インフラエンジニアとして働いている方の中には、副業に興味がある方も多いのではないでしょうか。
インフラエンジニアとしてのスキルを活かせば、高単価での副業が可能です。
一方でインフラエンジニアは多忙なため、「副業に時間をとられすぎるのは困る」と考えて踏み出せない人もいるでしょう。
結論から言いますと、インフラエンジニアでも本業に影響しないかたちで副業を始められます。
最近はインフラエンジニア向けの副業案件が増えており、「週1〜2日稼働」など時間的負担の少ない副業案件も見つけられるからです。
この記事ではインフラエンジニア向けに「副業の種類」「副業の探し方」「インフラエンジニアが副業するメリット・デメリット」について解説します。
記事を読み終わるころには、副業の始め方や注意点がスッキリ整理でき、副業に対して今より前向きになっているはずです。
目次
インフラエンジニアは副業できる?
まず「インフラエンジニアは副業が可能か」について解説します。
「インフラエンジニアは物理的なインフラを自社・データセンター内に構築するのが仕事」というイメージをもっている方は、「副業するのは難しい」と考えるかもしれません。
結論から言いますと、インフラエンジニアのスキルを活かして副業することは可能です。
クラウド上でインフラ構築や運用を実施する案件も多数あるからです。
リモートワークが可能でデータセンターや客先に常駐しなくてもいいため、副業として取り組みやすい環境といえます。
またインフラエンジニアのスキルが活かせる副業はインフラ構築や運用保守だけではありません。
「週末だけプログラミングスクールで講師を務める」といった副業なら、拘束時間も比較的短くなり、多忙な人でも取り組みやすいでしょう。
インフラエンジニアの副業でできる仕事内容
インフラエンジニアの副業でできる仕事内容には主に以下の6つがあります。
- クラウド上でのインフラ構築
- 既存インフラの運用保守
- ITコンサルタント
- 講師
- ライター
- ブロガー、YouTuber(情報発信)
仕事内容や「求められるスキル」について紹介します。
クラウド上でのインフラ構築を行う
インフラエンジニアの副業のひとつとして、クラウドを活用したインフラ構築があります。
近年ではインフラをクラウド化する企業が増えているのに比例して、インフラ構築の案件も増えているからです。
クラウドでのインフラ構築に求められるのは、「AWS」「GCP」「Azure」でのインフラ構築経験やネットワークやサーバーに関する知識です。
在宅でも作業できるため、副業にしやすいのがメリットと言えるでしょう。
既存インフラの保守・運用を行う
既存システムの保守・運用は、経験が浅いインフラエンジニアでも副業として取り組みやすいと案件です。
システムの監視や障害対応も、インフラエンジニアの重要な仕事だからですね。
一方デメリットとしては以下のような点が挙げられます。
- 基本的にはオンプレミスなので、在宅での仕事が難しい
- インフラ構築に比べて単価が低め
「運用監視ツールのスキル」「障害発生時の対処スキル」を持っている方に向いている副業と言えるでしょう。
ITコンサルタントになる
インフラエンジニアとしての経験を活かし、ITコンサルティングを副業にする人もいます。
インフラの構築や改善にあたり、詳しい人間からのアドバイスを求めている企業も多いからです。
継続的にコンサルティングするのではなく、「スポットコンサルとして中小企業や店舗などの相談に応じる」といった関わり方であれば、副業に向いています。
ITコンサルタントには「プレゼンテーション能力」「経営的な視点」が求められ、必要となるスキルや能力が高いだけに報酬も高くなります。
誰かと話したり教えたりするのが好きな方には最適です。
プログラミングスクールなどで講師を務める
副業としてプログラミングスクールなどで講師を務める人もいます。
「現役のエンジニアに講師をしてもらいたい」という需要は高いからですね。
たとえば以下のような場所が挙げられます。
- 専門学校
- 社会人向けのプログラミングスクール
- 子ども向けプログラミング教室
- セミナー
- 企業研修
また「オンラインメンターサービス」に登録し、インフラエンジニアになりたい人や新人エンジニアに助言を行う「メンター」として活躍する方法もありますね。
講師・メンターの副業には、以下のようなメリットがあります。
- 継続か単発かを選べる
- オンラインの案件もある
部下や後輩に仕事を教えている人なら、指導スキルを活かせることでしょう。
ライターとして原稿料を得る
インフラエンジニアとしての知識を活かして記事を執筆し、ライターとして原稿料を得る方法もあります。
「技術系のライターが欲しい」というIT・テクノロジー系メディアは多いです。
さらに専門知識を有するライターの文字単価は、専門知識がないライターに比べて高くなるのがメリットです。
執筆の副業では「文章力」や「業界に関する知識」のほか、「SEOの知識(検索エンジンで上位表示させるための技術)」「クライアントのニーズを汲み取る力」などが求められます。
また「IT関連の記事や書籍を読んでレビューする」といった副業もあります。
納期さえ守ればいつ執筆してもいいので、会社員エンジニアにとっては取り組みやすい副業のひとつといえるでしょう。
ブロガー・YouTuberとして情報発信を行う
クライアントから依頼を受けるのではなく、「ブロガーやYouTuberとして自ら情報発信する」という副業もあります。
インフラエンジニアを目指す人へ向けた「必要なスキル」「学習方法」などのお役立ち情報を発信することで、読者やフォロワーを集め、広告収入を得られる可能性があるからです。
副業ブロガー・YouTuberのメリットは以下のとおりです。
- 自分のペースで取り組みやすい
- ブログやチャンネルが成長すれば、大きく稼げる
ただブログやYouTubeには、以下のような難しさやデメリットがあります。
- 運営にノウハウが必要
- 有益な情報を発信したからといって必ず稼げるものではない
- 収入源になるまでに時間がかかる
「読者や視聴者のニーズを探る力」「動画・画像編集スキル」「媒体が成長するまで我慢できる忍耐力」などが必要となります。
ゲームや旅行など、趣味に関するブログやチャンネルだけでなく、あなたの得ている仕事の知識を活かしてみるのはいかがでしょうか。
インフラエンジニアの副業をするメリット
インフラエンジニアが副業をするメリットについて紹介します。
- 副業で得た報酬分の年収が上がる
- エンジニアとしての市場価値が上がる
- 独立に向けての試行期間になる
上記理由について詳しく解説していきます。
副業で得た報酬分の年収が上がる
インフラエンジニアが副業をするメリットとしては、まず年収アップが挙げられます。
副業することで、本業の年収に副業の報酬がプラスされるからです。
会社員エンジニアが本業で昇給するには、通常年1~2回設定されている昇給時期を待たなくてはならず、時間がかかります。
また「自身はスキルアップして結果を出しているのに、会社の業績不調により昇給がない」といった残念なケースもあるでしょう。
しかし副業だと、稼働すればするだけ収入が増えます。
例えば月5万円の副業収入でも年間にすると60万円も収入がアップ。
本業だけで年間60万円も収入をアップさせようと思うとかなり大変ですが、副業すれば頑張りが収入増に直結しますよ。
エンジニアとしての市場価値が上がる
エンジニアとしての市場価値が上がるのも、インフラエンジニアが副業をするメリットのひとつです。
副業では本業と違って自分でやりたい案件を選べるので、実務を通じて「自分が伸ばしたいスキル」が効率的に身につけられるからですね。
「本業でなかなか希望部署に異動できない」「社内で関わりたい案件にアサインされなかった」という人にとっても、副業は魅力的です。
スキルアップして市場価値が高まれば、社内評価や転職時に有利になる点もおすすめと言えるでしょう。
独立に向けての試行期間になる
将来的にフリーランスになりたいと考えているインフラエンジニアにとって、副業は「独立に向けての試行期間」にもなります。
副業でお試し期間を設けることで、フリーランスとしての「案件の獲得方法」「仕事の進め方」をリスクなく体験できます。
またフリーランス転向前に副業で実績を積み上げ、クライアントとの関係を気づいておくことによって、独立時にスムーズに案件を獲得しやすくなる効果もあるでしょう。
場合によっては「自分のスキルと企業が求めているスキルにズレがある」「必要とされるスキルを磨いてから独立したほうがいい」などの気づきも得られます。
フリーランスへ転向してから、「思ったより仕事がとれない」「やっぱり会社勤めのほうが向いていた」といった失敗を防ぎたい方は副業でお試しするのをおすすめします。
インフラエンジニアの副業をするデメリット
インフラエンジニアが副業を行うデメリットについて紹介します。
- 就業規則違反にならないよう注意する必要がある
- 副業での収入が一定額を越えると確定申告が必要で面倒
- 休みが減って多忙になる
上記理由について詳しく解説していきます。
就業規則違反にならないよう注意する必要がある
副業する際は、就業規則違反になってしまわないよう注意する必要が出てきます。
副業を認めている会社が増加している一方で、副業を許可していない会社も多いからです。
副業を始める前には、「就業規則を確認する」「規則を見てもわからなければ人事に聞いてみる」などして、副業しても問題ないか必ず確認しておきましょう。
副業禁止の企業で副業がバレた場合、「減給などの処分を受ける」「昇進に影響する」「解雇される」といった可能性があります。
なお会社に副業がバレてしまう主な原因は、以下のとおりです。
- 住民税の額が増えてバレる
- 副業していることを同僚に話してしまう
- SNSで副業について書き込んでしまう
副業OKの職場であっても副業していることを知られたくない場合には、不用意に人に話したりSNSに書き込まないよう注意しましょう。
副業での収入が一定額を越えると確定申告が必要で面倒
副業での収入が一定額を越えると確定申告が必要になるため、面倒に感じる人もいます。
給与以外に副業で年間20万円を越える所得がある人は、所得税の確定申告をしなくてはいけないからです。
また副業収入が少なく確定申告はしなくていいケースでも、住んでいる市区町村への「住民税の申告」は必要となります。
税金関連の手続きをおろそかにしていると、申告漏れを指摘され、税金がペナルティで上乗せされてしまうことも。
副業で稼ぎたいなら、確定申告など税金関連の知識もある程度身につけておかなくてはいけません。
休みが減って多忙になる
副業をするデメリットとしては「休みが減って多忙になる」ことも挙げられます。
「疲労が溜まる」「リフレッシュタイムがなくなった」など、体調面・精神面に影響するケースもあるでしょう。
以下のような場合、副業に関わる時間が増えすぎてしまうことも考えられます。
- 副業で関わっている案件のほうがやりがいを感じて、ついつい時間を割いてしまう
- 副業の案件が難しく、時間がかかる
- 収入を増やしたくて、依頼を受けすぎた
副業に注力しすぎると、本業がおろそかになりがちなので注意が必要です。
一方で「副業だし適当でいいや」などと無責任に副業に取り組むと、クライアントからの信頼を得られません。
本業と副業のどちらも責任を持って行えて、かつ体調面・精神面にも支障が出ないよう、時間と労力のバランスを大切にしてください。
契約・支払いトラブルに巻き込まれる可能性がある
副業では契約・支払いトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
個人としてクライアントを契約する場合、会社に守ってもらえないからです。
例えば「支払いが遅延する」「クライアントと連絡がとれなくなる」などのトラブルが起こりえます。
納期や報酬額といった契約内容についてはきちんとチェックし、「相場に比べて低すぎる報酬」などの案件は避けたほうが無難です。
また疑問点があればクライアントに質問して、不安な点を潰しておきましょう。
インフラエンジニアの副業で得られる収入の相場
インフラエンジニアの副業で得られる収入の相場について紹介します。
インフラエンジニアの副業収入の相場は、時給換算で2,000~5,000円程度です。
金額に幅があるのは、「ITコンサルティング」「インフラ構築」「講師」など、仕事内容によって金額が変わるからですね。
主な仕事内容別の相場は以下のようになっています。
仕事内容 | 時給相場 | 月収相場 |
---|---|---|
ITコンサルティング | 5,000円~ | 30万円~(週2日稼働) |
インフラ構築 | 2,000~5,000円 | 12~30万円(週2日稼働) |
講師 | 1,500~4,000円 | 9~25万円(週2日稼働) |
高単価なのは「ITコンサルティング」です。
また同じような仕事内容でも、「契約するクライアント」や「アルバイト社員として働くプログラミングスクール」などによって、報酬・時給は変わります。
もちろん稼働時間によっても月収は左右されますね。
「副業でどれくらいの収入を得たいのか」によって選ぶべき案件は変わってきますし、「どれだけ副業に割ける時間があるのか」によって得られる月収は変わります。
インフラエンジニアの副業案件の探し方
インフラエンジニア向けの副業案件の探し方には、主に以下の4つがあります。
- クラウドソーシング
- フリーランスエージェント
- 求人サイト
- コネ
それぞれの特徴について紹介します。
ハードル低めの案件を探すならクラウドソーシング
クラウドソーシングは「仕事を探しているワーカー」と「外注先を探しているクライアント(企業・個人)」をつなぐサービスです。
初めての副業として、気軽に取り組めるハードル低めの案件を探したいなら、クラウドソーシングがおすすめ。
クラウドソーシングには以下のような案件が多いからです。
- 難易度が比較的低い
- 稼働日数が少ない
- 在宅でできる
「インフラの構築・運用・保守」だけではなく、「プログラミング」の副業案件などもあるので、比較的取り組みやすいでしょう。
「案件の絞り込みがしやすい」「登録すればすぐに案件を探せる」のもクラウドソーシングのメリットです。
一方でクラウドソーシングには、以下のようなデメリットや注意点もあります。
- システム利用手数料が報酬から天引きされる(手取り額が減る)
- 案件探しから契約まで自分で行わなくてはいけない
一般的にクラウドソーシングでは、ワーカーが得られた報酬金額に応じて「システム利用手数料」を運営者側に支払います。
システム利用手数料の相場は5~20%で、報酬金額が高いほど手数料の割合は低くなるところが多いです。
例えば報酬が5万円でシステム利用手数料が20%ですと、ワーカーの手元に残るのは4万円ですね。
なお月間1,000人以上(※1)の会員登録者がいるクラウドソーシング『Craudia(クラウディア)』なら、システム利用手数料が3~15%と低めに設定されています。
運営者により案件の審査も行われており安心感があるので、「これから副業を探したい」という方は『Craudia』に登録して案件を探してみてはいかがでしょうか。
クラウディアにはプロ人材としての高単価副業サービス、クラウディアPROもありますので合わせてご確認ください。
相談しながら案件を探すならフリーランスエージェント
初めての副業探しだと「自分に向いている案件はなにか」と戸惑うことが多いものです。
誰かに相談しながら案件を探したいなら、フリーランスエージェントをおすすめします。
フリーランスエージェントは、フリーランスや副業向けの案件を扱うエージェントです。
「今の自分にできる案件はなにか」をエージェントから客観的に評価してもらえるので、副業案件探しがスムーズになります。
エージェントによってはクライアントとの単価交渉を代行してくれることもあり、収入アップにつながることも。
フリーランスエージェントには「ITプロパートナーズ」「レバテックフリーランス」「テクフリ」などがあります。
「クラウドソーシングではなかなか案件が獲得できない」と悩んでいる人がフリーランスエージェントを試してみるのもひとつの選択肢と言えます。
どんな副業案件があるか見てみたいなら求人サイト
とりあえずどんな副業があるのかチェックしてみたい人なら、求人サイトを覗いてみるのがおすすめです。
求人サイトなら登録しなくても求人が見られるからですね。
「副業専門の求人サイト」「フリーランス向け求人サイト」のほか、最近では一般的な求人サイトでも副業向きの求人を探せます。
エンジニア向けの副業・フリーランス求人サイトとしては「ドーシージョブ」などがあります。
ちなみに「副業前提」で探すなら、一般的な求人サイトよりも副業・フリーランス求人サイトのほうが探しやすいでしょう。
人脈が広いならコネ利用も可能
「エンジニア仲間」「知人」といった人脈のコネを使って、副業案件を紹介してもらうこともできます。
ネット上に出回らないような「少規模・短時間の案件」なら、ちょっとした副業として取り組みやすいでしょう。
ただ「知り合いの紹介だから」と油断するのは禁物です。
「口頭での約束」だけで仕事をしてしまうと、契約内容や報酬についてのトラブルにつながりかねません。
コネで得た仕事であっても、契約書の準備などはしっかり行うことをおすすめします。
まとめ
インフラエンジニアでも副業は可能です。
副業として取り組める仕事内容には「インフラ構築や運用保守」だけではなく、「ITコンサルタント」「講師」「IT系ライター」などがあるため、稼働時間や好みに合わせた副業が選べます。
副業の探し方としては「クラウドソーシング」や「コネ」などがあります。
本業を大切にしつつ、無理のない範囲で取り組める副業案件を探すなら、ハードルの低い案件も多いクラウドソーシングがおすすめ。
クラウドソーシング利用の際は、仕事内容や契約内容をきちんと把握し、トラブルにならないように注意してください。
副業・フリーランス向けのエージェントであれば、エージェントのサポートを受けられ、トラブル時も間に入ってもらえるので安心感があります。
副業には収入アップだけではなく、スキルアップというメリットも。
副業を経験したことでフリーランスとして働く自信を得て、独立して自分らしい働き方を実現したエンジニアも多くいます。
少しでも副業に興味があり、副業が許可されている環境なのであれば、小さな案件から始めてみてはいかがでしょうか。