プログラミングの副業は、在宅でも高収入を得られるチャンスがあることから人気の副業です。
プログラミング未経験者の方にはハードルが高そうな仕事内容ですが、どうすれば始められるのでしょうか。
今回は、プログラミングの副業を初心者はできるのか」「おすすめのプログラミング言語」や、「メリット・デメリット」について解説します。
プログラミングの副業は初心者でもできる
プログラミングの副業は、初心者でも必要なスキルを身に付ければできる副業です。
なぜなら、IT業界の成長は著しく、企業は人手不足からフリーランスのエンジニアの手がいくら借りても足りないほど、副業プログラミングの案件が豊富に存在するからですね。
この章では、初心者の方に向けてプログラミングの副業の始め方をいくつか紹介します。
プログラミング学習サービスを利用する
初心者がWeb制作に必要なスキルを身に付けるのに、プログラミング学習サービスの利用をおすすめします。
「プログラミングスクール」や「学習サイト」を利用することで、効率良くプログラミングを学習できるからですね。
「プログラミングスクール」受講の際は学習したい内容を明確に
「プログラミングスクール」を受講する際は、学習したい内容を明確にすることをおすすめします。
様々な受講形態があり、受講費が安くないケースも多く、学びたい内容を重点的に絞るのが重要だからですね。
しかし、受講費が高くてもプログラミングスクールならではのメリットもあります。
「現役の講師に質問ができる」「挫折しにくい環境で効率よく学習できる」「自分の予定に合わせて学習できる」などが挙げられます。
「プログラミング学習サイト」は学習費用を抑えられる
「プログラミング学習サイト」を利用すれば、学習費用を抑えられます。
独学になりますが、月額1,000円程度で好きなだけ学び放題だからですね。
また、流行りの言語も取り揃えられています。
独学で進める分、挫折はしやすいかもしれませんが、初心者でも利用しやすい学習サイトを活用すれば難しくないでしょう。
プログラミングの副業の始め方は主に5つ
初心者がプログラミングの副業を始めるにあたり、主に5つの方法があります。
プログラミングでできる副業の案件は沢山あって、それに伴いプログラミング学習後から具体的に副業を始める手順も多数あるからですね。
「友人から案件を貰う」方法はメリット・デメリットを考慮する
「友人から案件を貰う」方法は、メリット・デメリットを考慮して行いましょう。
メリットとしては、友人関係からお願いすることで仕事をもらいやすいです。
デメリットとしては、人間関係が悪くなる場合もあります。
納期に間に合わない、プログラムにエラーがあった際、「友人だから大丈夫」と、つい甘えの気持ちからと雑な仕事で相手を不快にさせてしまうからですね。
一度崩れた信頼を取り戻すのは難しいので、「友人だからこそ」甘えの気持ちをなくして気を引き締めるようにしましょう。
また、身近な友人ではないかもしれませんが、「Facebook」や「Twitter」等のフォロワーでつながっている人に対して、仕事の告知や募集する方法もあります。
お仕事実績として、Twitterで実績紹介している人も多いです。
すぐに仕事に繋がらなくても、後々の仕事の種まきをする方法としておすすめですよ。
お試しで稼ぎたい方におすすめ「クラウドソーシングの利用」
「クラウドソーシングの利用」は、お試しで稼ぎたい方におすすめです。
在宅で誰でも気軽に始められ、簡易なWeb制作の案件等を狙えば、未経験でスキルが低くても比較的案件を受注できるからですね。
クラウドソーシングサイトに登録し、プログラミングの仕事を「プロジェクト形式」の中から応募し、契約→仕事→納品という流れで報酬を貰う形態です。
手数料がかかり単価も安めなので稼ぎやすいとは言えませんが、お試しでお小遣い程度稼ぎたい方におすすめしますね。
「エージェントからの案件紹介」は報酬が高い
「エージェントからの案件紹介」は報酬が高いです。
ある程度のスキルレベルを求められる案件が多いからですね。
まずは自分の実績を作ってから「エージェント」サービスへの登録をおすすめします。
エージェントがスキルに合う仕事の紹介・契約を代行してくれるので、面倒な手間が省けるのメリットはありますが、実績がないと仕事自体がまわってきません。
作りたいサービスがある方におすすめ「自分でサービスを作る」
作りたいサービスがある方におすすめなのは「自分でサービスを作る」方法です。
難易度がかなり高く、ビジネス・プログラミングスキル以外のことも必要なので、誰でもできる方法では無いからですね。
例えば、いくら素晴らしいサービスが作れたとしても、認知してもらえなければ誰にも使ってもらえません。
サービスの販売用ページ作成、SNSでの告知、広告展開、プレスリリースなど、認知してもらうための術も必要です。
また、チームでサービスを作るなら「マネジメント」も必要となってきますね。
ただ、プログラミングのスキルを活用して立ち上げたアプリやサービスが大ヒットすると、それだけで大きな収益を見込めるため夢があります。
実際、数千万円、数億円で企業に売却されたプログラミングなどもありますよ。
ある程度スキルを取得した方におすすめ「プログラミングを教える」
ある程度スキルを取得した方におすすめするのは「プログラミングを教える」方法です。
プログラミングスキルの需要は高く、ある程度のスキルが取得できれば人に教えて稼ぐことも可能だからですね。
誰でも先生になれるサービス「ストアカ」などでも多数のプログラミング教室が開催されていますよ。
報酬が高く空き時間を効率良く利用できますが、コードのレビューなど大変な面もありますね。
プログラミングの副業は初心者でも月数万円稼げる
結論から言うと、プログラミングの副業は初心者でも月数万円程度稼ぐことが可能です。
プログラマーやエンジニア不足に伴い案件の需要があり、初心者の方でも半年程度きちんと学習すれば副業でもそれなりに稼げるからですね。
努力次第で月収30~40万円稼ぐことも可能ですが、より高度なスキルが必要になります。
プログラミングの副業で稼げる案件はいくつかあり、案件単価の相場や特徴について解説しますね。
プログラミングの副業で受託できる案件は主に4つある
プログラミングの副業で受託できる案件は主に4つあります。
「Web制作」「Webサービス」「スマホアプリ」「業務効率化」が主な案件で、プログラミング言語によってできること(作れるもの)が異なるからですね。
初心者におすすめの「Web制作」
「Web制作」は初心者におすすめの案件です。
難易度の低い案件が多く、「HTML」「CSS」「PHP」等、簡単な言語の取得のみで引き受けられるからですね。
主に企業の「HP(ホームページ)作成」「LP(ランディングページ)作成」等の案件で、単価は1~10万円程度です。
デザインが苦手な場合、「HTMLコーディング」の仕事などは、デザインセンスも必要ありません。
単価は高くないですが、1案件の稼働率が少なく案件数も豊富なので、未経験・初心者の方が始める案件としておすすめですね。
※参考⇒ Webサイト・HP制作、運用管理の仕事・依頼一覧はこちら
「Webサービス制作」は単価が高い
「Webサービス制作」は単価が高い案件です。
「Webサービス開発」はある程度のプログラミングスキルが求められ、使用する言語も複数になるからですね。
具体例として「マッチングサービスの構築」「データ解析プログラムの作成」等、普段PCやスマホで利用しているWebサービスを作成します。
単価は30~100万円と高いですが、ある程度の実務経験が必要になる案件ですね。
案件数が多く単価も高い「スマホアプリ制作」
「スマホアプリ制作」の案件は単価が高く、案件数も多いです。
「Webサービス」と同様、高いプログラミングスキルが求められ、「Swift」や「Java」等の難易度の高い言語を習得する必要があるからですね。
普段利用しているスマホアプリの開発が主な業務で、単価は10~100万円程度です。
初心者にはハードルが高い案件ですね。
※参考⇒ アプリケーション開発 (スマホ含む)の仕事・依頼一覧はこちら
需要が高く比較的難易度も低い「業務効率化」
「業務効率化」の案件は需要が高く、比較的難易度も低いです。
Web系の案件と必要スキルは異なりますが、「Webサービス」や「スマホアプリ」の案件に比べ難易度は低く、業務ツールの開発は需要が高いからですね。
具体的には「メール送信ツールの開発」「管理システムの開発」等の案件があり、単価は3~30万円程度です。
初心者がプログラミング学習後に引き受けられる案件もあるので、挑戦してみても良いですね。
副業におすすめのプログラミング言語10選
「プログラミング言語」は代表的なものだけでも10種類以上、マイナーなものも含めると100種類以上もあります。
この章では、「習得しやすい」「応用が利く」「案件が豊富か」という要素に注目して、筆者が選んだ副業におすすめのプログラミング言語10選を紹介します。
プログラミング言語には大きく分けて2種類ある
プログラミング言語には大きく分けて2種類あります。
普段ネットで目にしているWebサイトの見た目を作るための「フロントエンド言語」と、目に見えない部分で機能を発揮する「サーバーサイド言語」があるからですね。
「Webサイト」の仕事は、フロントエンド言語のみで完結できるものもありますが、サービスやアプリを開発する場合は両方の言語が必要です。
より幅広く高単価の案件を受注するには、様々な言語を習得している人材が求められるので、両方の言語の習得をおすすめしますね。
「HTML」はWEBサイトを作るための最も基本的なマークアップ言語
「HTML」はWEBサイトを作るための最も基本的なマークアップ言語です。
WEBページに表示する情報を決める必要不可欠な言語だからですね。
ページの要素や構造はもちろん、文字や画像、リンク等を記述するのに使用します。
「CSS」は「HTML」を装飾する言語
「CSS」は「HTML」を装飾し、WEBサイトの見た目を作る言語です。
色や文字の大きさ、文字の種類等、サイトの見た目をより見やすくする装飾ができるからですね。
「HTML」同様、最低限習得すべき言語で、ページの見た目をより豪華にすることができます。
「JavaScript」は多様な可能性を秘めたフロント言語
「JavaScript」は多様な可能性を秘めたフロント言語です。
ゲーム開発やスマホアプリ開発も可能で、汎用性の高い言語として人気ですね。
サイトに動きや変化を出したい時に有効で、目立たせたい箇所にアニメーションをはじめ、さまざまな効果を追加できます。
「jQuery」という「JavaScript」をより使いやすくしたフレームワークと一緒に学習するのをおすすめしますね。
「Ruby」はWebアプリの開発に適したサーバーサイド言語
「Ruby」はWebアプリの開発に適したサーバーサイド言語です。
世界的に有名な「Twitter」や国内最大級の料理レシピサイト「クックパッド」等は「Ruby」で作られ、スタートアップの企業で特に使われることの多い言語だからですね。
他にも「SNS」「ブログ」「オンラインショップ」等、様々なものが作れます。
機械学習分野でのツールや資料等が充実していないので難しいと言われていますが、スピード感を持ってWebアプリを作りたい方におすすめですね。
「PHP」はサーバーサイドのWeb開発に特化した言語
「PHP」はサーバーサイドのWeb開発に特化した言語です。
動的にページを生成できる言語だからですね。
「問い合わせフォーム」「予約・ログイン・検索機能」「SNS」「ブログ」等、様々なものが作成可能で、本格的に開発する場合は「JavaScript」と併用されることが多いです。
「WordPress」という全世界の1/3を占めているCMSも「PHP」で作成されており、需要が高いと言えますね。
Google三大言語の一つである「Python」
「Python」はGoogle三大言語の一つです。
機械学習やデータ分析に使用されることが多く、世界的に人気が高まっているからですね。
業務効率化や日々進化し続けているAI(人工知能)やIoTの分野でも幅広く使われ、汎用性の高い言語です。
また、ライブラリが豊富でWebアプリの開発にも適している言語ですね。
大規模な開発からモバイルアプリの開発までできる「Java」
「Java」は、大規模な開発からモバイルアプリの開発までできる言語です。
「Python」と同じくGoogle三大言語の一つで、ライブラリが豊富で高性能な機能のある言語だからですね。
具体的には「Webサービス開発」「業務システム開発」「アプリ開発」等に用いられ、「楽天」や「三菱UFJ銀行」等の大手企業の会計システムに採用されていることでも有名です。
難易度が高めの言語ですが、その分求人も豊富です。
「Go」は注目を集めている人気のサーバーサイド言語
「Go」は注目を集めている人気のサーバーサイド言語です。
Googleが開発したシンプルな構造と軽量な動作が魅力の言語で、「Go」を採用する企業が増えてきたからですね。
主に「Webサーバーの構築」や「アプリ開発」に使用され、記述が分かり易く、汎用性も高い言語ですね。
マイクロソフトが開発した求人数豊富な言語「C#」
「C#」はマイクロソフトが開発した、求人数が豊富な言語です。
「Windows」向けアプリの他、ゲームやVR等の開発に使われている言語だからですね。
高いシェアを誇るゲーム総合開発環境「Unity」でも「C#」は利用され、ゲーム業界の盛り上がりと並行して需要が高くなると言われていますね。
「ゲーム開発」や「VR市場」に興味のある人は、「C#」を習得することが近道です。
Apple製品向けの開発が行える言語「Swift」
「Swift」は、Apple製品向けの開発が行える言語です。
Appleが発表した言語で、「iPhone」「iPad」の他、「Apple watch」「Apple TVアプリ」を作る際にも使用される言語だからですね。
難易度は低めですが、できる仕事が少ないのは難点です。
しかし、新しいイノベーションを起こし続けているApple製品に使用される言語なので、「Swift」が今後Web開発の中心になる可能性があるとも言えますね。
プログラミングを副業にするメリット
プログラミングの副業は「PC」と「インターネット環境」さえあれば、いつでもどこでも仕事を進められますね。
一度スキルを身に付ければ安定した収入を得るのも可能です。
この章では、プログラミングを副業にするメリットを具体的に紹介します。
働いた分が収入になる
プログラミングの副業は、働いた分だけ収入を増やせます。
副業としてのプログラミングは成果報酬型なので、仕事をした分だけ報酬が支払われるからですね。
しかし、非常に時間がかかってしまう案件もあるので注意が必要です。
スキルアップになり本業にも役立つ
プログラミングの副業をすることでスキルアップへと繋がり、本業に役立てることもできます。
本業の業種にもよりますが、プログラミングに必要な論理的思考が仕事の効率化や再構築等を助けるのに役立つからですね。
例えば、表計算ソフトで表やグラフを作った経験があれば、表計算ソフトに内蔵されている簡易プログラミング言語(VBA)で、マクロプログラミング(処理の自動化)を作成し、大幅な時間短縮に繋げたりできます。
転職活動にも有利
プログラミングの副業は、転職活動時も有利に働きます。
副業で得たスキルや経験は職務経歴書に書いて活かせるからですね。
サラリーマン・プログラマーで将来やりたい仕事へ転職する際にも有利となり、副業で始めたプログラミングが軌道に乗り、本業プログラマーとなった人もいますね。
また、開発案件がいつまで続くか分からず年齢制限で解雇される不安があるプログラマーの方は多く、副業案件にする事でリスクを回避できますね。
年齢や経験に伴い給料が上がるため、中間プログラマーを解雇して若い人材を雇う、コンプライアンスに反する企業も残念ながら存在するためです。
プログラミングを副業にするデメリット
在宅勤務が可能で需要が高いプログラミングの副業ですが、初心者は仕事を軌道に乗せるまで時間がかかってしまうのも事実です。
この章では、プログラミングを副業にするデメリットを具体的に紹介します。
経験値が少ないプログラマーは仕事を獲得しにくい
プログラミングの副業をする場合、経験値が少ないプログラマーは仕事を獲得しにくいです。
人気のある仕事なので応募倍率も高く、未経験プログラマーが応募できる案件も多くないからですね。
挫折しないためにも、最初の2~3年は単価の安い簡易な案件で経験を積み、実績を積んでから本格的に稼いでいくことをおすすめします。
経験を積むうえでもおすすめなのはクラウドソーシングですね。
HTMLで簡単にできるものから仕事数も多いので、他サービスよりも仕事を獲得しやすいと言えるでしょう。
クラウディアにはプロ人材としての高単価副業サービス、クラウディアPROもありますので合わせてご確認ください。
フリーランスの未経験者プログラマーが現場トラブルに弱い
フリーランスの未経験者プログラマーがプログラミングの副業をする中で苦労するケースも多いと思います。
プログラミング知識と経験不足から予想外のトラブルへ対応できない場合もあります。
トラブルが起きた場合であっても、会社勤務のサラリーマン・プログラマーであれば上司に相談できます。
しかし、フリーランスなうえプログラマー経験も浅いと、周りに相談相手も居なくて、ひとりで問題解決できずに困るケースも多々あります。
体調を崩しやすい
プログラミングの副業は体調を崩しやすいです。
案件の中には、慣れるまで1つの仕事を終えるのに時間がかかるものもあり、体調に影響が出てしまう場合もあるからですね。
本業に差し支えが無いよう、自分のスキルや納期を客観的に観て、計画的に仕事を進めましょう。
報酬単価が高いからと、難易度の高い案件に飛びつかないよう注意です。
プログラミングの副業には、向き・不向きがあるので「上手くオン・オフの切り替えができない」「うつ症状が出ている」「体調が辛い」方にはおすすめできない副業ですね。
まとめ
今回はプログラミングの副業について紹介しましたが、初心者の方でもきちんと学習し、努力すればそれなりに稼ぐのも可能です。
プログラマー不足に伴い、アプリやAI関連のプログラミング等の仕事は増加しているので、スキルさえ身に付ければ需要が高い安定した副業と言えます。
しかし、プログラミングの学習はハードルが高い一面もあり、上手く軌道に乗せるにはある程度の時間と実績が必要なのも事実ですね。
また、プログラミングの技術は日々進化しているので、スキルアップの努力も必要です。
向き・不向きがある副業と言えるので、きちんとスキルを習得し、メリット・デメリットを把握した上で取り組むのをおすすめしますね。