コンサルの仕事と聞くと「専門的で難しそう」といったイメージを持つ人も多いと思います。
しかし副業でコンサルの仕事をする人も増えています。
結論から言うと、コンサルの仕事はサラリーマンの副業にオススメです。
副業のコンサルは土日を利用して1回数時間からできて、努力次第ではさらなる収入アップも期待できるからですね。
今回はこれから副業でコンサルの仕事へ興味ある人向けに、副業コンサルの始め方からメリット・デメリットまでを徹底解説します。
この記事を読み終えるころには、副業コンサルの仕事をイメージできているでしょう。
コンサルの仕事は副業でもできる
結論から言うと、コンサルの仕事は副業でもできます。
あなたが会社員として働く中で、身につけたスキルや経験からアドバイスしてほしいと考える他の企業もあるためです。
この章では以下の3点について解説します。
- コンサル未経験者でもできる
- 仕事が忙しい人でもスキマ時間にスポットコンサル
- 定年後の人でも副業としてコンサルできる
1.コンサルの仕事は未経験者でもできる
コンサルの仕事は顧客の課題解決さえできるスキルさえ持っていれば、未経験者でもチャレンジできます。
なぜなら、自分のこれまでの経験によるアドバイスが顧客の課題解決ポイントになるからですね。
例えば、営業職として大きな実績を上げている人であれば、「新規顧客が増えないのをなんとかしたい」と考えを持つクライアントにとってコンサルをお願いしたい魅力的な人材です。
同じ理由から、人事で結果を出している人なら、人材の見つけ方や人材育成に課題を持つクライアントへアドバイスができますよね。
このように自分の専門性を活かして、現在の会社で得た実績を元に副業のコンサルタントでも活躍する人も少なくありません。
2.仕事が忙しい人でもスキマ時間を活かしてのスポットコンサルも可能
現在の働いている時間や通勤時間を考えると、空き時間が少ないからコンサルの副業は難しいと考える人も多いと思います。
仕事が忙しい人でもスキマ時間を活かしてのスポットコンサルとして副業可能です。
スポットコンサルとは専門知識のある個人と課題を抱える企業のマッチングをして、短時間で相談ができる仕組みです。
スポットコンサルであれば、1回1時間程度の打ち合わせからできる案件もあるためですね。
例えば、平日忙しい会社員でも土日の1時間だけ副業としてコンサルできれば、その他の時間はしっかり休みがとれるので、負担も少ないでしょう。
肉体労働ではないので、体への負担もほとんどなく、WEB会議ツールを使っての打ち合わせがOKであれば、在宅に居ながらコンサルを行うことも可能です。
自分のスキルと空き時間を活かして副業したい方にスポットコンサルはオススメと言えます。
3.定年後の人が長年培った知識と経験を活かしての副業コンサル
定年後にヒマと時間を持て余しているけど、再就職先も見つからずに困っている人も多いと思います。
定年後の人には長年培った知識と経験を活かしての副業コンサルもオススメです。
例えば、定年になったシニアがこれまでの経験を活かし、短時間で完結するスポットコンサルに登録するケースが増えています。
※参考⇒ 定年後も無理なく社会とつながっていられる「3つのパターン」 | 定年後~60歳からの「黄金の15年」をどう生きるか | ダイヤモンド・オンライン
副業にオススメのコンサルの仕事
副業にオススメのコンサルの仕事は3つあります。
- 経営コンサルタント
- ITコンサルタント
- キャリアコンサルタント
この章では上記3つのコンサルの仕事を解説します。
1.企業や店舗の経営全体の知識や経験豊富な人には「経営コンサル」がオススメ
会社経営や店舗運営について、知識と経験豊富な人には「経営コンサル」の副業がオススメです。
なぜなら、経営者の経験ある人でないとわからない悩みやアドバイスができないためですね。
例えば、人事のことなら人材教育や採用のアドバイスを求められる場合もあるし、スタッフとのコミュニケーションがうまくいかずに悩んでいる店舗経営者も多いです。
仕事で経営に関わってきた人や中小企業診断士の資格がある人には、自身の経験を活かしてさまざまな視点からアドバイスできる経営コンサルタントはオススメですね。
2.IT業務の経験者は「ITコンサル」がオススメ
プログラミング、ウェブディレクション、SEO担当者など、ひとことでIT業務といっても種類は多いです。
会社員として何かしらのIT業務に関わっている人には「ITコンサル」の副業もオススメです。
IT技術を活かしていない企業はもちろん、IT企業であっても得意不得意が分かれるため、社外コンサルタントからのアドバイスを欲しがる企業も多いためですね。
例えば、社内でプログラムやシステム開発は行えるが、WEBマーケティングは全くできないから、他のできる人をコンサルに入れている企業も少なくありません。
また、WEBマーケティングの場合、ひとつの技術に特化して強いと、副業コンサルとして活躍するチャンスは多いです。
WEBマーケティングとひとことで言っても、「広告運用」「SEO」「アクセス解析」など、さまざまなジャンルに細分化され、そのすべてに精通するのは難しいためです。
上記に挙げたどれかひとつ、例えば「アクセス解析は誰にも負けない」といったように強みを持っている人はコンサルとして重宝されますよ。
3.採用や教育等の人事に関わっている人には「キャリアコンサルタント」がオススメ
人材採用や教育に関わっている人にはキャリアコンサルタントの副業がオススメです。
なぜなら、会社で「人」に対しての悩みは多いことから需要も多い分、副業としてコンサルできるチャンスも多いためです。
たとえば、「離職率が高い」「社内コミュニケーションがうまくいかない」「新規スタッフ募集しているけど全く集まらない」などですね。
ただし、社員のスキルアップだけではなく、転職希望者の支援もキャリアコンサルタントの職務に含まれるので、幅広い知識が必要となります。
しかし、キャリアコンサルタントの資格を持っている、人事関連で長年の経験とスキルがある人にはオススメ副業と言えるでしょう。
副業コンサルの収入と相場はあなたの実績次第で変わる
副業コンサルタントの収入と相場はその人が過去に積み重ねてきた実績次第で変わります。
なぜなら、コンサルタントの収入相場を決める基準として、あなたの時給や年収を参考としているからです。
時間あたり10,000円が相場の人もいれば、時間あたり100,000円の人もいます。
例えば、元大阪市長の「橋下徹」氏は90分の講演料として200万円を受け取っているニュースも話題となりました。
※参考⇒ 講演料90分200万円…橋下徹氏におおさか維新が“怨嗟の声”|日刊ゲンダイDIGITAL
橋本氏が過去に積み重ねてきた実績がそれだけ貴重だとわかります。
他にも経営コンサルタント歴20年、これまでに何百件もの企業の課題を解決してきました、という人がいれば、企業はそれなりの金額を支払って依頼したいと思いますよね。
そのため、これまでの職歴で経験やスキルが豊富な人ほど副業コンサルの収入も期待できるでしょう。
副業でコンサル仕事の始め方
では副業コンサルの仕事を始めるにはどのようなステップが必要でしょうか。
- 自分にしかない経験やスキルをアウトプット後に整理する
- コンサルマッチングサイトに登録して案件を探す
- クラウドソーシングの登録もオススメ
- SNSやYou tubeで発信する
- コンサルタントとしてのホームページやブログを持つ
この章では副業コンサルの仕事を始め方ついて解説します。
1.自分にしかない経験やスキルをアウトプット後に整理する
コンサル副業の仕事を始めるための準備として、自分の経験やスキルをアウトプットして整理するのが大切です。
なぜなら、他のコンサル副業者と差別化できる「あなたならではの強み」を見つける必要があるためですね。
副業、専業に関係なくコンサルタント希望者は多い中、依頼する側はより企業の課題解決に合うスキルや経験を持っている人にお願いしたいと考えています。
そのため、いかに自分のスキルや経験をアピールできるか、他の人と差別化できるかがポイントとなります。
コンサル副業を始める前に、これまでの職歴を振り返り、自分だけのスキルや経験を書き出してまとめていきましょう。
2.コンサルマッチングサイトに登録して案件を探す
副業コンサルの仕事を探すには、マッチングサイトに登録するのもオススメです。
副業コンサルの仕事はマッチングサイトに掲載されています。
これから副業コンサルを始めようという人は、まずはマッチングサイトに登録し案件を探すのがオススメです。
自分のサイトやSNSを通じて副業コンサルを始める人もいますが、怪しい副業コンサルもいるため、企業からすぐに依頼を受けるのは難しいでしょう。
インターネットで「副業 コンサル サイト」と検索すると、副業コンサルのサイトが出てきますので、自分に合うものを選びましょう。
3.クラウドソーシングの登録もオススメ
あなたが持っている知識と経験を活かす場合、マッチングサイトも良いのですが、クラウドソーシングへの登録もオススメです。
クラウドソーシングでは仕事の悩みに関するさまざまな仕事募集がされているため、その問題解決できる技術を持っている場合、自分からアプローチもできるからですね。
例えば、純粋なコンサルティングとは言えませんが、専門家や経験者に「プロ視点での記事を書いてほしい」といったライティング依頼や監修依頼も多いです。
専門知識を必要とするほど報酬単価も高くなっていて、ライターとして月数十万円稼ぐ人も少なくありません。
さらに、有名サイトのライティングや記事監修をすれば、自身のホームページに監修実績として掲載できます。
クラウドソーシング・スキルシェア【Craudia(クラウディア)】
4.SNSやYou tubeで発信する
コンサルとして仕事したいけれど、何のツテもないとお悩みの人も多いと思います。
結論から言うと、SNSやYou tubeで発信するのはオススメです。
なぜなら、フォロワーが増えて影響力が強くなることで、セミナー公演やコンサル依頼されるチャンスもあるからですね。
さらに1万、5万、10万とフォロワー数の多さに比例して、書籍出版のチャンスも出てきます。
実際、ファンの多いインフルエンサーと呼ばれる人たちで出版している人も多いし、本屋さんで見かけることも多いですよね。
また、SNS運用は空き時間でもできるうえ、ツイッターなどハンドルネームで行えば、副業をしていても会社にバレません。
実際、会社にバレるのが嫌で顔出し、名前出しナシでツイッター運用している人も多いです。
炎上リスクが怖いと躊躇する人もいるかもしれませんが、大多数にアプローチできるSNS運用はコンサルとして働くうえでトライしてみるのもオススメですよ。
5.コンサルタントとしてのホームページやブログを持つ
コンサルタントとしてのホームページやブログを持ちましょう。
なぜなら、コンサルやセミナー依頼しようとしたとき、Google検索してもホームページがなければ申し込みできないためですね。
SNSのみでツイッターやインスタグラム、フェイスブックのDMやメッセージ対応だけしている人もいますが、それでも公式サイトは用意しておいて損はないでしょう。
公式サイトに「何ができるのか?」「料金はいくらか?」といったことが明記されていると、依頼者側も安心して依頼できるからですね。
無料ホームページの「ペライチ」を使えば、セミナー募集ページやコンサルタントとしての紹介ページもカンタンに作れます。
もう少しデザインにこだわりたい、もしくは自分でデザイン変更できる自由度がほしいのであれば、ワードプレスでの作成がオススメです。
なぜなら、ワードプレスを使って作成すればブログ形式で投稿できて、カスタマイズのしやすさから後からのデザイン変更などもしやすいです。
ワードプレスのサイトを作るのであれば、クラウドソーシングで依頼すれば格安で作成してくれるフリーランスも多いのでオススメですよ。
実際、クラウドソーシング「クラウディア」のWebサイト・HP制作、運用管理の仕事・依頼ページを観ると多数の応募があるとわかります。
副業でコンサルをするメリット
ここまで記事を読んで副業コンサルの仕事に興味を持った人もいるでしょう。
では副業コンサルをするメリットとはなんでしょう。
結論から言うと、以下のメリットが挙げられます。
- 土日の休みを活かしての週末副業コンサルできる
- 実力次第で収入アップ
この章では上記2点のメリットについて解説します。
1.土日の休みを活かしての週末副業コンサルできる
土日の休みを活かして週末副業コンサルのメリットの1つです。
なぜなら、副業コンサルの仕事は1時間程度からできるからですね。
例えば、副業のアルバイトだと3~4時間の拘束がある、納品物を作成するのに数日かかる、ことがありますね。
他の副業と比べて短時間で完結するのが副業コンサルです。
そのため、平日が忙しいサラリーマンの副業にコンサルタントはオススメと言えるでしょう。
2.依頼が多くなれば収入アップ
副業コンサルの仕事は実績を積み重ねることで収入アップが期待できるのもメリットです。
副業コンサルの実績が積み重ねて評判になることで、さらなる依頼が出るのはもちろんとして、セミナーの講演料の報酬単価もアップされるからです。
たとえば、はじめはセミナー公演2時間あたり3万円でスタートした人が、実績を積み重ねて人気が出たことで2時間あたり50万円もらっているケースもあります。
実際、「講演依頼DX」で観ると、各講師でセミナー講演予算が全く変わってきます。
他の副業は単価固定の場合が多いので、副業コンサルの仕事は努力次第で多くの収入を得られるのもメリットですね。
副業で自分の経験とスキルを十分に活かしたい人には、オススメの仕事と言えるでしょう。
副業でコンサルをするデメリット
サラリーマンの副業にオススメのコンサルですが、やったことないと不安を感じる人も多いと思います。
結論から言うと、以下のデメリットが挙げられます。
- 所得が年間20万を超えたら確定申告
- 休日も仕事に集中しないといけない
この章では副業コンサルの仕事のデメリットについて解説します。
1.確定申告時は住民税の徴収方法に注意
副業所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要です。
前章で述べたように、副業コンサルの仕事は努力次第で収入アップが期待できます。
しかし、副業コンサルで稼ぎすぎてしまうと確定申告が必要になります。
また、確定申告の際、住民税の徴収方法を「特別徴収」にすると会社に通知がいくので副業がバレてしまいます。
副業コンサルの仕事で所得が年間20万円を超えて確定申告する場合は、住民税の徴収方法を「普通徴収」にしましょう。
「普通徴収」を選択すると自宅に住民税の納付書が届くので、自分で支払うのを忘れないように気をつけてくださいね。
2.土日は仕事したくない人には不向き
副業コンサルの仕事をする場合は土日も仕事のことを考える必要があります。
なぜなら、副業コンサルの面談依頼は土日に入ることが多いからですね。
例えば仕事は平日に集中して、土日は自分の趣味や休息のことだけを考えたい人には、副業コンサルはオススメできません。
土日の空き時間を有効活用し、副業で収入アップしたい人には副業コンサルがオススメと言えるでしょう。
まとめ
副業コンサルの仕事は会社員が土日の短時間を利用してできるのでオススメと言えます。
また、自分の実力次第で収入アップが期待できるので副業で収入を上げたい人にはぴったりの仕事でしょう。
副業コンサルを始めるにはサイトに登録し、自分のスキルや経験をしっかりアピールしてから、案件をこなしていくことがポイントです。
副業コンサルで年間20万円以上の所得を得た場合は確定申告を忘れないようにしましょう。