- よく人から悩みを相談される
- カウンセラーの仕事に興味がある
このような人は、カウンセラーの仕事もいかがでしょうか?
しかし、本業でやるのには不安がある、子どもがいるから外に出て仕事はできないという人もいますよね。
結論から言うと、カウンセラーの仕事は在宅でもできます。
なぜなら、カウンセラーの仕事は「話を聞いて悩みを解決に導く」ことなので、悩みを聞けるツールがあればどこでも相談にのることができるからです。
つまり、副業としても在宅カウンセラーの仕事ができるということですね。
そこで今回は、
- 在宅カウンセラーの仕事内容
- 在宅カウンセラーの収入
- 在宅カウンセラーの集客方法
などを紹介します。
この記事を読み終わる頃には、在宅カウンセラーとして働くことに対して、一歩踏み出す勇気が持てるようになっているでしょう。
カウンセラーの仕事内容
「カウンセラー」という言葉はよく耳にするものの、実際どのような仕事内容なのか知らないという人も多いのではないでしょうか。
カウンセラーの仕事は、相談者の悩みや困っていることを聞き、相談者自らが解決できる方向へと向かっていけるように手助けすることです。
と思う人もいると思いますが、カウンセラーに相談する理由として知っている人には言えない悩み、専門的なアドバイスがほしいときなどがあるからですね。
カウンセラーと言っても、働く場所や相談内容によってさまざまな種類があります。
- ●心理カウンセラー
- 人間関係のことや子育ての悩みなど、日常生活を送るうえで起きたさまざまな悩みを聞きます。心理カウンセラーというとハードルが高いイメージがありますが、悩みを聞くだけでも相談者がスッキリすることもあり、相談内容はほぼ同じでも「愚痴聞き」という仕事もあります。
- ●スクールカウンセラー
- 学校の相談室などで生徒や保護者の相談を受けます。相談内容は、友人関係や家庭内での悩み、いじめ問題、勉強のことや不登校、発達障害など、学校のことだけでなくさまざまな悩みに対応します。
- ●キャリアカウンセラー
- 相談者の興味や能力、適性からその人にあった職業に就けるようにアドバイスをします。また、相談者自身が職業生活を設計し、希望するキャリアデザインを歩めるように手助けをします。
- ●スピリチュアルカウンセラー
- 霊的な能力を使いカウンセリングを行います。霊能力者によるカウンセリングや占いなどによって、相談者の悩みが解決できるようにお手伝いをします。
どちらにしても、相談者の話を聞いて少しでも早く悩みが解消できるように、気持ちが軽くなるように手助けをする仕事です。
在宅でもカウンセラーの仕事はできる
カウンセラーの仕事は在宅でもできます。
なぜなら、カウンセラーの仕事で大切なのは相談者の悩みを聞くことだからです。
つまり、対面で話さなくても何らかの方法で相談者の悩みが聞けるのであればカウンセラーはできるということですね。
在宅でカウンセラーの仕事をするには次のような方法があります。
自宅で対面カウンセリングを行う「対面カウンセラー」
「対面カウンセラー」は自宅で対面することでカウンセリングを行います。
いわゆる、お店やサロンと同じく自宅まで来てもらって対面で行うカウンセリングですね。
対面でカウンセリングをするため、相談者の表情や態度からもどのような心理状態なのかを推測することができ、カウンセラーの言葉もきちんと伝わりやすいというメリットがあります。
ただ、知らない人を家に入れることや、決められた時間は在宅していなければいけないため、在宅ワークのメリットでもある自由度はあまりないでしょう。
- 職場相談
- 家庭問題
- 人間関係
電話でカウンセリングを行う「電話カウンセラー」
「電話カウンセラー」は電話でカウンセリングを行っていきます。
ほとんどの場合カウンセリングは予約制になっているため、決められた時間は必ず電話に出られるように待機していなければなりません。
また、予約はインターネットで行うことが多いので、常時接続しているパソコンと会話中に子供の声やペットの声などが聞こえない静かな部屋が必要となるほか、求人によっては固定電話が必要となることもあります。
相手が見えない電話で話をするため、声の調子やトーン、相づち、間のとり方がとても大切です。
最近では、ビデオ通話ができるSkype(スカイプ)、LINE(ライン)、ZOOM(ズーム)などを使う電話カウンセリングもあります。
- 職場の人間関係
- 恋愛相談
- 人間関係
メールでカウンセリングを行う「メールカウンセラー」
「メールカウンセラー」はメールでカウンセリングを行っていきます。
文章のみのカウンセリングのため、相手の意図を読む力が必要になりますが、対面や電話カウンセラーと違って相談者と直接話さないので、カウンセラーの仕事を初めてする人でも取り組みやすいです。
相談の返信は1日~3日以内と決められていて、じっくりと考えて返信できるのはメリットですが、文章だと伝わりにくい部分もあるため、相談者にきちんと真意が伝わるような言葉選びをすることが大切です。
メールカウンセラーの求人の中には、「メールで愚痴を聞くだけで月に50万円稼げる」といったものがありますが、高額報酬をうたった求人は詐欺なので注意してください。
- 職場相談
- 家庭問題
- 人間関係
LINEやTwitterのチャット機能でカウンセリングする「SNSカウンセラー」
「SNSカウンセラー」は、LINE(ライン)やTwitter(ツイッター)のチャット機能を使いカウンセリングを行います。
電話やメールのカウンセリングよりも若い世代からの悩み相談が多いのが特徴です。
文章でのカウンセリングとなりますが、チャット形式でリアルタイムでカウンセリングができるため、悩みを解消したい相談者にとってはメリットが大きい方法です。
SNSの普及に伴い、LINE(ライン)を中心としたSNSカウンセリングが急速に増えていることから、研修やSNSカウンセラーの認定制度を設けている団体もあります。
- いじめ問題
- 家庭問題
在宅でカウンセラーをするのに必要な資格は特になし
在宅カウンセラーをするときには特に資格は必要ありません。
なぜなら、カウンセリングには技術だけでなく包容力や誠実さ、洞察力といった人としての資質が大切だからです。
実際、在宅でカウンセラーの仕事をしたことがある人にアンケートを実施したところ、約半数の人が資格を持っていませんでした。
資格がなくてもできるカウンセリングの仕事ですが、心理学的な資格や医療系の資格、また相談内容にあった資格を持っていたり、資格はなくても心理学を勉強したことがあると相談者からの信頼度も高まります。
-
<カウンセリング全般>
- 公認心理師
- 臨床心理士
- 保育士
- 看護師
- 保健師
- 教員免許
- キャリアコンサルタント
<子育てや学校生活などの相談>
<仕事(キャリア)についての相談>
上記の資格を持っている人はカウンセラーの仕事にも活かすことができるでしょう。
在宅カウンセラーに役立つスキル
資格を持っていなくても次に紹介するスキルを知っていると在宅カウンセラーをする上で役立ちます。
- ●傾聴
- 相談者の話を聞くことです。話している途中で遮ったり、評価や批判をすることなく、基本的に相手の話が終わるまでは聞くことに徹します。
- ●あいづち
- 相談者の話を聞いている中で「そうですね」「なるほど」などの短い言葉を投げかけます。言葉自体にはそれほど大きな意味はありませんが、相談者は話を聞いてくれていると安心し、もっと話そうという意欲を促すことができます。
- ●うなずき
- 言葉を挟まずに「うんうん」と首を振ったりします。言葉は発しませんが、あいづちと同じように、相手に聞いてくれているという安心感を与え、対話を促すことができます。
- ●承認
- 「よく頑張ったね」「良かったね」といった相手を肯定する言葉を投げかけることによって、相談者を勇気づけたり、少しでも救われたような気持ちをもたせることができます。
- ●要約
- 相談者は悩みを話しているうちにあちこちに話が飛んだり、話の当を得ないことがあります。そのため聞いた話を短くまとめ、悩んでいる内容を要約することで、相談者、カウンセラーともに相談内容が明確になります。
- ●アドバイス
- 今後どうしたらいいのかというアドバイスをします。ただし、最終的にどういう行動をするかは相談者自身が決めることなので、強制力を持たせないようなアドバイスをすることが大切です。
上記のことをうまく使えるようになると、相談者からの信頼が厚くなり、カウンセラーとしての腕も上がるでしょう。
在宅カウンセラーに役立つスキルや資格を通信教育で学ぶ
在宅カウンセラーをする際に役立つスキルや資格は、通信教育でも身につけることができます。
ヒューマンアカデミー/メンタルケアカウンセラー(R)
約3ヶ月の通信講座で公的学会認定資格である「メンタルケアカウンセラー」の資格が取得できます。わかりやすい解説が付いたDVDやイラストが多く読みやすいテキストは、心理学を学んだことのない人でも楽しみながら勉強することができます。
ヒューマンアカデミー/メンタルケアカウンセラー(R)の公式サイトをチェック
資格のキャリカレ/メンタル心理カウンセラー資格取得講座
約2ヶ月の通信講座で一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)認定の「メンタル心理カウンセラー」の資格が取得できます。いろいろな例題が豊富に掲載されているテキストとDVDで、基礎から専門的な知識までを習得することができます。
資格のキャリカレ/メンタル心理カウンセラー資格取得講座の公式サイトをチェック
LEC東京リーガルマインド/メンタルケア心理士(R)文部科学省後援こころ検定(R)2級対応 メンタルケアWライセンス講座
約4ヶ月の通信講座で文部科学省後援こころ検定(R)2級の受験資格とメンタルケアカウンセラー(R)の認定資格を取得することができます。メンタルケアの入門から学び、日常生活、教育現場、仕事に関するカウンセリングの知識を習得することができます。
LEC東京リーガルマインド/メンタルケア心理士(R)文部科学省後援こころ検定(R)2級対応 メンタルケアWライセンス講座の公式サイトをチェック
在宅カウンセラーをしたときの収入
在宅でカウンセラーをしたことがある21名にアンケートを実施したところ1ヶ月の平均収入は68,000円となりました。
しかし、人によって1ヶ月の収入は1万円~数十万円とかなり差がありました。
差が出た理由として、資格や実績の有無、カウンセリングをした量で収入は大きく変わるからですね。
実際に募集しているカウンセラーの求人を見てみると、電話相談であれば1分100円~1,000円、メール相談であれば1往復800円~10,000円とかなり差があるのがわかります。
資格を持っている方が収入は高くなりますが、資格を持っていなくても相談件数や実績を積むことで月30万円から多ければ100万円といった高収入も期待できます。
初めのうちは在宅カウンセラーを副業として実績を積み、ある程度の収入が見込めるようになってから本業に転身するのもおすすめです。
在宅ワークのカウンセリングで多い相談内容
在宅ワークのカウンセリングで一番多いのは人間関係の相談です。
在宅でカウンセラーの仕事をしたことがある人にどんな相談内容が多かったかアンケートを実施しました。
結果、約半数の人が人間関係の相談が多かったと回答しています。
人間関係の相談が多い理由として、職場の人間関係、子どものママ友関係、ご近所付き合いなど、生活しているうえで人との交流は切ることができないからですね。
在宅カウンセラーの仕事をするうえで知っておきたい集客方法
在宅カウンセラーの仕事をするうえで知っておきたい集客方法を2つご紹介しますね。
- 知り合いに紹介してもらう
- インターネットで集客する
上記に挙げた方法の中でも、カウンセラーを利用する人は増えているもののカウンセラーの求人募集数が少ないため、はじめは知り合いから紹介してもらうのが一番手堅いですね。
ただし、しつこい勧誘は行わないようにしましょう。
勧誘された友人から不快になることで疎遠になってしまうリスクがあるからですね。
カウンセラーの仕事を紹介してくれるような知人がいない場合は、インターネット集客をおすすめします。
なぜなら、「無料」もしくは「低予算」でできることから金銭的なリスクが低いからですね。
インターネットで集客する方法として代表的なのは以下の方法です。
- フェイスブックやTwitterなどSNSアカウントを作る
- 自分のホームページやブログ開設する
- You Tubeでカウンセラーとしてのチャンネルを作る
- メールマガジンを発行する
もっともお手軽な方法としては、カウンセラーとしてのTwitterアカウントを作成して、他の方たちの悩みに対して積極的にコメントすることでカウンセリングの仕事につなげていくことですね。
Twitterであれば、つぶやける内容も少ないからカンタンにスタートすることができます。
「悩みのつぶやき」に対してリツイートをすることで、あなたのことを知ってもらえるし、悩みに対してのアドバイスが的確であればファンやお客さまになってもらうこともできるでしょう。
また、Twitterであれば匿名でもできるため、カウンセラーとしてはハンドルネームで活動して、本名を出したくない方にもおすすめですね。
しかし、Twitterだけでなく、上記に挙げたネット集客方法を全て同時に行うことをおすすめします。
なぜなら、フェイスブック、ツイッター、ブログ、You Tubeなど全てを連動させることができるからですね。
例えば、カウンセリングやスピリチュアルのYou Tube動画内で自分のツイッターやブログを紹介したり、逆にツイッターからYou Tube動画を紹介することもできます。
チャンネルごとにユーザーが変わるので、相乗効果で集客数をアップすることができます。
以下、カウンセラーとしてネット集客するうえで準備しておきたいサービスをご紹介します。
まずは代表的なSNSをご紹介します。まだ作っていないのであれば作っておきましょう。
次におすすめの「ホームページ」「ブログ」「メールマガジン」をご紹介します。
在宅カウンセラーの求人募集を探すならネット上の仲介サイトを活用する
カウンセラーとして自宅開業せず、企業や協会へ属することでカウンセラーとして活動したいと考えている方も多いと思います。
インターネット上で在宅カウンセラーを求人募集、もしくは仲介しているサイトを活用することで求人を探していきましょう。
例えばクラウドソーシング、カウンセラー紹介サイトなどが挙げられます。
ただし、カウンセラーの仕事を見つけるたりつなげたりすることは難しいです。
カウンセラーの求人募集や掲載数自体がそもそも少ないうえに掲載のための審査条件が厳しかったりするからですね。
しかし、クラウドソーシングはカウンセリングの募集があった際、「メッセージ通知機能」もあるため、とりあえず登録しておくだけでもおすすめです。
メッセージ機能に登録しておけば、メッセージが届いているときだけクラウドソーシングをチェックすれば良いだけですからね。
なお、クラウドソーシングの場合はカウンセラーとしての仕事以外に、「カウンセリングに関する記事作成の仕事案件」も多数あります。
自身がカウンセラーとして働くことに特別なこだわりなく、カウンセリングに関する記事や文章を書くことが好きな方であれば、ライター業として働くのも一つの選択肢となりますね。
※参考⇒ クラウドソーシング・スキルシェア【Craudia(クラウディア)】
まとめ
在宅でもカウンセラーの仕事はできることがわかりました。
資格を持っていなくても経験や実績を積めば高収入も期待でき、人気カウンセラーとして活躍する日が来るかもしれません。
在宅カウンセラーをしたいと思っている人は
- インターネット
- 知人の紹介
などで、仕事を探してみてくださいね。