません。
なぜなら、ブログスタート直後はほとんどアクセスが集まりません。
ブログの記事数も増えて、安定したアクセス数を稼げるようになるまで半年や一年は必要でしょう。
さらに、ただアフィリエイト広告をペタペタ貼り付けているだけのブログでは誰も読んでくれませんし、商品も購入してくれません。
あなたが他の誰かよりも人一倍詳しかったり、好きな題材をネタにすることでブログを読んでくれるファンも集まりますよ。
5.ハンドメインド作りが趣味の方であればハンドメイド製作
ハンドメイド作りが趣味の方にとっては、ハンドメイド製作もサラリーマンにオススメの副業です。
なぜなら、自分が好きなものを製作し売れるので達成感があるからですね。
例えば、アクセサリーに興味がある人はヘアアクセサリー製作やビーズアクセサリー製作など、選択肢がたくさんあるでしょう。
さらに、自分が好きな時に、自分のペースでできることも魅力的ですね。
しかしハンドメイド作品は作ってもいつ売れるか予測がつきません。
すぐに副業の収入が欲しいという人よりは、気長に楽しみながら副業をしたいというサラリーマンにオススメですよ。
6,面白い動画を軽継続的に作れる人ならユーチューバー
2020年現在、子供の将来なりたい仕事でユーチューバーが選ばれたり、有名人や芸能人も続々とユーチューブへ参入しています。
ユーチューブ動画を観てもらって、面白いと思ってもらえる動画を継続的にアップしつづけられる人のみオススメです。
知名度のないサラリーマンが、面白い動画を一本アップするだけで爆発的な視聴回数を稼ぐことは難しいからですね。
そのため、ブログと一緒で面白い動画をアップし続ける必要があります。
人気ユーチューバーでも多い人で毎日、少なくとも一ヶ月単位ぐらいで、ユーチューブに動画公開し続けているからですね。
ただ、実際にユーチューバーを副業としているサラリーマンも多数居るため、興味のある人はトライしてみることもオススメですね。
もしトライした結果、ダメだったとしても、身につけた動画制作スキルを活かしてクラウドソーシングで動画編集の仕事を引き受けることもできますよ。
7.不動産投資はサラリーマンの副業として人気
不動産投資はサラリーマンの副業として人気あります。
なぜなら、不動産投資は一度購入した後は自分で業務をしなくて良いためですね。
たとえば物件管理を管理会社に委託すれば、自分は労力をほとんど使うことなく家賃収入を得られるのは魅力です。
しかし、不動産投資はリスク高いため、素人が誰かの話を鵜呑みにしてはじめるのはやめましょう。
過去に何度も不動産投資詐欺が大きなニュースになっています。
携帯電話に不動産投資に関する売り込み電話がかかってくることも多いですが、そういった営業電話へうかつに飛びつかないよう注意しましょうね。
事前に本やセミナーで不動産投資についてしっかり勉強する必要があります。
投資案件は不動産だけなく、株式投資、FX、仮想通貨などすべてに通じてリスクがあると覚えておきましょう。
サラリーマンが副業する際の注意点
サラリーマンが副業をする際には注意点があります。
- 会社が副業を許可しているか
- 確定申告をどうするか
- 副業は会社にばれるのか
この章ではサラリーマンが副業をする際の注意点について解説していきます。
1.会社が副業を許可しているか
結論からいうと、会社が副業を許可しているかどうかは就業規則を見る必要があります。
なぜなら、副業の許可については就業規則に書いてあることが多いからですね。
就業規則に副業の禁止が記載される理由としては
- 本業に支障をきたす恐れがあるため
- 守秘義務があるため
などがあります。
例えば、本業で知識やノウハウを副業として同業他社で活用することで、本業の情報漏洩や企業秘密がばれることもありますね。
情報漏洩のリスクを考慮して副業を禁止する会社もあるでしょう。
就業規則に副業の禁止が記載されている場合は、副業は避けた方が良いですね。
また、国家公務員は法律で副業が禁止されていますので、副業はNGですよ。
2.確定申告をどうするか
サラリーマンの副業で気になる点の1つとして確定申告がありますね。
結論からいうと、副業での所得が年間20万円を超えているかどうかで、確定申告が必要かどうか決まります。
ここで注意したい点が、所得というワードです。
所得とは会社からのお給料や、お店の売り上げなどの収入から必要経費を引いた金額です。
収入から必要経費をひいて、副業の所得が年間20万円以下であれば確定申告をする必要がないですね。
例えば、クラウドソーシングで副業をしていて、年間の収入が21万円だったとします。
しかし、クラウドソーシングで仕事をする場合はネット環境が仕事に必要ですよね。
仮にインターネット代が毎月5000円かかるとしたら、年間で6万円になります。
そのため年間の所得は21万円から必要経費6万円を引いた15万円となり、確定申告の対象にはならないということですね。
自分が副業で年間いくらの所得があるかを把握しておくことが重要ですよ。
3.副業が会社にばれるか
副業をすることで会社にばれるかどうかは気になるポイントですよね。
副業を許可している会社でも、会社にはばれたくないという人もいるでしょう。
結論からいうと、副業は確定申告をすることで会社にばれます。
なぜなら、確定申告をすると副業の所得から算出される住民税のお知らせが会社に届くからです。
それは、一般的に会社が従業員の住民税を納めるという決まりになっているからですね。
ただし、確定申告をする際の申告書に記載されている、「住民税の徴収方法の選択」という箇所で「自分で納付」を選択すると会社には副業分の住民税が通知されません。
その代わり、副業分の住民税を自分で納める必要があるので注意が必要ですね。
なお、副業も給与所得の場合は、先ほど述べたように会社が従業員の住民税を納める決まりになっているため、副業は本業の会社にばれてしまいますね。
どうしても会社に副業がばれたくない場合は、「年間所得を20万円以下にする」もしくは「副業は給与所得でないものを選ぶ」のがオススメですよ。
サラリーマンが副業した場合、税金はどうなる?
前章で述べたように、サラリーマンが副業した場合、年間の所得が20万円を超えたら確定申告をする必要があります。
この章ではサラリーマンの副業で年間の所得が20万円を超えた場合の「所得税と住民税」と「税金の納税方法」について解説します。
1.所得税と住民税について
結論からいうと、副業の年間所得が20万円を超えた場合は住民税と所得税を納める必要があります。
まず住民税についてですが、住民税は所得の金額に関係なく一律で10%となっていますね。
そのため、副業の所得が25万円であれば、住民税は2万5千円となります。
一方で所得税は所得により税率が異なります。
- 195万以下 : 税率5%、控除額0円
- 195万~330万以下 : 税率10%、控除額97,500円
- 330万~695万以下 : 税率20%、控除額427,500円
- 695万~900万以下 : 税率23%、控除額636,000円
所得税の計算方法は、
- (合計所得-所得控除)×税率
です。
例えば、本業で350万の所得、副業で30万の所得がある場合は360万円が合計所得となります。
所得控除とは、所得から差し引ける金額のことで、例えば基礎控除や扶養控除がありますね。
税金の計算がわかりにくいという人には、税金計算ツールを提供しているウェブサイトの利用がオススメですよ。
2.税金の納税方法について
住民税は、サラリーマンの本業は給与所得で、副業がフリーランスや自営業の場合、普通徴収で納める必要があります。
前章でも述べたように、給与所得の場合は住民税の特別徴収で、会社が従業員の住民税を納めることになっていますね。
フリーランスや自営業を副業としている場合は確定申告をし、住民税の普通徴収で、市区町村から送られてくる納税通知書を使って自分で納めることになります。
所得税も本業が給与所得の場合は、源泉徴収で引かれていますが、フリーランスや自営業が副業の場合は、確定申告をしてから納付書が送られてきますので、こちらも自分で納めることになります。
自分で納税することを忘れそう、という人は銀行振り込みやクレジットカードで支払える場合もありますので、国税庁のホームページやお住まいの市区町村のホームページを確認してみましょう。
まとめ
サラリーマンにオススメの副業は、本業に支障をきたすことがなく、自分が興味を持てる分野の仕事がオススメですね。
副業でどのくらい収入を得たいのか、どのくらいの時間を副業に使えるかを事前に考えて、自分のライフスタイルに合う副業を選ぶことがポイントですよ。
副業の所得が年間20万円を超える、または本業も副業も給与所得の場合は確定申告が必要になるので注意が必要ですね。
所得税は自分の所得によって税率が変わりますので、自分の年間所得がどのくらいになるのかを把握することも大切でしょう。