運営者に代わってブログ記事の作成をおこなう「ブログ記事の作成代行サービス」をご存じでしょうか?
個人・企業を問わずWEBメディアが乱立している現代において、ブログ記事の作成代行サービスは需要が高く、外注を請け負うフリーランスや業者が多く存在します。
では、具体的にブログ記事の作成代行サービスにはどんな内容を頼めるのでしょうか。
「そもそもどのようなサービスなのか」「どこから頼むことができるのか」「料金はどの程度か」などを、外注依頼を検討している方向けに解説していきます。
記事を読み終わる頃には、ブログ記事の作成代行サービスへ依頼するかどうかを、あなた自身で判断できるようになっていることでしょう。
ブログ記事の作成代行サービスとは?
ブログ記事の作成代行サービスとは、その名の通り「運営者に代わってブログ記事を作ってくれるサービス」のこと。
「ブログを更新したいけれど文章が書けない」「どんな内容にすればいいか分からない」「コンテンツを作る時間が取れない」といった運営者に利用されるサービスです。
ブログ記事の作成代行サービスの三つの種類
ブログ記事の作成代行サービスには大きく分けて以下の三つの形態が存在します。
クラウドソーシングサービス | 企業とライターを仲介してくれるサービス。 ライターを見つけやすいが、進捗管理などは自分で行う。 |
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代行業者 | 自前でライターを抱えている記事作成の専門業者。 要望に応じて企画から納品まで丸投げすることも可能。 個人に依頼する場合と比べて費用はやや高め。 |
フリーランス | 個人で活動しているライターに対して発注を行う。 ライターの質が二極化しており品質のばらつきが大きい。 代行業者より低価格でスキルの高いライターを見つけられることがある。 |
それぞれ発注形式や特徴が異なるので、状況に応じた依頼先の選定が必要です。
※参考⇒ クラウドソーシング・在宅ワークなら【Craudia(クラウディア)】
ブログ記事の作成代行サービスに依頼できる業務は?
具体的に、ブログ記事の作成代行サービスにはどんな仕事を依頼できるのでしょうか。
結論から言うと、記事作成の仕事は企画から納品まで大きく四つのフェーズに分けることができ、要望や発注先に応じて依頼範囲を変更できます。
では、具体的にどのフェーズから発注すれば良いのかをケース別に見てみましょう。
ブログ記事内容の企画・提案
「そもそもどんな記事を書けばよいのかわからない」というときは、ブログ記事内容の企画・提案から頼めます。
ブログを運営する目的や戦略に適した企画をイチから考えてくれますね。
例えば、YahooやGoogleといった検索エンジンからの集客を目的とするなら、SEO対策を考えたキーワードやコンテンツを企画してもらいます。
フェイスブック、ツイッター、インスタグラムといったSNSのフォロワー数獲得を目的とする場合、全く別の企画内容になったりします。
もし、SEO向け記事の場合、検索ユーザーの悩みの問題解決しないといけないので、客観的かつ論理的な文章を書かないといけません。
SNSのフォロワー向けの場合、キャッチーなタイトル付けやメッセージ性の強い文章を求められたりします。
なお、企画から依頼する場合は、記事作成のみ頼むケースと比較して料金が高くなるケースが多いです。
ブログ記事構成の作成
「とりあえず内容は考えてみたけれど、記事にどう落とし込んでいいか分からない」というときは、構成の作成から依頼するのがおすすめです。
「何をどういう順で書くのか」「必要な情報はどこまでか」「盛り込むべき関連キーワードは何か」など、記事作成に着手する前の段階まで考えてくれます。
構成とは記事の内容を見出しレベルにまで詰めたもののことで、骨組みやプロットなどとも呼ばれるもの。
全体図を把握できる設計図のようなもので、記事作成をやったことがないと過不足なく作り込むのはやや難度が高く、時間もかかる作業です。
「企画と方向性は決まったけれどこれ以降どうするか分からない」という場合は構成から依頼してみましょう。
ブログ記事の執筆
「構成までは作ったけれど文章に起こす時間がない」「文章力にいま一つ自信がない」こんなときはブログ記事執筆のみ依頼することもできます。
渡した構成を伝わりやすい文章にまとめてくれますね。
記事の執筆までを依頼するケースでは、ワードなどのドキュメントやテキスト形式などでデータを渡して納品するのが一般的です。
文字装飾やWordPressへの納品
「記事の装飾や図表の挿入が手間」と感じるのであれば、該当ブログのCMS(WordPressなど)に直接納品してもらうこともできます。
ライターが書いた原稿を入稿し、装飾や画像などの設定をするのは時間がかかるため、外注を利用する方の中には「完品でWordPressに流し込んで欲しい」と希望する方も多くいますね。
完品で納品してもらえば、運営側で行うのは記事の最終チェックのみなので、作業量の大幅な削減が可能です。
ただし、文字装飾などにはHTMLの知識を必要とする場合もあります。
なぜなら、クライアント(発注者)の運営ブログごとにブログデザインや文字装飾の方法も変わるため、対応できる必要があるためですね。
文字の色を変更したり太くする程度であればカンタンですが、それ以上の装飾やデザイン変更が必要になるケースも少なくありません。
装飾用マニュアルを用意してくれる丁寧なクライアントもいますが、用意されているマニュアル自体がそもそもHTMLの知識ゼロだと理解できないこともあります。
ブログ記事の作成代行サービスの料金相場は?
ブログ記事の作成代行サービスの料金は発注先によって差があります。
発注の際はどの程度の費用を見込んでおけばよいのでしょうか。
この章では、ブログ記事の作成代行の相場を解説します。
品質を重視する場合は文字単価2円から
品質を重視したいのであれば、最低でも文字単価2円は確保しておきたいところです。
というのも「単価2円」という価格帯はライターの中で仕事を判別する一つの基準となっていて、経験やスキルのあるライターは「2円未満の仕事は断る」と決めていることも多いからですね。
なお、この2円という基準は、あくまで直接依頼の際の相場です。
個人ではなく代行業者に頼む場合は最低でも3円は見込んでおく必要があります。
激安の外注先はトラブルも多い
先ほど「文字単価は最低2円」と説明しましたが、実は1円未満で依頼を請け負うライターや代行業者も存在します。
しかし、激安の外注先は基本的にはおすすめできません。
低料金に比例して、以下のようなトラブルが多いからです。
- 指定したとおりの記事が上がってこない
- キーワードの検索意図を無視した内容になっている
- 読みづらく日本語のおかしい記事を納品される
- 誤字脱字が多い
- 他メディアの盗用や引用がある(※通称:コピペコンテンツと言われる)
- ムダな「接続詞」や「上長表現」を多用しての文字数稼ぎが目立つ
- 調査内容が浅くて中身の無い記事があがってくる
低料金の仕事を請けるライターや代行業者は、売上を上げるには数をこなすしかありません。
一本あたりにかけられる時間がどうしても短くなるため、納品物も粗雑な出来になりやすいのです。
もちろん、記事発注に使える予算には上限があるので「少しでも安く」と考えるのは当然です。
しかし、激安の外注先は避けた方がよいでしょう。
費用を抑えたい場合はフリーランスへの外注も可能
予算があまり確保できないのであれば、フリーランスへの依頼が一つの選択肢になります。
業者を利用するときと違い手数料分がかからないため、ライターが受け取る金額は同じでも予算が節約できるからです。
その一方で、納期や進行の管理は運営者自身でおこなう必要があるので注意してください。
なお、フリーランスにブログ記事作成を依頼する場合、源泉徴収するのを忘れないよう注意しましょう。
記事作成やデザイン作成費用には、源泉徴収は義務付けされているからですね。
ブログ記事を代行サービスに外注するメリット
ブログ記事の作成代行サービスに依頼するメリットはいくつか存在しますが、その中でも特に重要なのが以下の三点です。
- 記事作成の丸投げが可能
- 短期間で一気に記事を増やせる
- プロに文章を書いてもらうことができる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
記事作成を丸投げできる
外注を利用するメリットの一つは、記事作成を丸投げできるという点です。
ブログの運営者の多くは記事作成のプロではないため、「どんな記事にすれば良いのかわからない」「検索エンジンで上位表示するにはどうすればいいのだろう」と悩みがち。
そんなときに、記事作成のプロである外注業者は非常に頼りになります。
希望内容や相談内容に応じて企画の作成から丸投げが可能なので、少ない手間で大きな成果を出すことも可能です。
短い期間で記事を増やせる
コンテンツの量を短期間で激増させられるのも外注のメリットです。
特に、複数のライターを抱えている代行業者は大量発注された記事を何人かに割り振れるため、短納期での納品を得意としています。
新しいメディアのコンテンツを早く充実させたい場合は代行業者への外注がおすすめです。
1記事あたり1万文字以上の記事を短期間で更新している大手メディアなどは、まず間違いなく複数のライターを雇っていますね。
プロに記事を書いてもらえる
記事作成を専門としているライターに文章を書いてもらえるのも大きなメリットです。
ライターによって文章力に違いはありますが、プロライターは「読みやすい文章」を日々勉強しています。
「何を書けばいいかわからない」「分かりやすい文章を書くのが苦手」という場合も、外注を利用すれば悩みを軽減できるでしょう。
ブログ記事を代行サービスに外注するデメリット
メリットの多いブログ記事の作成代行サービスですが、一方でデメリットも存在します。
発注を決めてしまう前に、欠点もチェックしておきましょう。
具体的なデメリットを三点紹介します。
- 個人に発注すると品質にばらつきが出る
- ブログ記事作成に費用がかかる
- 想定と違う記事が上がってくるリスクがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
個人に発注すると品質にばらつきが出る
クラウドソーシングや直接契約で個人に発注する場合、ライターによって品質に大きな違いが出ます。
というのも、「ライター」として活動している人でも、熟練度はそれぞれ違うからです。
「お小遣い稼ぎを目的にライターを始めたばかりの人」と「記事作成で生計を立てているプロライター」では、納品された記事の品質が大きく異なるのは想像に難くないでしょう。
発注前にライターの実力を知るには「過去の実績を確認する」という方法があります。
クラウドソーシングのアカウントページやSNSなどに実績を掲載しているライターのみに絞ると、品質のばらつきは軽減できるでしょう。
興味がある方は、クラウドソーシングサービスClaudiaの「ライティング系のワーカー一覧」もチェックしてみてくださいね。
ブログ記事作成に費用がかかる
ブログ記事作成は自分でおこなえば費用はかかりませんが、外注する場合は料金を支払う必要があります。
仮に文字単価1.5円で依頼するのであれば、3000字の記事で一本4,500円かかる計算です。
10本、20本と依頼する案件では数万円単位の予算を用意する必要があります。
この費用を「ちょっと高いな…」と思うのであれば、外注は控えた方が良いかもしれません。
特に、ブログ運営の初心者が個人ブログを始めたばかりのケースでは、赤字になるリスクがあるため外注はおすすめできません。
ブログ記事の外注は予算が確保できるときにのみ利用してください。
想定と違う記事が上がってくるリスクがある
ライターや代行業者から、想定と異なる記事が上がってくるリスクがあります。
希望と異なる記事ができる原因は、多くの場合発注先との意思疎通がうまくできていないことです。
発注の際は「ブログ記事の目的」「サイトのコンセプト」「希望する文章の雰囲気」など、できる限り細かく要望を伝えておく必要があります。
これは記事作成を丸投げする際も同様で、可能な限り発注先と運営者の間で意思統一をしておきましょう。
ブログ記事の作成代行のキモは予算とライター選び
ブログ記事を外注したい場合、かけられる予算とどのライターに依頼するかで品質が変わります。
スキルのあるライターは超低単価の仕事は断ることが多く、また記事の品質はライターの技量に依存する部分が大きいからです。
予算が確保できるのであれば、最初は記事の品質を担保してくれる代行業者に依頼するのがおすすめです。
予算の都合で個人へ依頼する場合は、過去の実績や制作物が分かるライターに限定すると失敗のリスクが軽減できます。
ぜひお試しください。
