「スキマ時間にアンケートモニターをやっている」
「アンケートモニターで座談会に参加してきた」
上記のような話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
アンケートモニターとは、企業が消費者の意見を聞くために市場リサーチ会社に依頼し、WEBアンケートや座談会を開催した際に参加してモニタリングする消費者を指します。
アンケートモニターは手軽にお小遣い稼ぎできる人気の副業のひとつです。
スマホがあればプライベートや仕事のスキマ時間をぬって仕事できたり、座談会等の参加形式であれば1~2時間で5,000円以上の高報酬をもらえる案件もあるためですね。
今回は副業でできるアンケートモニターの始め方からメリット・デメリットまで徹底解説します。
この記事を読み終えるころには、あなたもアンケートモニターを始めてみたいと思っていることでしょう。
副業でできるアンケートモニターの始め方
副業でアンケートモニターを始めてみたいと思っても、何から始めればいいかわからない人もいることでしょう。
副業でできるアンケートモニターを始めるには3つのポイントがあります。
- 市場リサーチ会社のアンケートモニターに登録する
- WEBアンケートにできるだけ多く回答する
- 座談会や個別インタビューで稼ぐなら平日夜間や土日のスケジュールを空けておく
この章では上記3つのポイントについて詳しく解説します。
1.市場リサーチ会社のアンケートモニターに登録する
副業でアンケートモニターを始めるには市場リサーチ会社に登録する必要があります。
なぜなら、アンケートモニターを主催しているのは主に市場リサーチ会社であり、報酬の支払いもリサーチ会社が行うからですね。
リサーチ会社に「新製品を出す前に消費者のアイデアを聞きたい」「既存製品をリニューアルするために消費者意見の情報収集」等の依頼によりアンケートモニターへの調査が発生します。
そしてリサーチ会社が、登録しているアンケートモニターの中で企業の依頼に合う人に対してWEBアンケートを送信します。
WEBアンケートに回答することで報酬が発生しますね。
そのため、まずは市場リサーチ会社のアンケートモニターに登録し、自分の属性や報酬の受け取り口座等を登録する必要がありますね。
アンケートモニターは2~3社登録するとより多くのアンケートを受け取れるのでオススメですよ。
2.WEBアンケートはできるだけ多く回答する
WEBアンケートはできるだけ多く回答することがポイントです。
WEBアンケートを使って、より高額な報酬をもらえる座談会や個別インタビューの参加者を募集するからですね。
多く回答する理由として、WEBアンケートで座談会や個別インタビューの募集をしているかはわからないからですね。
WEBアンケートになるべく多く回答して、座談会や個別インタビューに参加できる確率を上げるようにしましょう。
また調査の対象になる人がすぐに見つかるようなWEBアンケートは、配信されてから数時間で回答締め切りになる場合もあります。
メールの通知をオンにして、アンケートモニターのWEBアンケートが届いたらすぐに回答するのがオススメですよ。
ただ、注意点としては、いくらアンケートに即回答したいと思っても、就業時間中に回答したりと本業に支障が出ないよう注意しましょうね。
3.座談会や個別インタビューで稼ぐなら平日夜間や土日のスケジュールに余裕をもたせる
平日の夜間や土日のスケジュールに余裕をもたせておくと、座談会や個別インタビューに参加しやすくなります。
会社員向けの座談会や個別インタビューは平日夜や土日の開催が多いからです。
就業時間に座談会や個別インタビューを開催しても、対象になる人が集まらないからですね。
平日の昼間は主婦や学生向けの座談会や個別インタビューを実施しています。
WEBアンケートに回答する時に、座談会や個別インタビューの日程を選ぶ質問があるので、自分の予定に合わせて日程を選ぶようにしましょう。
必ずしも自分の希望通りの日程で参加できるとは限りませんが、時間的余裕のある人のほうが参加できる確率は高まるでしょう。
座談会等の案内は「知らない電話番号」からくるので注意
座談会や個別インタビューの参加者として選ばれると、案内の多くはメールではなく電話連絡です。
注意点としては、座談会等の案内は「知らない電話番号」から電話がきます。
リサーチ会社が保有している電話番号や、スタッフの携帯電話からかかってくるからですね。
知らない番号からの電話だと思って無視すると、「実は座談会案内の電話だった」と悔やむケースもよくあります。
知らない番号からの電話を取ることに抵抗ある人は、留守番電話に対応できるようにしておきましょう。
座談会案内の電話だという旨の留守番電話に入れてくれる人もいます。
着信のみ残っていた場合、Google検索で「電話番号をそのまま入れ込んで検索する」とアンケートモニターの番号とわかる場合もありますよ。
副業でできるアンケートモニターは4種類
副業でできるアンケートモニターの種類は主に4つ挙げられます。
- WEBアンケート
- 座談会
- 個別インタビュー
- 自宅使用テストモニター
- 会場アンケート
初めて聞く言葉もあると思いますので、この章では上記4種類について詳しく解説します。
1.入力に10分以上かかるWEBアンケートは報酬が高いのでオススメ
クラウドソーシングのタスクアンケートでは、1分~2分程度で終わるカンタンなアンケートが大量に募集されています。
アンケートモニターで行うWEBアンケートは10分以上の時間を要するモノも少なくありません。
入力に10分以上の時間がかかるWEBアンケートは報酬が高く設定されていからオススメです。
時間のかかるWEBアンケートは消費者が飽きてしまうため、報酬が高くないと途中で投げ出されてしまうからですね。
スキマ時間でできる2~3分のアンケートは報酬2~3円程度の場合も多いですが、10分以上の時間がかかるWEBアンケートは100円~300円程度と報酬が高く設定されています。
しかし、これから初めてWEBアンケートを行う場合、まずは2~3分でできるカンタンなアンケートからスタートする必要があります。
カンタンなWEBアンケートに回答後、選ばれたアンケートモニターに対して長文で高報酬のWEBアンケートが配信される仕組みなためです。
副業としてアンケートモニターをするなら、通勤時間やスキマ時間にスマホでカンタンなアンケート、自宅に戻ってから在宅ワークとしてパソコンで長文アンケートに回答するのがオススメです。
10分以上かかる長文アンケートの回答をスマホで入力していると、目と指が疲れてくるのと、かかる時間に比例して携帯の充電も減ってしまうからですね。
2.人前で話すことが得意な人にオススメの座談会
座談会は特定のテーマについて司会者の進行のもと意見や感想を述べる調査方法の1つです。
グループインタビューと呼ばれることもありますね。
座談会は通常5~6人が1つの部屋に集められ、90分~120分程度特定のテーマについて話し合います。
結論から言うと、人前で話すことが得意な人に座談会はオススメですよ。
なぜなら、司会者が1人1人に話をふるので、みんなの前で自分の意見や感想を求められるからですね。
人前で感想を述べることに対して抵抗ない方にはオススメの副業といえますね。
3.自分の意見をより詳細に言える人には個別インタビューがオススメ
個別インタビューは座談会とは違い、インタビュアーと消費者の1対1で行われます。
自分の意見を限られた時間で詳細に言える人には個別インタビューがオススメです。
なぜなら、個別インタビューに参加では30~60分程度、ひたすらインタビュアーに聞かれたことについて答えるからですね。
また、座談会とは違い、より詳細な意見を求められます。
例えば「コンセプトAは良いと思います」と言った場合「コンセプトAのどんなところが良いですか?」「今答えたのはこういうことですか」など、感想や意見を深堀されます。
そのため、普段直観や表面的に意見を言う人にはあまりオススメとは言えません。
「なぜ」「どうして」など自分の意見に理由付けができる人に個別インタビューはオススメの副業です。
4.色々な商品を使うのが好きな人に自宅使用テストモニターはオススメ
自宅使用テストモニターは、洗剤や化粧品等の日用品を自宅で使用しアンケートに回答する調査方法です。
自宅使用テストモニターは色々な商品を使ってみるのが好きな人にオススメです。
テストとして使う商品は最新の商品だったり人気の商品なことが多いからですね。
自宅使用テストは大手メーカーの日用品を使っている人が対象となる場合が多いので、自分が普段どのメーカーの日用品を使用しているかを把握するようにしましょう。
ただし、「副業で稼ぎたいから」と、いくつもの化粧品を同時に使うのは肌に良くないためオススメできません。
ちなみに文章を書くのが好きな場合、アンケートモニターよりもクラウドソーシングサイトへの登録がオススメです。
なぜなら、美容をテーマとしたWEBメディアへ掲載するためのレビュー記事作成の依頼が多くされているためですね。
有名なサイトに載れるチャンスもあり、ライターとして実績を挙げ続けることで、さらに多くの記事依頼が舞い込むことも少なくありません。
上記の理由から、はじめは副業として商品モニターをやっていた人が、ライターとして稼ぐケースもありますよ。
※※参考⇒ クラウドソーシング・スキルシェア【Craudia(クラウディア)】
5.行動範囲が大きい街近辺なら会場アンケートはオススメ
会場アンケートは指定された会場・時間帯に10~20人程度が集まりアンケートに回答する調査です。
会場アンケートは、普段の行動範囲が大きい街近辺の方にオススメです。
指定会場は東京なら新宿、渋谷、銀座、大阪なら梅田、難波といった都心部が多いからですね。
会場アンケートは45分~1時間程度で済むので、仕事の行き帰りやプライベートの用事の前後に参加することができるでしょう。
しかし、多くの人が参加することから待ち時間が発生する時もあるため、前後の予定を詰めず時間には余裕を持った行動しましょう。
副業でできるアンケートモニターの報酬はいくら?
副業でできるアンケートモニターの種類はイメージできた方も多いことでしょう。
では実際アンケートモニターの報酬はどのくらいでしょうか。
アンケートモニターの報酬はアンケートの種類によって異なります。
この章では、前章で解説した調査ごとにいくら報酬がもらえるのかを解説します。
1.座談会の報酬は5,000円~10,000円程度
消費者として座談会に参加した場合の報酬は5,000円~10,000円程度です。
金額に幅があるのは、拘束時間次第だからですね。
例えば、1時間の座談会であれば5,000円程度、2時間であれば10,000円程度になるでしょう。
1時間5,000円だと、副業の中でも平均時給は高いといえるでしょう。
さらに座談会は時間帯によって飲み物や軽食がでるのも魅力的です。
2.個別インタビューの報酬は60分8,000円程度
個別インタビューの報酬は60分で8,000円程度が一般的です。
なぜなら、インタビュアーと1対1なので座談会よりも消費者が話す時間も長いからですね。
時間がさらに長くなると報酬が10,000円を超えることもあるでしょう。
個別インタビューも座談会と同じく副業の時給で考えるとかなりお得なアンケートモニターですね。
ただし、前章でも述べたように自分の意見を詳細に伝える必要があり、場合によっては事前に電話でコミュニケーション能力を試されることもあります。
参加依頼の電話が来た時もハキハキと丁寧な受け答えがポイントですよ。
3.自宅使用テストの報酬は金券500円程度
自宅使用テストの報酬は金券500円程度が一般的です。
自宅で製品を使用しアンケートに回答するだけなので、手間がかからないからですね。
また、報酬もテスト終了後に郵送されてくるのでクオカードや図書カードなどの金券が一般的です。
自宅使用テストの注意点としては、テスト品を返送が必須の場合は、返送をしないと報酬を受け取れません。
使い終わった容器も返送する必要があるので、テスト品は失くさないようしっかり管理しましょう。
4.会場アンケートの報酬は3,000円程度
会場アンケートの報酬は現金で3,000円程度が一般的です。
座談会やインタビューと違って、自分でアンケートに回答するだけだからですね。
また、所要時間も45分~1時間程度で人によってはもっと早く終わることもあるでしょう。
1時間3,000円でも副業の時給としては魅力的ですよね。
会場アンケートには試食を伴う場合もあるので、小腹も満たせればさらに嬉しいことでしょう。
副業でできるアンケートモニターのメリット
副業でできるアンケートモニターのメリットはなんでしょうか。
- ネット環境さえあれば誰でも始められる
- スキマ時間にできる
この章では上記2点について解説していきます。
1.ネット環境とスマホがあれば誰でも始められる
副業でできるアンケートモニターのメリットは、「ネット環境」と「スマホ」があれば誰でも始められる点です。
リサーチ会社のアンケートモニターに登録するだけではじめられて、登録料も無料です。
学歴や職業の制限もありませんので、まずはアンケートモニターの登録してみましょう。
ただし、未成年など参加できない場合もあります。詳しくは各アンケートモニター会社の利用規約をご参考ください。
あと、本業でマーケティング関連のお仕事をしている人は登録できても、アンケートには参加できないこともあるので注意しましょう。
2.通勤等のスキマ時間にできる
アンケートモニターのWEBアンケートは通勤や外出時のスキマ時間にできるのもメリットです。
なぜなら、WEBアンケートはスマホにも対応しているのでパソコンと同じように回答できるからですね。
通常のWEBアンケートは2~3分で回答できるものが多いので、スキマ時間に溜っているアンケートに一気に回答するのも効率がいいでしょう。
また、先ほども述べたように会場アンケートは外出のついでに参加できるのも魅力的ですね。
アルバイトの副業よりも拘束時間が短く、効率よく稼げるのがアンケートモニターの魅力でしょう。
副業でできるアンケートモニターのデメリット
アンケートモニターには以下のデメリットがあります。
- 収入が少ない
- アンケートの締め切りや日時を守ることが必須
- すぐに現金が手に入らないケースがある
この章では上記3点のデメリットについて解説します。
1.確定申告の心配がないぐらい収入は少ない
副業でできるアンケートモニターは確定申告の心配がないぐらい収入が少ないです。
報酬が高い座談会やインタビューは、1回参加するとしばらく参加できなくなるからですね。
例えば、座談会参加者を募集するアンケートで「過去3ヶ月以内に座談会に参加しましたか」のような質問があり、仮にここで虚偽の回答をしても過去の参加者記録からバレてしまいます。
そのため、1度座談会に参加して10,000円報酬を受け取ってもその後3ヶ月間は座談会に参加できないため、3ヶ月の収入が10,000円ということになりますね。
アンケートモニターの報酬は雑所得として扱われますが、これは年間20万円を超えたら確定申告が必要となります。
しかし、アンケートモニターの収入だけで年間20万円を超える確率は低いですね。
ただしアフィリエイトやクラウドソーシングなど、他の副業と兼業している場合は20万円超える場合もあるため注意が必要です。
2.締め切りや日時を守らないと次回から呼ばれなくなる
リサーチ会社は企業から依頼を受けて「指定の人数」や「条件に合う人」を指定された日に集めないといけません。
アンケートモニターで締め切りや日時を守らないと、次回から呼ばれなくなります。
アンケートモニターに限ったことでなく、連絡ナシでバックレたりドタキャンする人をわざわざ呼ぼうとする企業はありません。
たとえば会場アンケートの当日、無断キャンセルをするとリサーチ会社ごとに管理しているリストに入れられて、次回から会場アンケートだけでなく、座談会等にも呼ばれなくなります。
事故や急病などやむを得ない事情が発生した場合は、それがわかった時点ですぐにリサーチ会社に連絡しましょう。
また自宅使用モニターでもアンケートの締め切りを守らない、返送必須のものを返送しないとブラックリスト入りすると言われています。
※注意、ブラックリストという名称を使うかどうかはリサーチ会社ごとに異なります。
一度引き受けたアンケートモニターは最後まで責任を持って協力しましょう。
3.リサーチ会社によってはポイント制のためすぐに現金が手に入らない
報酬をポイント処理するリサーチ会社があるため、すぐ現金を受け取れないことがあります。
例えばポイント制の場合、「500ポイント以上貯まらないと銀行に振り込めない」という規定があったりするからですね。
また座談会やインタビューの報酬がポイントで支払われる場合、ポイントの付与に1週間程度の時間を必要とするため報酬の支払いまでにタイムラグができます。
貯まったポイントを現金の振り込み処理できるのが月末のみ、実際に振り込まれるのが翌月の20日というパターンもあるのですが、翌月に持ち込むことで支払いが一ヶ月以上先になってしまうケースもありますね。
リサーチ会社のアンケートモニターに登録する際に、報酬がいつ、どのように支払われるかを確認するのも大事ですね。
すぐに現金で報酬を受け取りたい人にはアンケートモニター以外の副業をオススメします。
まとめ
副業のアンケートモニターは時給に換算すると金額が高く、スキマ時間にできるので忙しいサラリーマンやOLさんにオススメと言えるでしょう。
報酬の高い座談会やインタビューは、WEBアンケートにたくさん回答することで参加できる確率が高くなりますよ。
しかし、実際に座談会やインタビューに参加できる回数は少なく、収入も少ないので会社にバレる心配はほとんどありません。
そのため、ちょっとしたお小遣い稼ぎやスキマ時間を有効活用したい人にオススメの副業と言えるでしょう。