導入事例とは、既存顧客にインタビューを行い、具体的な商品・サービスの活用事例や導入プロセスをまとめたものです。
導入事例は企業のBtoBサイト内でよく読まれており、見込み顧客からの需要が高いコンテンツだといえます。
そのため、公式サイトやLP内に導入事例を掲載したいと考えている経営者・担当者様も多いのではないでしょうか。
この記事では「導入事例の書き方と導入事例制作におすすめの外注先5選」を紹介します。
導入事例の書き方や、使えるテンプレートも紹介しますので、最後まで読んでいただければ、導入事例制作に向けてスムーズに動き出せるはずです。
導入事例とは?メリット・必要性
導入事例とは、BtoBにおいて既存顧客の声を記事・動画としてまとめたものです。
「顧客事例」や「成功事例」と呼ばれることもあります。
導入事例には以下のようなメリットがあります。
- 商品の価値をわかりやすくアピールできる
- 顧客に安心感を与えられる
- 既存顧客からフィードバックを受ける機会になる
- SEOコンテンツとしても使える
メリットから必要性が見えるよう詳しく解説していくので参考にしてみてください。
商品の価値をわかりやすくアピールできる
導入事例のメリットとしては、まず商品の価値をわかりやすくアピールできることが挙げられます。
導入事例によって、サービス利用後のビフォーアフターを示せるからです。
※注、景品表示法でビフォーアフターの表現が禁止されているジャンルを除く。
「導入前の課題」「導入のプロセス」「導入後の活用事例・成果」を見せることで、商品のスペックやメリットを羅列するよりも、商品の価値が伝わりやすくなります。
自社に似た企業の導入事例を見ることで、「申込後の成果」を具体的にイメージしやすくなるでしょう。
導入事例動画ですと、実際に商品を使っている最中の場面も見せられ、よりイメージが湧きやすくなります。
また「社内稟議・決裁用の資料に、裏付けとして他社の成果を発表したい」と考えている見込み顧客側の担当者にとっても、導入事例は役立つ情報といえるでしょう。
導入事例をWebサイトや営業用資料に掲載することで、「見込み顧客に行動を促しやすくなる」「見込み顧客の興味を引き、受注獲得の可能性を高める」といった効果を期待できます。
顧客に安心感を与えられる
導入事例によって、顧客に安心感を与えられる点も大きなメリットです。
「信頼関係を築けている顧客がいる」「他にも導入している会社・組織があること」をアピールできるからです。
導入事例が多ければ、見込み顧客に「この商品は満足度が高いんだな」「予算を投入する価値がありそうだ」と感じてもらいやすいでしょう。
有名企業の導入事例があれば、導入にあたっての不安を払しょくする効果も期待できます。
導入事例は、「企業や商品・サービスの信頼性を高める点でも役立つ」とお考えください。
既存顧客からフィードバックを受ける機会になる
導入事例制作は、既存顧客から自社商品・サービス利用についてのフィードバックを受ける機会にもなります。
導入事例を制作するためには、顧客へのインタビューが必要となるからですね。
インタビューで以下の項目について語ってもらうことで、自社や商品・サービスの意外な強み・弱みが見つかるケースも少なくありません。
- 他社製品との比較も含む、導入の検討プロセス
- 営業担当者の対応への評価
- 導入後の成果
- 導入後の意外な活用方法
- 社員の評判
- 導入後に不便を感じている点
利用者へのインタビューは、「商品やマーケティングの改善ポイント」を検討できる可能性があります。
導入事例制作は、自社にとって有益な情報を得られるチャンスとなりえるでしょう。
SEOコンテンツとしても使える
導入事例コンテンツは、SEOコンテンツとしても使えます。
「自社が抱える課題の内容 事例」「自社が抱える課題 成功事例」をキーワードにして検索する人もいるからです。
導入事例コンテンツがGoogleからの自然検索(オーガニック検索)からの流入効果を見込めます。
また導入事例には「ユーザー目線のキーワード」が盛り込まれやすい点も魅力といえるでしょう。
SEOで重視される「記事の信頼性」の面でも、実際に商品・サービスを導入した既存顧客が体験を語るため、評価アップへつながりやすいでしょう。
導入事例制作の流れ(自社制作の場合)
導入事例を自社で製作する場合の流れや、各工程のコツ・注意点を紹介します。
- 顧客選定
- アポ取り
- インタビューの事前準備
- インタビューの実施
- 記事作成
- 公式サイトへの掲載・プレスリリース配信
顧客選定
まずは導入事例として紹介したい既存顧客を選定します。
ターゲットとなる「検討段階の見込み顧客」のペルソナ設定に合わせ、以下の要素で顧客を絞り込みましょう。
- 業種
- 企業規模
- エリア
- 導入前に抱えていた課題
- 導入後に得た成果
- 知名度
顧客を選ぶ場合、業種・企業規模や導入前の課題が偏らないように注意してください。
導入事例コンテンツ制作が初めてだったり、紹介できる事例自体が少なかったりする場合、商品・サービスの活用度や満足度が高い企業を選ぶのがコツです。
見込み客からの「信頼の獲得」や「成功イメージを抱いてもらう」など、導入事例制作の目的に合わせて、事例候補先を選ぶことも忘れないようにしましょう。
例えば信頼性を高めたいなら、誰もが知るような大手企業や有名企業に取材を受けてもらいたいところ。
商品導入後の成功イメージをもってほしいなら、商品・サービスを上手に活用している顧客や、具体的な数字掲載の許可を得られる顧客を選ぶのが適切といえるでしょう。
アポ取り
導入事例をお願いしたい候補先が決まったら、顧客企業の担当者にメールや電話で連絡して、インタビューを受けてもらえるよう依頼しましょう。
導入事例制作には、導入担当者や実際に商品・サービスを活用している担当者のインタビューが欠かせません。
依頼時のコツは、以下の通りです。
- 業種
- 企業規模
- エリア
- 導入前に抱えていた課題
- 導入後に得た成果
- 知名度
また依頼時に以下の内容を伝えると、先方が検討・返事しやすくなり、取材時の齟齬も減らせます。
- 取材目的
- 導入事例の掲載先・用途
- 記事か動画か
- 取材内容(質問内容)
- インタビューを受けてもらいたい相手
(経営者、導入担当者、商品・サービスを実際に使っている担当者など) - 取材の希望日時
- インタビュアーが誰か(自社担当者か外部の専門家か)
- 写真撮影・カメラマン同行の有無
- ロゴ使用希望の有無
- 取材場所提供のお願い
「取材日を相手の都合に合わせる」「事前に共有できる情報は丁寧に共有しておく」など、先方の負担や不安が減るよう工夫しましょう。
なお「導入後の成果」ではなく「導入した理由」を記事にしたい場合は、商談のクロージングで導入事例インタビューについて打診する方法もあります。
インタビューの事前準備
アポが取れたら、インタビューの事前準備をします。
当日スムーズにインタビューし、クオリティの高い記事を制作するためにも手間をかけておきたいポイントです。
やっておきたい事前準備は以下の通りです。
- 導入事例の構成を作っておく
- 質問を考え、ヒアリングシートの送付・回収
- 顧客に関する情報収集
詳しく解説するので参考にしてみてください。
導入事例の記事構成を作っておく
まずは導入事例の記事構成を作っておきましょう。
構成が具体的であるほど、質問したい項目が明確になります。
導入事例記事の書き方としては、以下の3パターンがあります。
- 質疑応答形式(Q&A方式)
- 対談形式
- ルポ形式
おすすめの構成は作成のしやすさと構成の作りやすさから、「質疑応答形式(Q&A方式)」です。
商品やフェーズに合わせて質疑応答形式のテンプレートを作っておくと便利です。
対談方式やルポ方式は、インタビュアーやライターの力量や専門知識が問われるため、自社制作では難易度の高さの面からあまりおすすめできません。
業界や商品によっても導入事例に盛り込みたい内容は変わってくるので、構成を考える際には、競合他社・商品の導入事例コンテンツなども参考にするとよいでしょう。
ヒアリングシートの送付・回収
構成が決まれば質問したい内容も決まります。
質問予定の項目を記載した「ヒアリングシート」を取材先に送付し、インタビュー当日までに返送してもらいましょう。
取材先はヒアリングシートを確認することで心の準備ができますし、インタビュアーは返送されたシートをもとに「深堀りしたい内容」を想定できます。
ヒアリングシートの質問項目があまりに多いと先方の負担になるので、質問数は5~10個程度に抑えましょう。
またヒアリングシートに回答例を掲載しておくと、回答内容のイメージができて先方の負担が減ります。
インタビュアーが当日までに回答内容を確認できるよう、インタビュー当日の2~3日前までに返送してもらえるようお願いしておきましょう。
なお質問項目ではありませんが、当日に取材対象者の緊張をほぐせるように、アイスブレイクの話題を別途用意しておくのもおすすめです。
アイスブレイクの話題例をいくつか掲載しておくので参考にしてみてください。
- 業界の話題
- 話題のニュース(ポジティブな内容がおすすめ)
- 相手の趣味(SNSなどで相手の情報を調査しておくと、ピンポイントで質問できる)
- オフィスの立地や内装について
出身地などの質問も、インタビューと取材対象者に共通点があれば会話が盛り上がるきっかけになります。
ただ話題が脱線するのを嫌がったり個人情報については聞かれたくない人も多いので、踏み込みすぎないように注意しましょう。
顧客に関する情報収集
インタビューを受けてくれる顧客や担当者についての情報収集も重要です。
調べた内容とヒアリングシートの内容を照らし合わせることで、ヒアリングシートの内容を深堀りする質問作成できます。
また顧客のことを何も知らない状態でインタビューするのは、失礼な対応へつながりやすいので注意しましょう。
自社の営業担当者やカスタマーサポート担当者から話を聞いたり、顧客企業の公式サイトやニュースサイトを利用しての情報収集がおすすめです。
インタビューの実施
インタビュー当日は、記事構成やヒアリングシートの内容に沿ってインタビューを実施します。
事前に連絡しておいた質問に沿って進めることで、取材対象者も話しやすくなるでしょう。
商品導入後の成果については、「アポ獲得数○%アップ」「名刺獲得率○%アップ」「作業時間が○%減」など、できるだけ具体的な数字と一緒に答えてもらうのがおすすめです。
なおインタビューの内容は、取材対象者に了解を得たうえで、ボイスレコーダーなどで録音します。
相手が早口でも、話題が意図した内容から外れてまとまりがなくなっても、インタビューに集中できるからです。
写真については、顧客担当者がインタビューに答えている様子を写真撮影することもあれば、インタビュー前後に別途撮影の時間を設けることもあります。
インタビュー後は、当日中など早いタイミングでお礼のメールを送るのも忘れないようにしてください。
記事作成
インタビューが終わったら、ヒアリングした内容をもとに記事を作成します。
ただの文字起こしだと要点が伝わりにくくなる可能性もあるので、情報を取捨選択しながら記事にまとめましょう。
質疑応答型のテンプレートがあるなら、テンプレートにあてはめながら、要点を整理していきます。
タイトルや見出しには「売上が○%アップ」など数値を盛り込み、本文では具体的なエピソードをわかりやすく紹介しましょう。
またいいことばかりを伝えるのではなく、「商品・サービスに不満を感じている点や改善を望む点」などネガティブな情報も加えると、信頼性が増します。
社内のチェックに通ったら、取材先に原稿を送付して「内容に間違いがないか」「公表してはいけない情報が含まれていないか」等をチェックしてもらいます。
公式サイトへの掲載・プレスリリース配信
記事が完成したら、公式サイトに掲載したりプレスリリースとして配信したりします。
プレスリリースとして配信するのは、自社サイトへの掲載だけでは、見てもらえる数に限りがあるからですね。
「業界初の導入」「官公庁や大企業で導入された」「有名企業の方針転換・新事業に関わる」など異例性のある導入事例であれば、ぜひプレスリリースとして配信しましょう。
自社で作成しているメディアリストに配信するのもいいですし、プレスリリース配信サービスを使う方法もあります。
プレスリリース配信サービスを使うとネット上に配信内容が掲載。
そのため各メディアに記事として取り上げられなくても、検索で見つけてもらえたりSNSなどで拡散されたりする可能性も出てくる点はおすすめといえるでしょう。
代表的なプレスリリース配信サービスとしては、「PR TIMES」や「@Press」などがあり、1配信ごとあるいは月額制・年額制で利用料を支払えば利用可能です。
可能であれば、インタビュー先の企業に公式サイトへの掲載依頼も検討してみてください。
掲載前・配信前には、誤字脱字や数字の間違いがないかの最終チェックも忘れずに行っておきましょう。
導入事例制作に使えるテンプレート
導入事例制作に使えるテンプレートを紹介します。
- ヒアリングシートのテンプレート
- 導入事例記事のテンプレート
- プレスリリースのテンプレート
自社で制作する場合だけでなく、依頼代行する場合にも上手く活用してみてください。
ヒアリングシートのテンプレート
インタビュー前に回答を依頼するヒアリングシートのテンプレート例を紹介します。
導入の背景について
- 弊社商品導入前に抱えていたお悩みや課題を教えてください
(例:○○作業に手間と時間をとられていた、無駄なコストが発生していたなど) - 上記のお悩みや課題を意識された時期はいつごろですか
(例:○年○月ごろ、新規事業検討のタイミングなど)
導入検討・選定のプロセスについて
- 弊社商品を知ったきっかけを教えてください
- 商品・サービスを比較する際に重視したポイントは何でしたか
(例:コスト、○○機能など) - 弊社商品導入の決め手はなんでしたか
(例:コスト、担当者のサポートなど)
導入後の利用状況について
- 弊社商品を、具体的にどのように活用されていますか
- 弊社商品導入後に、お悩みや課題はどのように改善・解決されましたか
(例:コスト○%減、問い合わせ数○%アップなど) - 上記以外に導入して良かった点や、印象に残っている点がありましたら教えてください
- 弊社商品について、改善を望む点がありましたらぜひ教えてください
今後について
- 貴社のビジネス展望や注力していきたい分野・事業がありましたら教えてください
商品・サービスや取材先の特徴に合わせてアレンジしてください。
導入事例記事(書き方)のテンプレート
導入事例記事(質疑応答方式)のテンプレートは以下の通りです。
動画の場合も、以下の項目は入れておくことをおすすめします。
「導入理由」を紹介する場合
- 導入理由が端的にわかるタイトル
- 写真
- 取材先の企業名・担当者名・所属部署・役職・役割
- 商品・サービス導入前の課題
- 商品・サービス導入を決めた理由(機能、コストなど)
- 今後の展望
「導入後の成果・変化」を紹介する場合
- 導入理由と導入後の成果が端的にわかるタイトル
- 写真
- 取材先の企業名・担当者名・所属部署・役職・役割
- 商品・サービス導入前の課題
- 商品・サービス導入を決めた理由(機能、コストなど)
- どのように商品を使っているか
- 導入前と導入後の比較(売上○%アップ、お問い合わせ○%増など数字入りで)
- 使ってみての感想や改善を期待する点
- 今後の展望
構成は商品・サービスや取材先の特徴に合わせてアレンジ可能です。
ただし同じ商品・サービスについては同じ構成でまとめておくと、比較しやすく見やすくなっておすすめです。
プレスリリースの構成(書き方)テンプレート
プレスリリースのテンプレート例を紹介します。
- タイトル(40~100文字程度)
- 結論(リード文)
- 写真
- 導入された商品・サービスの概要
- 導入の背景や導入前に抱えていた課題と、商品・サービスが課題解決に貢献できる点
- 導入にあたり工夫・カスタマイズした点や苦労
- プレスリリースに関する問い合わせ先
導入事例のプレスリリースでは、タイトルのつけ方に注意しましょう。
2つの企業が絡むため、「どちらの企業が商品・サービスを提供して、どちらの企業が商品・サービスを導入したのか」がわかりにくくなることも多いからです。
「企業Aが企業Bに商品Cを提供した。商品Cは企業Bが抱えていた○○問題の解決に貢献する(した)」と明確にわかるタイトルになるよう工夫しましょう。
導入事例制作におすすめの外注先5選とそれぞれへの依頼方法
導入事例制作におすすめの外注先は、以下の5つです。
- クラウドソーシングのクラウディア
- クラウディアの取材代行サービス
- テクノポート株式会社
- ノーバジェット株式会社
- クロスコ株式会社
各サービスの特徴について紹介するので参考にしてみてください。
費用で選ぶならクラウドソーシングの「クラウディア」
導入事例制作にかかる費用を抑えたいなら、クラウドソーシングのクラウディアをおすすめします。
クラウディアを通じて個人に依頼することで、企業に外注するより安く導入事例制作ができるからです。
クラウディアにはプロの取材ライターやカメラマンがワーカーとして多数登録しているため、依頼先を見つけやすいでしょう。
「取材と記事作成だけ頼む」「取材の音声データをもとに記事作成だけ頼む」など、外注したい内容に応じて依頼内容を変更できます。
デザイナーもワーカーとして登録しているので、導入事例をパンフレットにしたい場合のレイアウトも依頼できます。
クラウディアを介して外注する手順は以下の通りです。
プロジェクト方式を使う場合
- クラウディア上で導入事例制作のプロジェクト(依頼内容)を作成
- ワーカーが応募してくるのを待つ
- 応募者の中から適任者を選んで依頼
- 納品後に支払い
ワーカーに直接依頼する場合
- クラウディアの検索機能で、取材ライターやカメラマンを探す
- 実績などを確認して適任者を見つけたら、依頼したい内容について相談
- 条件が折り合ったら依頼
- 納品後に支払い
「自身で依頼先を選定する手間」や「ライターやカメラマンと個別に契約する手間」はありますが、費用を抑えたいならおすすめの依頼先です。
コストを抑えつつクオリティを担保したいならクラウディアの取材代行サービス
クラウドソーシングを介して導入事例制作を依頼する場合、納品物のクオリティに不安を抱くクライアント(依頼者)も少なくありません。
クラウドソーシングには経験豊富なベテランからクラウドソーシングに登録したばかりの人まで、さまざまなワーカーが存在しており、依頼先によってクオリティにバラつきがあるからです。
費用を抑えつつクオリティを担保したい場合には、「クラウディアの取材代行サービス」をおすすめします。
クラウディアの運営会社(エムフロ)を介して依頼することで、依頼とのマッチ度が高く、実績・実力もあるワーカーをアサインできるからです。
自分で「どのワーカーなら実力があるかな」と悩む必要はありません。
またエムフロは自社メディアの運営も行っているため、取材対応や進行管理に慣れていますので、安心して依頼できます。
全国に取材ライターやカメラマンがいるので、エリア問わず現地取材に対応できるのもメリットです(オンライン取材も可)。
「クラウディアの取材代行サービス」で外注する場合の手順は、以下の通りです。
- 問い合わせ
- 条件を伝え、見積もりを提示してもらう
- 見積もりに納得すれば発注
- 取材先とのアポ調整
- インタビュアーのアサイン
- 取材撮影実施
- 原稿作成
- 納品
「費用が増えてもいいから、撮影はプロのカメラマンに依頼したい」「事前にインタビュアーと打ち合わせしたい」などの希望にも柔軟に対応できます。
まずは取材代行サービスのWebフォームから問い合わせしてみましょう。
製造業の導入事例制作におすすめのテクノポート株式会社
製造業の導入事例制作におすすめなのは、テクノポート株式会社です。
テクノポートは製造業企業のWebマーケティングの支援実績が豊富だからですね。
導入事例コンテンツの位置づけや活用方法を明確にしたうえで制作にあたり、サイト掲載後のアフターフォローもしてくれるので、導入事例コンテンツが「宝の持ち腐れ」になる心配はありません。
取材経験も豊富で、アポ取りからコンテンツ制作まで、まとめて外注できます。
テクノポートに外注する場合の手順は、以下の通りです。
- 問い合わせ
- ヒアリングし、課題を整理
- 導入事例の企画と提案
- 取材実施
- コンテンツ作成・Webサイトへの掲載
- 効果確認と運用方法に関するコンサルティング
- 納品
製造業の導入事例コンテンツを作りたい場合や、「導入事例をWebマーケティングに生かすコンサルティング」を受けたい場合は、テクノポートへの相談をおすすめします。
IT系企業の導入事例制作におすすめのノーバジェット株式会社
IT関連商品・サービスの導入事例制作におすすめなのは、ノーバジェット株式会社です。
ノーバジェットでは顧客の多くがBtoBの IT企業であり、IT・デジタル分野で年間200件超の導入事例制作を行っているからですね。
経験豊富な編集者とIT分野に強いライターがセットで導入事例作成にあたるので、正確性に期待できます。
またIT分野での実績が豊富で、導入事例の活用方法も熟知しているので、安心して依頼できるのもメリットです。
取引先・取材先には「日本マイクロソフト」「アマゾンウェブサービスジャパン」「日本オラクル」などの大企業・有名企業が名を連ねています。
ノーバジェットに外注する場合の手順を紹介します。
- 問い合わせ
- 担当者が希望をヒアリングし、見積もりを提示
- 見積もりに納得すれば契約
- 事前打ち合わせと質問案作成
- 取材実施
- 初稿提出・校正
- 納品
IT系の導入事例制作を考えているなら、ノーバジェットへの相談を検討してみましょう。
導入事例動画ならクロスコ株式会社
導入事例動画の制作を検討しているなら、クロスコ株式会社をおすすめします。
クロスコ株式会社には、導入事例動画制作の専門サービス(事例動画専門店つくるーの)があるからです。
クロスコでは年間1,000件以上のコンテンツ制作を行っているので、構成や段取りを安心して任せられます。
クライアントとして「サイボウズ株式会社」「株式会社トランスコスモス」、取材先として「全日本空輸株式会社」「株式会社三井住友銀行」など、大手企業との取引も豊富です。
動画撮影を行わずに既存の文章と静止画を動画化するプランがあるので、低価格で導入事例動画が制作できるのもメリット。
クロスコに外注する場合の手順を紹介します。
- 問い合わせ
- サービス内容・料金に納得すれば契約
- シナリオ・構成作成
- 取材先との打ち合わせ
- ロケハン
- 取材実施
- 編集
- 校正
- 取材先チェック
- 納品
IT系の導入事例制作を考えているなら、ノーバジェットへの相談を検討してみましょう。
導入事例制作を外注依頼時の費用相場はどれくらい?
導入事例(記事)制作の費用相場は以下の通りです。
クラウドソーシング(取材なし・文字起こしから実施の場合) | 12,000円~ |
---|---|
クラウディアの取材代行サービス(取材+撮影の場合) | 60,000円~ |
導入事例制作会社(テンプレート利用の場合) | 130,000円~ |
動画制作会社(シンプルな内容の場合) | 200,000円~ |
以下の要素によって、費用は変動します。
- 外注先
- 記事か動画か
- 記事の文字数・動画の長さ
- 記事内容がオリジナルか、テンプレート利用か
- ライターによる取材の有無
- カメラマンによる撮影の有無
- 取材時間
- 取材場所(オンライン/オフライン)
- 紙媒体用デザイン制作の有無
- マーケティング関連のコンサルティングの有無
できるだけコストを抑えたい場合には、「撮影はライターや自社社員が行う」「印刷用レイアウトは頼まない」など、外注する作業や人数を減らしましょう。
またクラウドソーシングを通じて個人に依頼することでも、コストを削減できます。
導入事例制作時のよくある質問
導入事例制作時のよくある質問を紹介します。
- 社名掲載NGでも、導入事例を掲載する意味はありますか?
- 導入事例は何件くらい制作・掲載すればいいのでしょうか?
- 顧客に導入事例インタビューを断られました
- 導入事例を制作したものの、うまく活用できている気がしません
- 自社制作(内製)と外注、どちらにするか迷っています
社名掲載NGでも、導入事例を掲載する意味はありますか?
結論から言いますと、クライアントの社名掲載がNGでも、導入事例をWebサイトなどに掲載する意味はあります。
社名がわからなくても「業種」「社員数(会社の規模)」「課題解決までのプロセス・活用事例」を掲載することで、見込み顧客が求める情報を提供できるからです。
またインタビューや詳細な事例紹介はNGでも、ロゴ使用はOKしてくれる企業もあります。
クライアントが大手企業・有名企業であれば、「お取引先様一覧」でロゴを掲載するによって、詳細な情報はなくても見込み顧客からの信頼獲得を見込めることでしょう。
導入事例は何件くらい制作・掲載すればいいのでしょうか?
コンバージョン(CV)を増やすためには、導入事例の件数は「十数件程度以上」が望ましいとされています。
マーケティングにおける最終成果のこと。具体的には顧客による「商品購入」「資料請求」など。
導入事例が少なすぎると、「情報が少なすぎて不安」と感じる見込み顧客が多くなると考えられるからです。
ただし導入事例経由のCV数が増えなくても、導入事例によって「信頼を得られる」「具体的なサービス内容をイメージしてもらえる」という効果は出ている可能性も。
まとめて多くの導入事例を制作へ取り掛かるよりも、まずは信頼関係のできているお客様から、少しずつお願いしながら品質の高い事例作成に注力するのがおすすめです。
導入事例の数を増やしていく中で、「業種」「規模」「導入前の課題」などに偏りが出ないように意識しながら事例を集めましょう。
顧客に導入事例インタビューを断られました
導入事例として取り上げられることは、顧客にとってもメリットがあります。
しかし企業や担当者によっては、導入事例インタビューにしり込みしてしまうケースも少なくありません。
「インタビューされても、しっかり話せるかわからないし…」「担当者個人の写真が掲載されるのは抵抗がある」などと遠慮してしまうこともあるためです。
上記のような場合には、「商品・サービスのアフターフォローとしてのヒアリング」「マーケティング施策改善のためのヒアリング」を行ってみるのも、ひとつの方法です。
ヒアリングで聞き取った内容を抜粋し、導入事例の記事にまとめることも可能となっています。
かしこまったインタビューではなく、個人の写真も掲載されないなら、了承してくれる企業・担当者も居ると考えられます。
もちろんヒアリングの内容を抜粋して記事にしたい旨は、あらかじめ了解を得ておいてください。
導入事例を制作したものの、うまく活用できている気がしません
導入事例コンテンツの活用方法例を紹介します。
- 公式サイト・LPに掲載
- ホワイトペーパーに掲載して配信
- メルマガで導入事例を紹介
- プレスリリースで配信
- 営業担当者の提案・資料に活用
- 展示会で掲載
見込み顧客に提供する資料のこと。企業名や担当者名をフォーム送信したうえで、Webサイトからダウンロードする方式で配布することが多い。
プレスリリースやWebサイト掲載以外の活用方法もありますので、自社で活用できそうな方法を検討してみてください。
「導入事例の制作や活用」を含む、Webマーケティング全般をコンサルティングしてくれる外注先もあります。
自社制作(内製)と外注、どちらにするか迷っています
結論から言いますと、状況に応じて変わります。
自社に十分なリソースがあるなら内製すればいいですし、インタビュー・写真撮影や執筆を担当できるスタッフがいないなら、外注を検討していきましょう。
サービス担当者にインタビュアーを任せたいなら、取材は自社スタッフが担当し、文字起こし以降の工程のみを部分的に外注依頼もおすすめです。
自社のサービス担当者なら、商品・サービスについての知識が豊富ですし、顧客との関わりがあるため、濃い話を引き出しやすいと考えられます。
ただし動画インタビューの場合は、「顧客が実際に話す言葉」が重要になるので、プロのインタビュアー・取材ライターに依頼することをおすすめします。
まとめ
導入事例は見込み顧客からの需要が高く、よく見られるコンテンツのひとつです。
そのため公式サイトやLPに導入事例を掲載することで、CVや問い合わせに繋がると考えられます。
またWebサイトに掲載するだけではなく、営業資料としても使えるのが、導入事例のメリットです。
導入事例は自社制作も可能ですが、インタビュー・記事作成や写真撮影に自信のある自社スタッフがいない場合は、外注をおすすめします。
クラウディアの取材代行サービスであれば「インタビューと記事作成だけ依頼」「文字起こしと記事作成だけ依頼」「印刷物のレイアウトまで依頼」など、任せたい範囲に合わせて外注できます。