エクセルを使った副業は初心者でもできる?始める際の仕事の探し方やおすすめサービスも紹介

エクセルを使った副業は初心者でもできる?始める際の仕事の探し方やおすすめサービスも紹介
「副業を始めたいけれど、あまりスキルがなくて諦めている」「特筆するスキルがなくても始められる副業はないかな」と考えている人も多いのではないでしょうか。

上記のような人におすすめなのが、エクセル(Microsoft Excel)を使った副業です。

結論から言いますと、エクセルを使った副業は、初心者でもできます。

実際、クラウドソーシングでは、初心者向けのデータ入力案件なども豊富に取り揃えられています。

さらにマクロやVBAの知識を身につければ、単価の高い案件にも挑戦可能な点も魅力といえるでしょう。

この記事では「初心者でもできる、エクセルを使った副業の種類」や「稼げる金額の相場」を紹介します。

「副業の探し方・始め方」や「注意点」についても解説します。

最後まで読んでいただくことで、エクセル関連の副業に取り掛かれる状態になっているでしょう。

エクセルを使った副業は初心者でもできる?

結論から言いますと、エクセルを使った副業は初心者でも可能です。

エクセルへの「データ入力」や「データ集計」など、初心者でも応募しやすい案件が多いからです。

またエクセルは広く使われている表計算ソフトであり、操作方法の解説サイト・解説動画・書籍が豊富に取り揃えられています。

そのため今はエクセルを触ったことすらない人でも、エクセルの使い方を覚えて副業に活かしやすい環境です。

今までまったくエクセルを触ったことがないのであれば、まずは無料で情報収集できる解説サイトやYouTube動画を観ながらエクセルを使ってみてはいかがでしょうか。

たとえば、YouTube動画で「エクセル 使い方」と入職すると、初心者向けの解説動画が多数出てきておすすめです。

まずは実際にエクセルに触れて入力やグラフの使い方を覚えてから、難易度の低い副業案件に挑戦することをおすすめします。

もちろん「エクセルは事務の仕事で使ったことがあるけれど、副業は初めて」という人も、エクセルのスキルを活かして副業可能なので検討してみてください。

エクセルを使った副業の仕事の種類や料金相場

エクセルを使った副業には、以下のようにいくつかの種類があります。

  • エクセルを使ったデータ入力・集計
  • マクロ作成・VBA

エクセルを使う各副業の種類や料金相場を紹介します。

エクセルを使ったデータ入力・集計は初心者におすすめ

エクセルを使ったテータ入力・集計のお仕事は、初心者にとくにおすすめです。

データをコツコツと打ち込んだりコピー&ペーストしたりしていくだけなので、まとまった時間がとりにくくても作業でき、隙間時間を使った副業に向いています。

具体的には、「アンケート結果」「ネットの検索結果」「クライアントから渡された資料」などの入力作業となります。

また案件が多くて、初心者でも仕事を獲得しやすい点もおすすめするポイントといえるでしょう。

ただし初心者でもできる案件なこともあって単価は低めの傾向があり、料金相場は「1文字あたり0.1円~1円程度」や「コピペ1件あたり5円」程度です。

そのため慣れないうちは「時給換算すると1,000円以下で低い」と感じる人もいるかもしれませんし、大きな収益を得たい人には向いていません。

「エクセルに慣れるための準備段階」あるいは「細切れの時間でもできるお小遣い稼ぎ」としておすすめします。

マクロ作成・VBAは中級者以上におすすめ

エクセルのマクロとは…

エクセルの作業を自動化するための機能。エクセル内で実行した操作を記録して自動再現できるので、ルーティンワークの効率化に使われる。

VBAとは…

マクロを作成するために使われるプログラミング言語。簡単なマクロならVBAを使わなくても作成できる(ただし保存する際にVBAに変換される)が、複雑な操作についてはVBAを使ってマクロ作成する。

エクセルでの「マクロ作成」や「VBA開発」のお仕事は、エクセル中級者以上におすすめ。

基礎的なエクセルのスキルに加えて、マクロやVBAの知識が求められるからですね。

単純なデータ入力よりは単価が高くなるのも、中級者以上におすすめする理由です。

料金相場は簡単な仕様で1件当たり5万円~10万円程度、要件定義が必要な複雑な仕様だと10万円~100万円程度となっています。

ただし難易度によって金額は変動しますし、クライアントがマクロ作成にかかる労力や料金相場をあまり理解していないケースもあります。

そのため「やりたいけれど、作業内容に比べて報酬が安すぎる」と思う場合には、料金交渉してみるとよいでしょう。

クライアントの中には、「相場がわからないので、ワーカーと相談して報酬を決めたい」と、最初から言われるケースがあります。

なお依頼内容としては「マクロをつくってほしい」という企業・団体からのニーズだけではなく、「マクロやVBAを教えてほしい」という個人からのニーズもありますので、稼ぐ方法もさまざまです。

マクロ・VBAを扱える人がスキルを活かして稼ぐなら、単なるデータ入力ではなくより高度な案件に挑戦することをおすすめします。

エクセルを使った副業の事例紹介

エクセルを使った副業の事例を紹介します。

それぞれの事例を順番に解説していきますので、自分にマッチしている副業を探す際の参考にしてみてください。

通販サイトに関するリサーチ業務

通販サイトに関するリサーチ業務の案件例は、以下の通りです。

バイマ(BUYMA)やイーベイ(eBay)の案件がよく募集されています。

依頼内容
  1. クライアントが指定する条件で商品をリサーチ
  2. 利益計算シートで損益を計算
  3. 利益を見込める商品のみシートに入力
単価 70円/件+売上額によるインセンティブ

通販サイト関連だとエクセルを使った商品登録の仕事もよく募集されています。

商品登録の場合は、簡単な画像編集のスキルも求められることが多いです。

コピペによるエクセルへのデータ入力

コピペによるエクセルへのデータ入力案件例は、以下の通りです。

依頼内容 指定されたサイトから指定されたワードを収集し、コピペまたはタイピングしてエクセルへと入力
単価 10円/件

エクセルでのグラフ作成

エクセルでのグラフ作成の案件例は、以下の通りです。

依頼内容 SNSの数値計測結果(投稿数、クリック数、いいね数)などをエクセルでグラフ化する
単価 4,000円

ワードの資料をエクセルファイルにする

ワードの資料をエクセルファイルにする案件例は、以下の通りです。

依頼内容 ワードで作成した資金繰りに関する資料を、エクセルファイルで作り直してほしい
単価 5,000円~10,000円程度

通販サイト商品発送用のマクロ作成

通販サイト商品発送用のマクロ作成の案件例は、以下の通りです。

依頼内容 通販サイトで売れた商品の発送先住所を、CSV化して郵便局のツールで取り込みたい
単価 5,000円~10,000円程度

スクレイピングツールの開発

スクレイピングツールの開発案件例は、以下の通りです。

依頼内容 特定URLから欲しい情報をスクレイピングして、エクセルに書き出したい
単価 5,000円程度

エクセルを使った副業の注意点

エクセルを使った副業の注意点を紹介します。

後々のリスクやトラブルを避けるためにも、実際に副業へ応募する前に目を通しておきましょう。

自分のスキルレベルに合う案件を選ぶ

まずは自分のスキルレベルに合う案件を選びましょう。

エクセルの初心者がいきなり高度な技術を要するマクロ作成案件に応募しても、採用されない可能性が高いです。

万一採用されてしまったら、四苦八苦しながら案件に取り組むことになりますし、最悪の場合には案件を完了できない可能性もあるでしょう。

「納期に間に合わない」「納品物のクオリティが低すぎる」といった場合には、クライアントからの信頼を失うことにつながります。

また、クラウドソーシング上で悪い評価をつけられてしまったら、他の案件を受注するのも難しくなる悪循環に陥るので注意してください。

まずは「確実に仕事を完了できる」と思える案件を選ぶのがおすすめです。

守秘義務を守る

クライアントとのやり取りを行う中で、守秘義務を守ることも重要です。

エクセルを使ったデータ入力やマクロ作成の副業では、クライアントとなる企業・店舗の重要情報を取り扱うケースもあるためです。

例えば「売上の情報」や「顧客情報」などが挙げられます。

データの漏えいが起こってしまうとクライアントからの信頼を失うのはもちろん、損害賠償を求められる可能性もあると覚えておいてください。

またデータの内容だけではなく、「業務を副業ワーカーやフリーランサーに外注している」という事実自体を隠しておきたいクライアントもいます。

上記のような場合には、「○○株式会社からマクロ作成を請け負った実績がある」と公開することが契約違反になってしまう可能性もあるので注意してください。

守秘義務の部分も含めて、契約内容にはしっかり目を通しておきましょう。

エクセルを使った副業を始める際の仕事の探し方

エクセルを使った副業を始める際の仕事の探し方について紹介します。

  • クラウドソーシングを利用する
  • 副業エージェントに登録する

エクセル初心者はクラウドソーシングを利用するのがおすすめ

クラウドソーシングとは…

仕事を依頼したいクライアントと、仕事を受注したいワーカーとをつなぐプラットフォーム。在宅ワークできる案件がメイン。クライアントとのコミュニケーションや契約書のやりとりをプラットフォーム上で行える。クライアントとワーカー間の契約になるので、トラブル対応などは基本的にワーカーが直接行う。代表的なサービスは「クラウディア」「ランサーズ」「クラウドワークス」など。

エクセル関係の副業を受注する場合、クラウドソーシングサービスを使うのがおすすめです。

エクセルを使った副業案件がたくさん掲載されていますし、初心者が挑戦しやすい案件も多いからです。

もちろんVBAを使ったシステム開発など、難易度の高い案件の募集もあります。

マクロ作成であっても単発の仕事や規模の小さい案件が多いので、副業案件を探すのにはぴったりです。

また幅広い案件を扱っている総合型のクラウドソーシングなら、エクセルを使う「秘書業務」や「経理業務」といった事務職の仕事も扱っています。

初心者がエクセルを使った副業を行いたい場合、クラウドソーシングは目を通しておきましょう。

エクセル中級者以上は副業エージェントへの登録がおすすめ

副業エージェントとは…

副業に適した案件を紹介してくれるエージェントやサービスのこと。クラウドソーシングと違って担当者がつき、案件探しや単価交渉をサポートしてくれる。契約の際も担当者が間に入ってくれるので、トラブルのリスクが低め。経験者向けの高単価案件が多い。具体的なサービス例は「シューマツワーカー」「ITプロパートナーズ」など。

エクセル中級者以上であれば、副業エージェントに登録する方法もおすすめです。

登録後に希望内容やスキルを伝えると、条件に合う案件を紹介してくれるため、自分で案件探しをする手間がかからず効率的です。

ただし副業エージェントは基本的に経験者向けの案件が多く、「データ入力」などの初心者向け案件はあまり扱っていません。

未経験だと「紹介できる案件がない」と言われてしまう可能性があるので、VBAが使える中級者以上の方のみ利用を検討してみてください。

また「副業エージェント」といいつつ、VBAシステム開発などの案件で規模が大きくなると「週5日勤務してください」などの条件がつくこともあるので注意しましょう。

本業を優先しつつ、副業の範囲内でできる案件かどうかは見極める必要があります。

エクセルを使った副業探しにおすすめのサービス3選

エクセルを使った副業探しにおすすめのサービス3つを紹介します。

  • クラウディア
  • クラウドワークス
  • シュフティ

クラウディア

クラウディアはエクセルのスキルに自信がある人におすすめのクラウドソーシングです。

「クラウディアPRO」というサービスを使うことで、スキルにマッチした副業案件のオファーを受けられるからですね。

クラウディアPROの案件は基本的にリモートワーク可能で、短時間勤務OKの案件も多いので、副業にピッタリです。

クラウディア運営から直接持ち掛けられるオファーもあります。

クラウディアには「エクセルを使った通販サイトの商品登録作業」など初心者向けの案件もあるにはあるのですが、どちらかと言うとスキルに自信がある人へのおすすめ度が高くなっています。

スキルに自信がある人は、ぜひクラウディアPROに登録してください。

【クラウディア】について詳しく見る

【クラウディアPRO】について詳しく見る

クラウドワークス

クラウドワークスはエクセルの初心者から上級者まで、幅広い人におすすめです。

クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングであり、初心者向けの案件から、中・上級者向けの案件まで幅広く扱っているからですね。

初心者向けの案件としては、「商品登録」「商品情報入力・商品データ作成」などが多くなっています。

マクロ作成やVBA関連も単発で作業できる案件が多く、副業にぴったりです。

シュフティ

シュフティはスキル不要のエクセル関連副業を探している人におすすめ。

シュフティは在宅ワークをしたい主婦向けのクラウドソーシングで、エクセルを利用する仕事の中でも「通販サイトの商品登録」「資料をエクセルに転記する」といった簡単な仕事が多いからですね。

主務向けなので「家事や育児の合間にちょっとだけ」という感覚でできる案件も多く、副業として取り組みやすいでしょう。

一方マクロ作成・修正のお仕事もありますが、数としては多くありません。

利用者の体験なども充実しているので、気になる人はぜひ一度目を通してみてくださいね。

エクセルを使った副業におすすめのスキルや資格

エクセルを使った副業におすすめのスキルや資格を紹介します。

エクセルのスキルアップを考えている人は参考にしてみてください。

エクセルの副業をするにあたり、資格は必要ない

エクセル関連資格としては「MOS(Microsoft Office Specialist)」「VBAエキスパート」などが有名です。

しかし結論から言いますと、エクセルの副業をするにあたって、特別な資格は必要ありません。

副業案件に採用されるかどうかは、資格よりも「スキルや実績の有無」にかかっているからです。

クライアントは資格の有無よりも実務経験に注目します。

仕事でエクセルを使った経験がある人や、マクロを組んで業務にあたってきた経験がある人は、業務経験をアピールしたほうが有利です。

ただエクセルを仕事で使ったことがない人にとっては、MOSなどの資格を取得することはスキルの証明になります。

そのためエクセルの業務経験がない人には「MOS(Microsoft Office Specialist)」、VBAの実務経験がない人には「VBAエキスパート」がおすすめです。

実務経験がある人は、副業のためにわざわざ資格を取得する必要はありません。

VBAのスキルがあると稼ぎやすい

VBAのスキルがなくても、基礎的なエクセルの操作さえできれば、データ入力などの仕事は受注可能です。

ただVBAのスキルがあると、より稼ぎやすくなります。

VBAのスキルは企業からのニーズが高いですし、データ入力よりも単価が高くなるからですね。

具体的には以下のようなスキルが求められます。

  • PDFやCSVを出力する
  • データをグラフ化する
  • データを整理する
  • エクセルの内容を印刷する
  • 他のファイルからデータを取り込む
  • 別のエクセルファイルに内容を転記する
  • エクセルのデータをもとにメールを作成する
  • Web上のデータを収集・抽出して整える(スクレイピング)
  • VBAのメンテナンス作業を行う

スクレイピングやメンテナンスができるようになると、単価の高い案件を受注できる可能性が高まります。

VBAのスキルは書籍のほか、動画サイトやWebサイトでも学べます。

スプレッドシートの知識もつけておくのがおすすめ

エクセルに似た表計算ソフトとして、Googleのスプレッドシート(Spread Sheet)があります。

スプレッドシートはエクセルと違い、Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用でき、オンライン上で保存して複数人で編集できるのが特徴です。

副業で案件を獲得したいなら、エクセルのスキルとあわせてスプレッドシートのスキルも身につけておくことをおすすめします。

とくにスプレッドシートにマクロ機能が搭載されて以降、エクセルの代わりにスプレッドシートを使っている企業・団体も多くなっています。

スプレッドシートでマクロを組むときに使うプログラミング言語は、GAS(Google Apps Script)です。

実際にクラウドソーシング上でも、「エクセルかスプレッドシートでマクロを組んでほしい。どちらかと言うとスプレッドシート優先」「エクセルVBAをスプレッドシートGASに変換してほしい」といった募集が見られます。

エクセルやVBAだけではなく、スプレッドシートやGASのスキルも身につけておくと、獲得できる副業案件アップも期待できます。

まとめ

エクセルを使った副業は難易度の幅が広く、簡単な案件も多いので初心者にもおすすめできます。

ただ簡単な案件は単価も安くなってしまうので、副業で稼げる額を増やしたいなら、徐々にスキルを身につけて難しい案件にステップアップしていくのがおすすめです。

例えばVBAやスプレッドシートのGASに関するスキルを身につけると、単純なデータ入力よりも効率よく収入を得られる可能性が高まります。

エクセルはメジャーな表計算ソフトなので、無料で勉強する方法もたくさんあります。

今は初心者でもエクセルの副業に挑戦したい人は、さっそく動画サイトやWebサイトなどで勉強を始めましょう。

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