360度動画作成におすすめの外注先2選とそれぞれへの依頼方法

360度動画は全方位を撮影できる「360度カメラ」で撮影された動画です。

ユーザーがデバイスの角度を動かすと360度全方位を見渡せるのが特徴で、以下のように活用されています。

  • 住宅のオンライン内見
  • 新商品・サービスの紹介
  • ライブ映像の配信

360度動画はVR(バーチャルリアリティ)動画とは違い、専用ゴーグルやヘッドギアがなくてもスマートフォンやパソコンで視聴できます。

そのためVRよりも視聴のハードルは低いと言えるでしょう。

最近ではYouTubeなどにも360度動画がアップロードされていますね。

ユーザーが主体的に視聴して楽しめることから、「360度動画をプロモーションに取り入れたい」と考えている企業も多いのではないでしょうか。

そこで気になるのが「360度動画の作成方法」や「作成をどこに外注したらいいのか」ですよね。

まず結論を述べますと、360度動画作成の外注先は主に以下の2つです。

  • 予算優先ならクラウドソーシング
  • サービスのクオリティ優先なら動画制作会社

この記事では360度動画作成を検討されている方向けに、「360度動画作成におすすめの外注先」「費用の目安」「外注のポイント」を紹介します。

最後まで読んでいただければ、360度動画作成に関する疑問が解決するはずです。

【おすすめ2選】360度動画作成の外注先&依頼方法

360度動画作成を外注したいとお考えの方におすすめの依頼先は、「クラウドソーシング」と「映像・動画制作会社」です。

上記がおすすめなケースとおすすめの理由、それぞれの依頼方法についても詳しく解説していきます。

予算優先の場合は「クラウドソーシング」

クラウドソーシングとは「仕事を発注したいクライアント」と「案件を受注したい動画クリエイター」をマッチングするサービスです。

映像・動画制作会社での勤務後に独立したり、制作会社に勤めつつ副業で動画作成を行ったりしているクリエイターが登録しています。

360度動画作成の外注費用を抑えたいなら、おすすめはクラウドソーシングです。

クラウドソーシングを通して外注依頼した場合、制作会社よりも外注費用の総額が安価になる可能性が高いからですね。

制作会社のように「広告費」「管理費」が外注費用に上乗せされないため、コストを抑えやすいです。

また「撮影だけ依頼したい」「動画は自社で撮影するので、編集だけしてほしい」など、フレキシブルな依頼も可能。

一方クラウドソーシングでの依頼には、以下のようなデメリットもあります。

  • 副業クリエイターだと撮影場所が限定される(遠方まで行けない)可能性がある
  • 大規模な撮影・編集には対応できないことも多い

つまりクラウドソーシングは「費用を抑えたい」「動画の内容がシンプル」といったケースに向いている依頼方法だと言えるでしょう。

なおクラウドソーシングには経験が少ないクリエイターも登録しています。

360度動画の制作豊富な動画クリエイターに依頼したい場合は、クリエイターの「動画制作実績」や「他のクライアントからの評価」をチェックしておきましょう。

プロジェクトへの提案時に「これまでに制作した360度動画」を見せてもらうのもおすすめです。

クラウドソーシングでの依頼方法は「プロジェクト方式」

クラウドソーシングでの動画作成依頼では、「プロジェクト方式」がよく使われます。

複数の動画クリエイターの中から、「ニーズに合うクリエイター」「有能なクリエイター」を選べるからですね。

また外注先であるクリエイターとメッセージのやりとりをしながら仕事を進められ、必要であれば作業の修正・やり直しをお願いできるのもプロジェクト方式のメリットです。

プロジェクト方式の依頼フローを紹介します。

  1. 【クライアント側】依頼内容(動画内容、予算、納期など)を公開
  2. 【クリエイター側】提案(実績紹介、予算、納期など)を提出
  3. 【クライアント側】提案者の中からクリエイターを選んで依頼

経験豊富で優秀な動画クリエイターから提案を出してもらうため、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

  • 報酬を安くしすぎない
  • 「作業内容」や「クリエイターに求める条件」を明確にする

報酬が安すぎると提案が集まらないかもしれません。

また依頼する作業の内容やクリエイターに求める条件が漠然としていると、「何をやるのかわからない」と敬遠されたり、希望に満たない提案ばかりに集まることもあるので注意しましょう。

「依頼する業務範囲」「求める実績」を明確にしておくのがおすすめです。

「クラウドソーシングを使うのが初めてだから、依頼の書き方がわからない」という場合は、他社が過去に公開した動画作成の依頼内容を参考にするといいでしょう。

クラウドソーシングでは直接依頼もできる

クラウドソーシングでは、サイト内のアカウントを通じて、動画クリエイターに直接仕事の依頼もできます。

自身の動画撮影・編集スキルを出品し、クライアントからのコンタクトを待っている人もいるので、アプローチしても敬遠されるケースは少ないです。

直接依頼のメリットは、「この人いいな」「この人に頼みたい」と思ったクリエイターと直接交渉できる点です。

360度動画作成依頼のプロジェクトを公開したが、適任のクリエイターが応募してこなかった場合にも使えます。

またスキル出品の場合、360度動画の「撮影代行が30,000円~」、「編集作業が10,000円~」など価格が明示されているので、費用感をつかみやすいのもメリット。

なお360度動画作成を外注依頼できるクラウドソーシングは多く存在します。

例えば月間1,000人以上(※1)が登録しているクラウドソーシングである『Craudia(クラウディア)』では、経験豊富な動画クリエイターを探せます。

「できるだけ費用を抑えたい」「お試しで個人クリエイターに依頼してみたい」と考えているなら、Craudiaで優秀なクリエイターを探してみてはいかがでしょうか。

【公式】https://www.craudia.com/

サービスのクオリティ優先な場合は「動画制作会社」

サービスのクオリティ優先なら、動画・動画制作会社への依頼をおすすめします。

組織力がある制作会社には以下のようなメリットがあるからです。

  • 高性能な機材を利用しており映像がキレイ
  • 難しい編集・アニメーション制作も可能
  • サポート体制が充実している
  • できる作業の範囲が広い

また組織であれば受注できる仕事が多くなるので、それだけノウハウが蓄積しているのもメリットですね。

もちろん個人クリエイターでも撮影・編集のスキルが優れている人は多数いますが、チームとなって互いを補える分、仕事の品質安定度は高いといえるでしょう。

個人への依頼では「空撮・水中撮影」「声優・タレントの起用」などは難しいケースも多いですが、必要な機材やコネクションをもつ制作会社なら実施可能です。

「編集に手間がかかる動画をつくりたい」「充実したサポートを求める」という場合には、制作会社への依頼をおすすめします。

動画制作が初めてのクライアントへのサポートが手厚い制作会社を選べば、不安なく依頼を進められるでしょう。

動画制作会社への外注依頼方法は「まず相談」

動画制作会社への外注は、まず相談から始まります。

「360度動画」の費用は動画の内容次第になることが多く、実際に話してみないと見積もりがとれないからです。

また動画の撮影・編集方法によっては「うちでは対応できません」と相談した時点で断られることもあります。

多くの制作会社から自社サイトに問い合わせフォームを用意しているので、ファーストコンタクトはネットでも可能です。

最初の相談以降の流れは以下のとおりです。

  1. 【クライアント側】外注先候補に相談
  2. 【会社側】作成したい動画の内容についてヒアリングし、見積もりを提示
  3. 【クライアント側】見積もりに納得したら発注

企画立案から依頼する場合、見積もりと同時に構成や絵コンテを提示してくれる制作会社であれば、発注後の「イメージ違い」が防げます。

なお自身で外注先候補となる制作会社を探すのが難しいなら、「アイミツ」などの「制作会社の比較・一括見積もりサイト」を利用すると便利です。

360度動画作成に対応している全国の動画制作会社を簡単に検索できますよ。

360度動画作成を外注する時の費用相場は30万円から

360度動画作成を外注依頼する際にかかる費用が気になる人も多いでしょう。

360度動画作成の費用相場は「30万円から」です。

「から」となっているのは、以下のように必要工数に応じて費用が変わってくるためですね。

例)

  • 映像の長さ・質
  • 使用する撮影機材
  • 動画作成に必要なスタッフ数

基本プランにオプションが追加されていくため、見積もりをとらないと正確な金額はわかりません。

例えば以下のような場合、費用は高くなりやすいです。

  • 動画が長い
  • ナレーション・BGMを追加する
  • テロップ・サムネイルを入れる
  • スタジオを借りて撮影する
  • 遠方で撮影を行う
  • 空撮や水中撮影を行う
  • アニメ・CGのキャラクターを登場させる

一方で「不動産物件の内見用360度動画」のように、撮影範囲が限られていて複雑な編集作業がないなら費用は比較的安価(30万円~)で済みます。

予算を抑えたい場合には、「撮影は自社で行って、編集だけ外注する」「修正回数を少なくする」「クラウドソーシングでフリーランスに依頼する」などの工夫をしてみましょう。

360度動画作成を外注する前の重要ポイント4つ

360度動画作成を外注する前に押さえておきたい重要ポイントを4つ紹介します。

  1. 動画作成の目的を明確にする
  2. 外注先に求める条件の優先順位を明確にする
  3. 外注先候補の実績をチェックする
  4. 複数社から見積もりを取る

上記が重要な理由と、具体的にやるべきことについて解説してきます。

1.動画作成の利用目的を明確にする

外注依頼の前に、360度動画作成の利用目的を明確にしましょう。

目的に応じて作成すべき動画の内容・ストーリーが変わるため、何をするのかをはっきりさせておく必要があるからです。

例)

  • 商品・サービスの購入促進
  • 問い合わせ数アップ
  • 商品・企業の認知度向上
  • 顧客ロイヤリティを高める

あわせて「ユーザーのターゲット」や「動画を設置する場所(自社サイト、YouTubeなど)」も明確にしておきましょう。

2.外注先に求める条件の優先順位を明確にする

外注先に求める条件の優先順位をハッキリさせておくことも大切です。

具体的には「予算」「スピード」「クオリティ」のどれを優先したいのかを決めておきましょう。

外注先によって「安いがクオリティはやや低い」「クオリティは高いものの時間がかかる」などの特徴があるからです。

例えば動画の作成期限が迫っている場合、多少高くても納期に間に合う会社を選ぶ必要があります。

あるいは「時間はかかってもいいが、予算は限られている」というケースも多いでしょう。

譲れない条件に合わせて外注先を選んでください。

3.外注先候補の実績をチェックする

外注先候補の制作実績をチェックすることも大切です。

「作成したい360度動画」に似たジャンル・内容の制作実績が多い外注先に依頼することで、失敗するリスクを減らせます。
多くのフリーランス・制作会社では制作実績を個人ページ・公式サイトに掲載しているので、実績を見て外注先の特徴を把握しましょう。

例えば以下のような特徴が見つかるはずです。

  • 映像が美しく、撮影技術が優れている
  • ドローン使用など特殊な撮影ができる
  • 企画力が高く、ストーリー性の高い動画が作成できる
  • エフェクトを多用し凝った作りの動画を提供できる
  • 特定の業種・ジャンルに強い

クライアント名を公開しているところもありますので、同業他社の動画制作実績が多いフリーランス・制作会社を探してみるのもいいでしょう。

4.複数社から見積もりを取る

いくつかの外注先候補から見積もりを取ることも大切です。

360度動画の外注では、同じようなサービス・クオリティでも、料金が大きく異なるケースもあるからですね。

自分で料金表を比較する中で気づくことも少なくありません。

例)
A社とB社だったら「同じような料金で作成できそうだな」と思っていたら、実際に見積もりをとってみると、A社は基本プランでは対応できず、追加でオプション料金が必要だったとわかった。

また見積もり料金が同じでも、制作期間に差があるケースも考えられますね。

なお見積もり作成依頼の際には、「担当者のレスポンス速度や丁寧さ」もあわせてチェックしておきましょう。

360度動画作成は外注するべき?依頼のメリット

360度動画作成を外注したほうがいいのか、自社で作成したほうがいいのか迷っている方のために、「外注した場合のメリット」について紹介していきます。

プロのノウハウを活用できる

360度動画作成を外注依頼するメリットのひとつめは、プロのノウハウを活用できることです。

360度動画作成の実績豊富なプロが、動画をつくってくれるからですね。

「GoPro MAX(GoPro)」「Insta360 ONE X2(Insta360)」「PIXPRO(コダック)」「THETA S(リコー)」など、360度撮影ができるカメラは数万円程度で購入できます。

そのため「素人でも360度動画を作成できるのでは」と考える方もいるでしょう。

しかし360度動画の撮影では「撮影者が映らないようにする」「全方向がキレイに映るよう、光源の位置に注意する」などの工夫が必要。

また編集時には、ユーザーが違和感や疲労感を覚えないようにする必要があります。

自分でやってみたけれど、結局思うような動画ができずに断念してしまうケースも少なくありません。

一方でプロに任せれば、コツを押さえた撮影・編集ができます。

手間をかけずに高クオリティの360度動画を作成したいなら、プロに外注するのが手堅いですよ。

活用方法のアドバイスを受けられる

外注のメリットとしては、360度動画の活用方法についてアドバイスを受けられることも挙げられます。

作成後の動画をサイトやYouTubeへのアップロードについてアドバイスしてくれる外注先も多いからですね。

また、企画時点からの相談も可能です。

たとえば、「購買意欲の向上を目的に360度動画がほしいと思っているけれど、どんな動画がいいのかわからない」といった場合、聞いてみるのもおすすめです。

動画作成の目的やターゲットに合わせて「スタイリッシュさよりもわかりやすさを重視したほうがいいですよ」「ストーリー性のある動画にしてみませんか」などのアドバイスを受けられるはずです。

360度動画を使ったプロモーションが初めてで、よくわからない場合は、お金はかかったとしてもプロにお願いするのが手堅いですよ。

依頼前にチェック!360度動画作成の外注デメリット

360度動画作成を外注する場合、以下のようなデメリットもあります。

外注費用がかかる

360度動画作成を外注依頼するデメリットは、外注費用がかかることです。

プロに撮影・編集を任せるのですから、費用がかかるのは当然といえます。

ただし外注には「素人にはできないクオリティで動画が作成できる」というメリットがあります。

また「360度動画専用のカメラや編集ソフトを購入する」「動画編集ができる人材を雇う」といったコストの総額に比べると、外注したほうが安くなる可能性も。

外注と内製の費用・労力を比較して、外注すべきか検討しましょう。

意思疎通の手間がかかる

外注先の担当者と意思疎通の手間(コミュニケーションコスト)がかかってしまうのもデメリットです。

「急いで確認したことがあるのに、外注先と連絡がつかない」「よく知った間柄ではないので、細かいニュアンスが伝わりにくい」などの問題が発生しやすいからですね。

コミュニケーションコストの問題は、動画作成以外を外注する際にも起こります。

ただし外注先との間で起こるコミュニケーションの問題を少なくする対策方法はあります。

  • 「動画の目的」「ターゲット」「外注先に求めるもの」を明確化し、企画書などで伝える
  • 専門用語を多用する外注先は避ける
  • 担当者のレスポンスが速い外注先を選ぶ

コミュニケーションに不安があるなら、上記の方法を試してみましょう。

まとめ

「360度動画作成におすすめの外注先」「外注依頼する際のコツ」「費用相場」についてお伝えしました。

外注費用を低く抑えたいのなら、クラウドソーシングの利用をおすすめします。

クラウドソーシングでフリーランスに外注依頼すれば、映像・動画制作会社よりも外注費用が安くなるからですね。

「動画は自社で撮影し、クラウドソーシングでは編集だけ依頼する」とか、「撮影と編集を別々のフリーランスに依頼する」といった使い方も可能です。

一方「編集作業がかなり複雑」「動画の撮影規模が大きい」なら、実績豊富で組織力もある動画制作会社への依頼がおすすめ。

動画制作が初めてのクライアントに慣れている制作会社なら、安心して任せられるでしょう。

なお外注先を選ぶ際は、まず「360度動画作成の目的」や「外注先に求める条件の優先順位」を明確にしてください。

この記事が360度動画作成の外注先選びに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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