「英語を活かせる仕事がしたい」「英語以外の言語を活かせる仕事はないかな」と、語学を活かせる仕事を探している人もいることでしょう。
語学が得意でも本業が日本語中心の職場だと、せっかく身につけた語学力を活かせる機会に恵まれなかったりします。
結論から言うと、在宅ワークや副業で翻訳の仕事を探すならクラウドソーシングがおすすめです。
使用する言語ごとにカテゴリ分けされているため、クライアント(発注者)とワーカーがマッチングしやすい仕組みになっているからですね。
たとえば、月間1,000人以上(※1)が登録しているクラウドソーシング「クラウディア」では言語ごとにカテゴリわけされています。
英語翻訳は当然として、それ以外にも、「中国語」「韓国語」「フランス語」「ドイツ語」「スペイン語」などがありますね。
今回は語学を副業で活かしたい人向けに、副業や在宅ワークでできる翻訳の仕事の探し方からメリット・デメリットまで徹底解説します。
この記事を読み終えるころには、翻訳の仕事を副業でしているイメージができていることでしょう。
副業でできる翻訳の仕事内容
翻訳の仕事という言葉は耳にするものの、具体的な仕事内容は知らない人も多いと思います。
この章では以下の3点を解説します。
- 翻訳の仕事の雇用形態
- 翻訳の仕事の種類
- 翻訳の仕事で募集される言語
1.翻訳の仕事の雇用形態はフリーランスや副業が多い
翻訳の仕事をしている人はフリーランスや副業が多いです。
なぜなら、企業での翻訳者は秘書業務等と兼任するケースが多く、翻訳専門のポジションは限られています。
翻訳をお願いしたいときは、外部への発注や外部委託するカタチをとっている企業は少なくありません。
翻訳者のポジションで採用している企業を見つけるのは難しいでしょう。
多くの翻訳者は翻訳会社に登録、またはフリーランスや副業で仕事しています。
2.翻訳の仕事の種類は大きく分けて4種類
翻訳の仕事は主に以下の4種類に分類されます。
- 実務翻訳
- 出版翻訳
- 映像翻訳
- WEBサイト翻訳
実務翻訳はビジネスに必要な翻訳作業で、ビジネスに関係する書物やマニュアル等の翻訳をメインとしています。
出版翻訳は海外で発売された書籍、絵本、雑誌等の翻訳、映像翻訳は映画やテレビ番組の翻訳ですね。
そして最近多いのが、海外のWEBサイトやアプリの翻訳です。
WEBサイトの翻訳は分野がたくさんあるので、副業として初心者でも始めやすい翻訳ですよ。
3.翻訳の仕事で募集されるのは英語だけではない
翻訳の仕事は英語以外にも中国語、フランス語などさまざまです。
なぜなら、英語圏以外の国とビジネス上やり取りする際、対象国で使用されている言語を翻訳しないとコミュニケーション自体が成り立たないからですね。
たとえば幅広い世代で人気の韓国でみると、ドラマや映画、WEBサイトなど、韓国語の翻訳を副業で募集しているサイトもありますよ。
その他の言語としては、中国語、フランス語、スペイン語等の翻訳の仕事も多いです。
使用する言語がマイナーになるに比例して、お仕事の数自体は減りますが、ひとつの仕事あたりの報酬単価は高くなります。
副業や在宅ワークでできる翻訳の仕事の探し方
副業や在宅ワークでできる翻訳の仕事の探し方をご紹介します。
1.翻訳の仕事未経験者が仕事を探すならクラウドソーシングへの登録がオススメ
結論からいうと、これから翻訳の仕事を始める人にはクラウドソーシングへの登録がオススメです。
なぜなら、クラウドソーシングには「未経験OK」の翻訳仕事が多いからですね。
さらに英語以外にも、「中国語」「韓国語」「フランス語」「ドイツ語」「スペイン語」など、言語の種類も豊富です。
なお、クラウドソーシングではなく求人サイトで募集している翻訳の仕事は、未経験者が副業でスタートするのは難しいです。
採用時に語学力を示す資格や、翻訳者としての実績経験を求められるケースが多いからですね。
そのため、まずはクラウドソーシングで翻訳の仕事を始め、経験を積んでより高度な翻訳の仕事にチャレンジするのをオススメします。
2.求人サイトの翻訳の仕事は派遣や業務委託の仕事が多い
副業や在宅ワークでできる翻訳の仕事を探す方法の1つは求人サイトを使うことです。
なぜなら、求人サイトでは派遣社員や業務委託として翻訳の仕事を多く扱っているからですね。
2020年7月現在、グーグルで「翻訳 副業 求人」と検索すると100件程度の求人にヒットしましたよ。
翻訳求人の中には、「在宅OK」「期間限定・日付限定」「週1からOK」がありましたので、副業にぴったりと言えるでしょう。
翻訳のスキルがあり、まずは求人を見たい人は求人サイトで検索するのがオススメですよ。
副業で翻訳の仕事をした場合、収入はどれくらい?
ここまで副業で翻訳の仕事の解説を見て、実際にやってみたいという人もいるでしょう。
そこで気になるのは、副業で翻訳の仕事をした場合の収入ですよね。
副業で翻訳をした場合の収入は、仕事内容や経験により異なります。
この章では、以下2つのタイプ別収入を解説します。
- 業務委託の場合
- クラウドソーシングで翻訳の仕事をする場合
1.業務委託は時給1,000円~2,000円
派遣社員や業務委託で翻訳の副業をする場合は時給1,000円~2,000円が多いです。
時給に幅があるのは、専門的なものだと2,000円近くになるからですね。
しかし、業務委託の翻訳であっても経験が求められる場合は多いです。
また、英語ができる人は多くなっているので、英語の翻訳は競争率が高いのも事実です。
業務委託で副業翻訳をしたい人は、翻訳の経験や英語以外の言語ができるとより仕事を見つけやすくなるでしょう。
2.クラウドソーシングの副業翻訳は1案件につき500円~1,000円程度
クラウドソーシングの翻訳仕事で得られる報酬は1案件につき500円~1,000円程度です。
クラウドソーシングでは経験やスキルを問わない場合が多いからですね。
そのため、派遣や業務委託の翻訳よりも収入は少なくなるでしょう。
しかし、クラウドソーシングの副業翻訳は短い期間で完結するもの、スキマ時間でできるものなど幅広くあるので、これから副業翻訳を始める会社員にはオススメと言えますね。
小さい案件でコツコツと経験を積み、大きな案件にチャレンジするのが良いでしょう。
また、英語を日本語にする案件よりも日本語を英語にする案件の方が単価が高いことも覚えておきましょう。
翻訳技術のスキルアップに比例して副業収入もあがる
より専門的な翻訳を副業とする場合は、資格が必要になる場合があります。
翻訳技術のスキルアップに比例して収入もあがります。
読み書きと同時に専門知識を必要とする翻訳ジャンルもあるからですね。
例えば、コンピューターマニュアル、医学用語、金融用語の翻訳などが挙げられます。
中でも最も料金が高いのは「医学・医療・薬学」の英文翻訳で、1文字あたり35円となっています。
その他、特殊翻訳の料金相場一覧を「一般社団法人日本翻訳連盟」のホームページを観ることで確認できます。
ビジネス英語の翻訳料金が1文字あたり10円から20円と言われている中、倍近くの料金となりますね。
副業で翻訳の仕事をするメリット・デメリット
最後に副業で翻訳の仕事をするメリット・デメリットを解説します。
副業で翻訳の仕事を始めようとしている人は、メリット・デメリットも頭に入れておくといいでしょう。
1.副業で翻訳の仕事をするメリットはスキルを活かしてお小遣い稼ぎできる
副業で翻訳の仕事をするメリットは語学スキルを活かしてお小遣い稼ぎができることです。
本業では日本語中心で語学を活かせない人でも、副業であれば自分のスキルを活かせるからですね。
留学経験のある人で帰国後は全然語学を使わなくなったという人でも、副業で翻訳の仕事をすることで語学力をキープできるでしょう。
また、語学はある程度できるけど本業にはできない人にも副業翻訳がオススメです。
副業翻訳をすれば、語学力が伸びるからですね。
クラウドソーシングのようにスキマ時間でできる副業翻訳であれば、会社員でも無理なく続けられるのでチャレンジしてみましょう。
2.毎月安定した収入は難しいのがデメリット
副業で翻訳の仕事をするデメリットとしては、毎月安定した収入を得るのが難しいです。
なぜなら、翻訳の仕事は単発案件が多く、「継続案件」が少ないからですね。
翻訳の仕事量に比例して収入は多くなるけど、依頼がない月の収入はゼロです。
そのため、副業で毎月安定した収入が欲しい人には向かないでしょう。
また、英語の案件は競争率が高いため、クラウドソーシングであっても経験者を優先する傾向があります。
これから副業で翻訳の仕事をしたい人は、英語以外の言語に目を向けることもポイントですよ。
翻訳だけでなく、言葉が話せるようになって通訳もできるとさらに仕事の幅が広がるのでオススメです。
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副業で翻訳の仕事をする際によくある質問(Q&A)
副業で翻訳をする際によくある質問(Q&A)を紹介します。
疑問、質問等がある場合は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜなら、翻訳ソフトは作業効率を上げるための便利なツールだからですね。
例えば、DeepLやGoogle翻訳を使うことで、短時間で下訳を作り、全体の流れを掴むことができます。
さらに、忙しい副業の合間にスムーズに作業を進められる点も魅力です。
ただし、そのままの翻訳文を納品するのは避けるべきです。
機械翻訳には文脈に合わない表現や誤訳が残ることが多いため、最終的な仕上げは自分で行い、自然な日本語に整えましょう。
また、専門分野の翻訳やビジネス用途では、正確さやニュアンスが特に大切です。
翻訳ソフトは「補助ツール」として活用し、最後までしっかりと確認・修正するのが重要です。
なぜなら、業務委託や求人サイトに掲載される翻訳案件は、専門性の高い内容や、ビジネス用途で使われる重要な文書が多いためですね。
例えば、技術マニュアルや法律文書、医療・薬学関連の資料、ビジネス契約書などは、用語や文脈を正確に理解し、自然な日本語に置き換えるスキルが必要です。
さらに、これらの案件では実務経験や専門分野に関する知識、場合によっては翻訳者資格(例えばJTFや民間の翻訳講座修了証)が求められることもあります。
また、翻訳スピードや納期管理能力、クライアントとのコミュニケーション力も重要視されるため、プロ意識を持って取り組む必要があります。
まずは自分の語学力や専門分野の強みを確認し、必要に応じて勉強や実務経験を積んでから応募してみましょう。
なぜなら、副業翻訳は語学力と実務経験を重視することが多く、資格がなくても十分に始められるからですね。
例えば、TOEICや英検など語学系資格は自分のスキルを証明するのに役立ちますが、案件によっては資格よりも実績や得意分野の知識を重視する場合が多いです。
さらに、JTF(日本翻訳連盟)の翻訳検定や民間の翻訳講座の修了証を持っていると、クライアントに安心感を与え、受注につながる可能性が高まります。
また、医療や法律、ITなど専門分野の知識を証明する資格があると、より高単価の案件を狙いやすくなるでしょう。
まずは、実績作りとスキルアップを優先し、自分の得意分野に応じた資格を取ることを検討しましょう。
なぜなら、翻訳の仕事はクライアントが「この人なら安心して任せられる」と思えるかどうかで決まることが多いからですね。
例えば、これまでに経験した翻訳ジャンルや文字数、専門分野を具体的にプロフィールや応募文に書くと、クライアントに自分の強みが伝わりやすくなります。
さらに、実績が少ない場合は、ポートフォリオとして自分で作った翻訳サンプルを用意すると効果的です。
また、応募時のメッセージは簡潔かつ丁寧にまとめることも大切です。
相手の求める条件や案件内容にしっかり目を通し、「自分ならこう対応できます」と伝えましょう。
まずは自分の強みを整理し、実績や信頼性をきちんとアピールできる準備をしてから応募しましょう。
なぜなら、海外クライアントとの取引は文化や商習慣、法律の違いがありトラブルのリスクが高いからですね。
例えば、報酬の支払い方法が海外送金やペイパルなどの場合、手数料が発生することがあります。
契約前に条件を確認し、必要なら条件交渉をしておきましょう。
さらに、契約書は英語でやり取りされることが多いため、内容を正確に理解できる語学力や契約書に関する知識が必要です。
また、納期の時差や休日の違いも考慮し、余裕を持ったスケジュール管理を心がけることが重要です。
まずは信頼できるクライアントを選び、契約内容と支払い条件をしっかり確認した上で進めるようにしましょう。
まとめ
副業で翻訳の仕事を始めるには、クラウドソーシングや求人サイトを活用するのが一般的です。
特に、未経験者にはクラウドソーシングがおすすめです。
求人サイトに載っている翻訳業務は資格や経験が問われる場合も多く、ハードルは高いですがクラウドソーシングの翻訳業務は未経験や初心者でもできるので、これから副業翻訳を始める人にオススメです。
語学のスキルを副業で活かせる点が副業翻訳のメリットですが、安定した収入を得られないのがデメリットと言えるでしょう。
これから副業翻訳を始めたい人は英語以外のマイナー言語や、通訳までできると仕事の幅が広がりますよ。