在宅採点のバイトとは？主婦や大学生でもできる？

自宅でできるバイトのなかでも人気の高い「在宅採点バイト」。

など、気になることも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、在宅採点バイトの仕事内容や、バイトをするための条件、在宅採点バイトのメリット・デメリットなどについて解説していきます。

「在宅採点バイトをやってみたい」「興味がある」という方はぜひ参考にしてください。

在宅採点のバイト（仕事）とは？

採点バイトとはその名の通り、試験や模試の採点をする仕事です。

模擬試験や予備校・学習塾のテスト、通信教育の採点など仕事内容はさまざまです。

以前は、在宅の採点バイトと言えば郵送されてきた答案を採点するタイプのみでしたが、現在はパソコン上でできる「WEB採点」も増えています。

採点バイトには大きくわけて2種類あります。

記述式の採点は、部分点を付ける必要もあり、単純な◯×式採点よりも難易度は高めですが、誰が行っても採点に違いが出ないように採点基準の詳細なマニュアルが用意されています。

通信教育の採点では、マニュアルに沿って子ども達にコメントを書く場合もありますね。

また、模試などの重要な採点の場合、複数人で同じ答案を採点するダブルチェックがあるため、万が一採点ミスがあってもそのまま通ってしまうことはありません。

特別な資格やスキルは必要なく、詳細なマニュアルもあるので、未経験の方でも始められる仕事です。

在宅採点のバイトは主婦や大学生でもできる！ただし応募条件あり

在宅の採点バイトには資格やスキルは必要なく、主婦や大学生でもできます。

ただし、採点するテストのレベルによって、応募資格に学歴基準を設けられているケースも少なくありません。

また、塾のテスト採点の場合は、その塾の卒業生であることが応募条件になっているケースもあります。

応募資格や応募条件は案件によって異なるため、事前によく確認してください。

在宅採点バイトには書類審査と筆記試験がある

採点バイトをする際には、書類審査と筆記試験または実技テストがあるケースがほとんどです。

解答集や採点基準のマニュアルがあるとは言え、正しく採点するためには、担当する教科に対する基本的な学力と知識が必要だからです。

書類審査では、前章でご紹介したような「〇〇卒以上」といった学歴を見られることが多いです。

筆記試験は、小学生の採点なら中学から高校レベル、高校生の採点なら大学入試レベルの試験が行われることが多いです。

勉強から何年も遠ざかっている方は、準備をして試験に臨みましょう。

実技テストとは、採点の適正を見るために、実際の答案の採点を行うことを言います。

在宅バイトの場合は、筆記試験・実技テスト共に自宅のパソコンで受けられるケースが多いです。

面接なしの在宅採点バイトもある

試験会場で採点するバイトの場合、筆記試験のあとに面接を行うことが大半ですが、在宅バイトのなかには、筆記試験や実技テストの結果で合否が決まり、面接がないところもあります。

という方は、面接なしでできる在宅採点バイトを選びましょう。

WEB採点を取り入れている大手の学習塾は、面接なしのバイトが比較的多いですよ。

在宅採点バイトの収入は添削スピード次第

在宅採点バイトの多くは、時給制ではなく「出来高制」です。

となるため、どれくらい稼げるかは添削スピード次第ということになります。

テスト1枚の単価は、答案の難易度（選択式か記述式かなど）によって異なり、1枚30～200円前後が相場です。

最初のうちは1枚の採点に時間がかかり、時給換算すると最低賃金にも満たないこともありますが、コツをつかむと時給2,000円以上稼げるようになる人もいます。

在宅採点バイトのデメリット3つ

では次に、在宅採点バイトのデメリットを見ていきます。

1.仕事の自由度が高い分、自己管理能力が必要

在宅採点のバイトは、仕事の自由度が高い分、自己管理能力が重要となります。

外で働くバイトのように、勤務時間や勤務態度を誰かに管理されるわけではないため、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまうからです。

「やる気が起きない」「疲れた」などの理由でたびたび先延ばしにしていると、納期ギリギリに慌てて採点することになったり、納期に間に合わないといったことにもなりかねません。

登録制の採点バイトの場合、納期を守らなければ依頼先からの信頼を失うため、契約を打ち切られる可能性もあります。

仕事を受けたら、「1日◯枚」「1日◯時間」「週末に◯時間」のようスケジュールを組み、できるだけ予定どおりに進めるようにしましょう。

また、無理な枚数を引き受けると後々辛くなってしまうので、先の予定をきちんと確認してから枚数を申請しましょう。

2.採点が難しいものがある

記述式の採点は、点数をつけるのが難しいものがあります。

例えば、「この語句が含まれていれば◯点」などの部分点や、言い回しが人によって違う箇所などは、何点与えればいいのか判断しにくいことがあるからです。

また、字が汚い答案の採点は、判読するのに時間がかかります。

ミスをしないように採点しようと気を張っているため、思った以上に疲れるという人もいます。

記述式の答案は単価が高いですが、その分採点の作業も大変になるということを覚えておきましょう。

3.求人の出る時期が限定的

採点バイトは求人の出る時期が限られています。

採点バイトのニーズが高まるのは模試の時期で、それ以外は募集がないからです。

模試の時期や期間は、学年・教科・お住まいの地域・予備校や塾によって違うため、求人を逃したくない方は以下の方法がおすすめです。

ただし、採用された場合でも、バイトができるのは模試の期間のみとなります。

そのため、試験期間に短期集中で稼ぐために、試験監督などのバイトも平行して行う学生さんもいます。

採点バイトのみでコンスタントに働きたい方は、通信教育の採点バイトがおすすめです。

通信教育の場合も、募集を開始する時期は限定的ですが、採用されれば継続して会員の採点ができるため、長期のアルバイトが可能です。

在宅採点バイトのメリット3つ

反対に、在宅採点バイトのおすすめポイントであるメリットを見ていきましょう。

1.頑張りしだいで高収入が得られる

在宅の採点バイトは、自分の頑張りしだいで高時給を得ることができます。

報酬が「採点1枚につき◯円」といった出来高制なので、作業スピードがアップするにつれ収入も上がるからです。

試験会場で行う採点バイトは時給制なので、何枚採点しても給料は変わりません。

ところが、出来高制の在宅採点バイトなら、同じ時間で10枚、20枚、30枚とこなせる枚数が増えれば、時給換算した場合の報酬額が500円から1,000円、1,500円と上がります。

慣れや工夫次第でどんどん稼げるようになるのは、やる気につながるのではないでしょうか。

また、同じ量の仕事でも、最初は3時間かかっていたものが1時間半で終わるようになれば、バイトに費やす時間が少なくすみます。

通常のバイトやパートであれば、時短勤務をすればそれだけ収入は減りますが、採点バイトなら、短時間でも努力に応じた高収入を得ることも可能です。

2.自分の都合に合わせて働ける

自宅で仕事ができるため、自分の好きな時間やタイミングで働くことができます。

普通のバイトやパートの場合、シフトを入れた日には何が何でも行かなければいけません。

しかし在宅採点バイトなら、期限内に終わらせさえすれば「今日は疲れから休もう」「友達に誘われたから今日やろうと思っていた分は明日にしよう」といったことも可能です。

また、答案の枚数を指定できるため、「暇な時期は多めに」「学校の試験期間や他の予定が入っているときは少なめに」になど、都合に合わせて量の調節ができます。

自由度が高いため、会社員の副業や子供が小さいため外に働きに出られない主婦のバイトとしてもおすすめです。

3.自分自身の勉強になる

在宅採点バイトは、自分自身の勉強にもなります。

採点をしているうちに、忘れていたことを思い出す、新たな知識が増えるということもあるからです。

現在英語を勉強中の方や英語を仕事にしている方が、英語のテスト採点を担当すれば、報酬をもらいながら学習することができます。

また、小中高生のお子さんがいる方の場合、テスト問題の傾向や、子どもが間違いやすい問題などを知ることができ、お子さんに勉強を教える際に役立ちます。

在宅採点バイトがおすすめな人

在宅採点バイトがおすすめなのは以下の人です。

採点バイトは、同じ問題に対する答案を何十枚も何百枚も採点するため、地道な単純作業と言えます。

そのため、黙々と行う作業が好きな人や苦にならない人におすすめです。

また、在宅の採点バイトは「完全出来高制」なので、やればやるほど収入になります。

自分の頑張りが報酬アップにつながることでモチベーションが上がる人であれば、楽しく続けることができるでしょう。

まとめ

一般的に在宅ワークは、時給換算すると外に働きに出るよりも報酬が低いことが多いですが、在宅採点バイトは慣れれば高収入が望めます。

また、学歴の基準や試験をクリアすれば、経験がなくても始められます。

小さなお子さんがいる主婦や、授業やサークルその他で忙しい学生など、外で働くのは難しいけれども、ある程度稼げるバイトがしたいという方には特におすすめのバイトです。

採点バイトは、求人サイトや求人雑誌だけでなく、模試を行っている塾や予備校、通信教育の会社のホームページでも募集しています。

人気が高いため、募集が出るとすぐに埋まってしまいます。良い求人を逃さないために、サイトをこまめにチェックしましょう。