「10~20代へのプロモーションに効果を発揮する」として注目されているのがTikTokです。
TikTokには以下のようなメリットがあります。
- 拡散力が高い
- 動画を使って短時間でメッセージを伝えられる
- 中国をはじめとする海外ユーザーにも遡及できる
しかし「動画作成のノウハウがない」「TikTokアカウントの運用方法や、TikTok内で好まれる動画のテイストがわからない」などの理由で、TikTok参入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
上記のような方におすすめなのが、TikTokの運用代行です。
以下の方法でTikTok運用代行を外注できます。
- 低コストで依頼したいならクラウドソーシング
- TikTok運用をまるごと依頼したいならTikTok運用代行会社
この記事では「TikTok運用代行作成におすすめの外注先」「外注費用の相場」「外注時のコツ」について解説します。
記事を最後まで読んでいただければ、「最適な外注先を選ぶコツ」「依頼時の注意点」がわかるはずです。
目的別|TikTok運用代行におすすめの外注先2選
TikTok運用を依頼するなら、目的に合わせて外注先を選びましょう。
おすすめは以下の2つです。
- クラウドソーシング
- TikTok運用代行会社
各外注先の特徴と依頼方法を紹介していくので参考にしてみてください。
1.クラウドソーシング|低コストで依頼したい人向け
低コストでTikTok運用代行を外注依頼したいなら、クラウドソーシングの利用をおすすめします。
クラウドソーシングを通じて、TikTok運用できる個人やフリーランスであれば、運用代行会社に依頼するより費用が抑えやすいからですね。
個人やフリーランスへの依頼が安くなりやすい理由は、外注費用に代行会社のような「管理費」「広告費」などが含まれないからです。
「個人への依頼って、大丈夫なの?」と心配になる方もいるかもしれませんが、クラウドソーシングには、TikTok運用代行の実績が豊富なフリーランスや副業ワーカーが多数登録しています。
例えば「動画制作会社でTikTok用の動画を制作していた」「SNS運用やWEBマーケティングが得意」といったワーカーが見つかる可能性も高いです。
ただし個人依頼の場合、対応できるキャパシティに小さい点には注意しましょう。
「企画から広告運用・レポートまですべて任せたい」「大量の動画を制作・投稿してほしい」といったカタチで作業工程が多いことで、断られるケースもあります。
まとめますと、クラウドソーシングは以下の場合におすすめできる外注先です。
- コストを抑えたい
- 特定の業務だけ外注したい(動画制作と投稿のみ、コンサルティングのみなど)
- 更新頻度があまり高くない
- お試し的にTikTok運用代行を依頼してみたい
上記にあてはまるなら、クラウドソーシングの利用を検討してみてください。
クラウドソーシングでの依頼は「プロジェクト方式」
クラウドソーシングでTikTok運用代行作成を依頼する場合、プロジェクト方式を使って外注先を募集するのが一般的です。
プロジェクト方式を使う理由は以下のとおりです。
- クライアントが予算・契約期間を決められる
- 条件に納得したワーカーしか応募してこない
- 応募文を見て、ワーカーの適性や意欲を確認できる
予算・契約期間・依頼内容はクライアントが決められるので、希望条件での外注が可能です。
ただ予算を低くしすぎると十分な応募が集まらないので注意してください。
クラウドソーシングでの適正な予算がわからない場合は、他社が募集しているTikTok運用代行の報酬額を参考にするのがおすすめです。
なおTikTok運用代行を外注できるクラウドソーシングは多数あります。
毎月1,000人以上(※1)が登録する『Craudia(クラウディア)』なら、TikTok運用代行経験の豊富なワーカーが見つかる可能性も。
登録にあたっての費用は不要なので、コストを抑えてTikTok運用代行を外注したい方は利用してみてはいかがでしょうか。
2.TikTok運用代行会社|運用をまるごと依頼したい人向け
TikTok運用代行をまるごと外注したいなら、TikTok運用代行会社がおすすめです。
企業ならではのチーム力を活かして、広範囲の業務に対応できるからですね。
またTikTok運用代行会社の中には、TikTokクリエイター(TikTok上のインフルエンサー)のマネジメントを行っている会社も多数あります。
そのためターゲット層に人気のTikTokクリエイターをプロモーションに起用したい場合には、運用代行会社が有力な外注先候補となることでしょう。
会社によっては以下のような依頼も可能です。
- TikTok用にオリジナルの楽曲や振付をつくりたい
- 海外向けの広告運用をしたい
まとめると、TikTok運用代行会社は以下のような場合におすすめです。
- TikTok運用関連業務をまとめて外注したい
- 人気インフルエンサーの起用など、コネの必要な仕事を任せたい
TikTok運用代行会社への依頼方法は「まず問い合わせ」
TikTok運用代行会社への依頼方法は、問い合わせから始まります。
「予算」「任せたい業務」などを伝え、対応可能か確認する必要があるからです。
代行会社の公式サイトに問い合わせフォームが用意されていますので、必要事項を記入して送信しましょう。
疑問点や不明点がたくさんあるようなら、電話で問い合わせるとやりとりの手間が少なくておすすめです。
伝えた内容をもとに「代行会社との打ち合わせ」「見積もり書の作成」と進んでいきます。
打ち合わせや見積もりの内容に納得したらそこで初めて契約を考えていきます。
気になる代行会社があればまず問い合わせしていきましょう。
参考として、TikTok運用代行が可能な会社をいくつか挙げておくので、気になる会社があればチェックしてみてください。
記事作成代行会社・サービス | 特徴 |
---|---|
Star Creation | 人気クリエイターが所属しており、所属クリエイターの総フォロワー数は2億人以上。TikTokと提携しており、実績も豊富。 |
studio15 | TikTokに特化し、クリエイターのマネジメントからクライアント向けの動画企画・制作・アカウント運用代行まで行っている。大手・有名企業からの受注実績あり。 |
Pamxy | YouTubeのチャンネル運用実績も豊富な会社。TikTokとYouTubeを連動させて伸ばしたい場合におすすめ。 |
TikTok運用代行を外注するといくらかかる?|費用相場を徹底調査
TikTok運用代行の料金体系は「月額報酬型」と「成果報酬型」に分かれます。
報酬体系ごとの費用相場を紹介します。
月額報酬型の費用相場は「動画制作+コメント投稿で25万円~」
月額報酬型の費用相場は「動画制作+コメント投稿で25万円~」ですが、 依頼する業務の内容によって、かかる費用は変わります。
戦略決定からレポートまで任せたい場合は、50万円以上の費用がかかることもあります。
業務内容ごとの費用目安は以下の通りです。
依頼する業務内容 | 内容 | 費用目安(月額) |
---|---|---|
TikTok運用の戦略決定 | TikTok運用の方針を決める | 5~40万円 |
動画企画・制作・投稿 | 投稿内容を企画し企画に沿って動画を制作、投稿 | 10万円~ |
TikTokerのキャスティング | 起用するインフルエンサーのアサイン | 10万円~ |
ハッシュタグ・投稿文の作成 | 再生回数を増やすためのハッシュタグ・投稿文の作成 | 5万円~ |
いいね・コメントへの返信 | 投稿した動画に対する反応への返信(ファンとのコミュニケーション) | 10万円~ |
運用結果のレポート | 投稿内容についてのデータ収集や分析 | 5万円~ |
TikTok広告の運用 | 広告運用の代行 | 5万円~ |
なお動画制作・投稿やコメント投稿などは、無制限にできるわけではありません。
たいていは「10万円で月5本まで」などと月額料金内での上限が決まっています。
予算に合わせて「外注する業務や量」「自社で担当する業務」を決めるとよいでしょう。
またクラウドソーシングでフリーランスに依頼すれば、相場より安く依頼できる可能性も高いのでチェックしてみてください。
■クラウドソーシングのCraudia(クラウディア)
成果報酬型の費用相場は「1再生あたり1円~」
成果報酬型の費用相場は、「1再生あたり1円~」となります。
成果報酬型は「再生回数(リーチ数)」「フォロワー獲得数」「CV数」などの成果に応じて費用が決まるからですね。
ちなみにフォロワーを獲得した場合は「1フォロワーあたり100円~」が相場となっています。
ただし成果報酬型であっても、成果報酬以外に「ツールの使用料」などがかかるケースもあります。
そのため契約時には「成果報酬以外にかかる費用」も確認しておきましょう。
TikTok運用代行を外注する際のチェックポイント
TikTok運用代行を外注する際におさえておきたいチェックポイントは下記の4つです。
- 対応している業務範囲がニーズに合っているか
- 料金体系がわかりやすいか
- 運用実績が豊富か
- TikTok運用するうえでの対応スピードが早いか
順に説明していくので参考にしてみてください。
対応している業務範囲がニーズに合っているか
まずは対応している業務範囲が、自社のニーズに合っているか確認しましょう。
外注先によって対応できる業務範囲が違うからです。
とくにフリーランスの場合は稼働時間などに制限があるため、「動画制作のみ」「コンサルのみ」など業務内容が限られていることも多いです。
依頼前には「どの業務に対応できるのか」「動画制作・投稿は月に何本までできるのか」など、詳細について確認しておきましょう。
またプロモーションにTikToker(TikTokクリエイター)を起用したい場合は、TikTokerのキャスティングが可能かどうかも確認しておいてください。
料金体系がわかりやすいか
料金体系が明確かどうかも重要です。
料金がわかりにくい外注先だと、運用が始まってから予想していなかった費用が発生することもあるからです。
とくに「TikTok運用お任せプラン」といったパッケージを利用する場合には、パッケージ内容と内訳をしっかり確認しておく必要があります。
具体的には、「料金内だと動画は月何本までつくれるのか」「動画内容を修正したい場合、修正回数はいくらまで無料か」といった部分をチェックしましょう。
成果報酬型の場合はそれ以外に発生する費用がないかもあわせて確認しておいてください。
もし料金確認時に明確に説明してくれない外注先は、避けた方が無難です。
運用実績が豊富か
「TikTok運用代行の実績が豊富かどうかを必ず確認しましょう。
悪質な運用代行会社ですと、あまり実績がないにも関わらず、誇張したアピールを行っているケースもあるためです。
TikTokは比較的新しいSNSなので、「Twitterアカウントの運用代行では実績があるけれど、TikTokの実績はあまりない」といった会社があることも考えられます。
実績をチェックする際には、以下のような数字・データが挙げられているか確認してください。
- 取引先名
- フォロワー数
- コンバージョン数
「自社と同じジャンルの企業・商材を扱った実績」「達成したい目標(フォロワー数アップなど)に関する実績」があれば、比較的信用できるのではないでしょうか。
TikTok運用するうえでの対応スピードが早いか
TikTok運用する中で、対応スピードの早さはとても重要です。
たとえば、「投稿」から「データ分析・改善」までの1サイクルをできる限り早く行えば、TikTok運用で成果が出やすくなります。
また、炎上したときや炎上しそうなときには、問題解決に向けて迅速に対処する必要があります。
もし外注先と連絡がつきにくい場合、炎上を防げなかったりミスが起きた際のリカバリーができなかったりします。
外注先を選ぶ前には「連絡手段」「連絡できる時間帯」などを確認しておきましょう。
また「言いたいことが伝わらない」など意思疎通がうまくいかないと、運用改善もスムーズに進みません。
問い合わせや打ち合わせの時点で、担当者とコミュニケーションがとりやすいかも依頼先を選ぶ際の判断材料にしましょう。
TikTok運用代行を外注するメリットは3つ!
TikTok運用代行を外注依頼するメリットは3つあります。
- 社内に動画・TikTokに詳しいスタッフがいなくても運用できる
- プロに任せることで短期間で成果が出やすい
- 炎上防止効果が期待できる
1.社内に動画・TikTokに詳しいスタッフがいなくても運用できる
社内でTikTokを運用するなら、「定期的な動画制作ができる体制」「投稿・コメント管理の運用体制」を整える必要があります。
しかしTikTok運用代行を外注すると、社内に動画・TikTokに詳しいスタッフがいなくても運用可能になります。
代行を利用すれば、プロのノウハウを活用できるからですね。
社内スタッフが「動画制作」「動画投稿やコメント管理」をイチから覚える必要もなく、TikTok運用に時間を割く必要もありません。
「知識もノウハウもないけど、ぜひTikTok運用をやってみたい」「TikTok運用ができるスタッフを雇う余裕がない」という場合には、外注は良い選択肢のひとつといえるのではないでしょうか。
2.プロに任せることで短期間で成果が出やすい
「TikTokは短期間でアカウントが爆発的に伸びることも多い」と言われますが、ゼロから始めたばかりの場合、アカウントの運用方法を覚えるだけでも時間がかかることでしょう。
またTikTok内では若者を中心とした独自の文化や流行があって、その点を理解しないとアカウントを伸ばすのは難しいです。
上記理由から、短期間での成果へ結びつくことを考えるのであれば、TikTok運用をプロに外注したほうが手堅いといえます。
TikTok運用を専門的に行っている業者やフリーランスであれば、アカウント運用のノウハウが蓄積されているからです。
例えば人気TikTokerを起用したプロモーションや、独自の解析ツールを使ったアカウント運用ができる外注先もあります。
「短期間で効率的にアカウントを成長させたい」という場合には、プロに任せるのが得策といえるのではないでしょうか。
3.炎上防止効果が期待できる
TikTokの運用に不慣れだと、ユーザー理解やコミュニケーションが不十分で炎上につながる危険性があります。
TikTokの拡散力が高いのはメリットな反面、一旦炎上するとあっという間に広がることもあります。
炎上によって、投稿内で紹介している企業・個人・サービスのイメージダウンへとつながりかねません。
しかしTikTok運用を外注すれば、炎上をはじめとしたSNS上でのトラブル防止を期待できます。
TikTok運用に慣れている外注先なら、「トラブル回避の手段」「TikTokでのコミュニケーションの取り方」を十分承知しているからです。
例えば「炎上につながりやすい投稿」「炎上を最小限で食い止める方法」「炎上につながりそうなコメントへの対応」などのノウハウがあります。
炎上が怖いとお考えの方は、まずは外注化でプロの手を借りる中で、色々と気をつけるべき内容を覚えていくのをおすすめします。
TikTok運用代行を外注するデメリットも確認しておこう
TikTok運用代行を外注することには、デメリットもあります。
- 外注費用がかかる
- 社内にTikTok運用のノウハウが蓄積しない
デメリットに関してもよく考慮したうえで、外注するか検討してみてください。
外注費用がかかる
TikTok運用代行を外注すると、外注費用がかかります。
社内で運用すればほぼ人件費のみで済むので、外注費用をデメリットと考える方も多いでしょう。
「TikTok運用をまるごと外注する」など依頼する業務が広範囲に及ぶ場合には、とくに費用が高くなります。
「質の高い運用ができること」「炎上リスクを下げられること」と天秤にかけ、コストパフォーマンスを考えてみましょう。
また将来的に内製化を考えているのであれば、内製化支援もサポートしてくれる外注先を選ぶのがおすすめです。
社内にTikTok運用のノウハウが蓄積しない
外注すると、社内にTikTok運用のノウハウが蓄積しないのもデメリットです。
社員が自ら手を動かして試行錯誤するわけではないからですね。
実際に自分で運用して成功も失敗も経験していかないと、実践的なノウハウは身に付きません。
そのため運用代行の契約期間が終了したとたん、アカウント運用のパフォーマンスが落ちてしまうことも考えられます。
パフォーマンスを下げるのがイヤなら、外注費用を払い続けるしかありません。
運用代行を外注する場合、契約終了のタイミングと終了後の運用方法についてもあらかじめ考えたうえでお願いしていきましょう。
まとめ
10~20代へのプロモーションを考えているなら、TikTokは有効なツールです。
しかしTikTokにはTwitterともYouTubeとも違う独自の文化があるため、「他のSNSを運用した経験があるから」と参入しても、十分な効果が得られない可能性も考えられます。
TikTok運用を外注すれば、自社にリソースがなくてもTikTokアカウントやTikTok広告の効果的な運用を期待できることでしょう。
外注先としておすすめなのは、「クラウドソーシング」と「TikTok運用代行会社」の2つとなります。
外注先を選ぶ際には、「TikTok運用の実績が豊富」で「料金がわかりやすいところ」を選びましょう。
またTikTokの初心者に対しても、専門用語を多用せずわかりやすく説明してくれる外注先のほうが、自分たちも状況を理解できるのでおすすめです。