店舗目線で見るQRコード決済のこれから

最近街で買い物をすると、「QRコード決済利用可能です」と案内する店舗が増えてきたと感じませんか?

今回は、店舗目線でのQRコード決済が増えてきた理由とこれからについてご紹介します。

なぜ突然現れた?

テレビCM、インターネット広告。様々なシーンでQR決済ができる新サービスなどが目に入ります。

このQRコード決済は、おとなりの中国で普及した決済サービスとして使われております。屋台や自動販売機。はたまた募金まで。あらゆるものに利用できる画期的なサービスです。

なぜ中国で普及をしたのかというと、「現金の信用度」が大きく関わっています。

中国の社会問題として、偽札が出回り、現金の信用が落ちているのが現状です。店舗側としては被害に遭わないためにも、現金での決済を避け、「電子決済」を積極的に導入する店舗などが増加しました。

利用者にもメリットがありました。それは「現金を持ち歩かずに済む」という点です。中国の都市部では、ひったくりなどの被害が非常に多いと言われております。被害に遭わないためにも、あえて財布を持ち歩かない市民が増加しています。

そうした背景が、中国で普及が加速したと言われています。このような社会背景に目を付けた日本企業が、日本にも普及させようと動き始めました。

日本でQRコード決済が加速した理由は

“PayPay”(ペイペイ)の登場です。日本でのQR決済を加速させた先駆者でもあります。サービスは2018年秋から提供されました。

突如現れた新しい決済システム。その導入を一気に加速させた要因がありました。

PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」です。

2018年12月4日から総額100億円に達成するまで、利用金額の全額もしくは20%をキャッシュバックするという破格のキャンペーンを実施させました。

これにより、翌年の開催期限を待たずたった「9日間」でキャンペーンが終了してしまうほど、日本全国でPayPayの波が広がりました。

日本で導入にあたる社会背景

日本は先進国の中でも現金に依存する国と言われています。対して世界ではキャッシュレス化が進んでいます。

ここまで現金に固執するのは珍しいと見られており、理由として3点挙げられます。

① 現金の信用度が非常に高い
② 高齢化
③ クレジットカード、電子決済を使えるところが少ない

主な要因としてこの3点が関わっています。

①現金の信用度が高い

言わずもがな、日本の現金の信用度は非常に高いです。普段みなさんが利用する中で「これ偽札なのだろうか?」と疑うことはあまりないと思います。(もちろん偽札が出回る事件はあります)

現金を安心して使える国は非常に珍しいです。アメリカでさえ現金決済を断る店舗が多いため、クレジットカード決済が中心になっています。

日本の現金決済が廃れることなく、使い続けられるのは「高度な偽札防止技術」と言われています。券売機、ATMなどの機械にも判定する技術があるため、使えないお札は弾かれます。

②高齢化
近年では、スマートフォンを扱う高齢者が増加しました。しかし、デバイスを用いた決済までの使い方を知っている方は少数だと言われており、やはり現金で決済をする方が多いです。

③クレジットカード、電子決済を使えるところが少ない

クレジットカードや電子決済を使えるところは、実はまだ少ないと言われています。理由として、店舗側で設置するコストが高いためです。

決済を行うレジや電子決済専用端末は、規模などによって大きく変わりますが、数十万円~数百万円掛かる場合もあります。売り上げなどを記録させるためのシステム構成などが含まれるためです。そのため、個人商店などでは導入をする店舗は非常に少ないです。

また、決済手数料も店舗側が負担するため、導入を躊躇ってしまう店舗があるのも実情です。そのため、決済を「現金」のみと縛ってしまうのです。

電子決済を導入する流れに

QRコード決済はその状況を打破すると言われています。何といっても「設置コスト」が掛からないという点です。

クレジットカード、ICカード決済をするための専用端末を持たずとも、QRコードが表記された紙をレジ台などに貼っておくだけで決済ができます。

決済手数料は「PayPay」や「LINE Pay」であれば3年間は無料とアナウンスしています。しかし、3年後は決済手数料が発生する可能性があると言われていますが、具体的な手数料率は未だに発表されておりません。

なお、機械を用いらないため、初期費用やメンテナンスが一切掛からないという点が非常に優れています。

インバウンド対策に

外国人旅行客の決済手段を用意しておくのも重要です。近年訪日外国人旅行客は増加しています。キャッシュレス中心の生活を送ってきた人たちにも、快適に日本国内でショッピングしてもらうためにも、備えておかなければなりません。
電子決済の一歩として QRコード決済から始めてみるのが良いでしょう。

最後に

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
日本社会全体がキャッシュレスにという風潮になってきています。しかし、利用者目線からすると「ここも使えたらいいのに」と考える方が多いです。
QRコード決済とクレジットカードは連携することができますので、利用者はクレジットカードのポイントが付くという点でも喜ばれます。

まだ導入していない経営者は、導入を考えてみてはいかがでしょうか?

ライター:あしゃま

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