せっかく修繕するなら考えておきたい、建物の魅力UPに繋がるいくつかのこと

物件を所有していてある程度の年数が経ってくると、建物の修繕や改修を行うことがあると思います。老朽化に任せたままにするわけにも行きませんし、こういったイベントは建物の所有者としては頭の痛い問題ではないでしょうか。

今回はすでにある建物の修繕するときの工事について、お話をしてみることにしましょう。

空室対策を考える

もしあなたがマンションやアパートのオーナーであるとするならば、修繕や改修の工事は「人口の減少によって増えていく空室を魅力的な部屋にするチャンス」だと考えることもできるのではないでしょうか。

例えば一軒家では、ガスを使って発電することで電気代を抑えるというようなエコな住宅もみられるようになってきています。別にガスを使った発電をお勧めしたいわけではありませんが、賃貸物件の場合でもエコな住宅は住む人の経済負担を軽くできるため、空室対策に効果的なセールスポイントになることでしょう。

ただ闇雲に費用を掛けて入居者を引きつける必要はありませんが、要所にしっかりとコストを掛けて住む人が大事に使っていきたいと思えるような物件の方が大切にしてもらえると思いませんか?

家の常識は移り変わる

ライフスタイルの変化によってレイアウトを含めた家のあり方は大きく変わります。ときには、既存の感覚にとらわれない思い切ったレイアウト変更も検討の余地があります。

狭い物件の場合だと、どちらにせよ狭いのなら浴槽を取っ払ってシャワーだけにしてしまう。その代わりにリビングを広くとるための改修を取り入れるなど。このような、割り切った考え方の物件が一人暮らしに支持されるということもあるようですよ。

新しい技術も出てくる

家は10年、20年と経つうちに劣化が進んでしまうもの。修繕工事についてもこれまでの常識がいつまでも通用するとは限りません。ある程度は先を見越したくなるものですが、いくら入念に調査をしていても時が経つにつれて新技術が発明され、施工方法は変わってきます。

新築や改築の工事をしたときに、たとえほぼ永久に使えるといわれていたものでも新たな劣化原因が見つかったりするものです。中にはアスベストのように使用できなくなってしまう材質もあるのですから。

どのように修繕するのか

今現在よく行われている工事の場合は、費用もこなれていて相場も安定しているでしょうけども、年が経って主だった工法が変化していくにつれて、これまで多くの業者にお願いすることができていた工事が特殊なものになっていくかもしれません。そうなると技能を持った技術者が不足してしまい、将来的には今の何倍もの費用が掛かる可能性もあります。

そうしたことも視野に入れると、元の状態と同じように工事するのもいいですが、技術の向上に合わせて新しい材質や工法を取り入れてみるのもアリなのではないでしょうか。

工事をする時期

実際に工事を行うタイミングも大切です。屋根の工事をするときには、雨樋や外壁なども一緒にチェックをしておくと連続したトラブルを防ぐことができますし、余計な手間や費用が掛かることを減らせます。

しかし、こういうときに相互に関連のある部分をバラバラに工事してしまうと二度手間、三度手間となりますし、ときにはバラバラに工事をしたことによって関連する部分の老朽化を早めてしまうこともあるのです。

費用面でのサポート

耐震の診断や改修を行うときには自治体によって補助金や助成金などのサポートが受けられる場合が多いですので、工事対象の建物が該当するか調べてみることも大切です。

ただし、まれに都市計画により工事に制限がかけられている地域もあります。そのような地域では小規模なリフォームはできても大幅な工事を行うリノベーションができない可能性もありますので注意が必要です。

金額だけで決めない

ご存知のように改修などの工事には大きな費用が掛かります。そのため複数業者に相見積もりを取ることもあると思います。そのときに気をつけておきたい点としては、見積金額だけで工事業者を決めないということです。

工事費用が安いことはありがたいですが、内容的には同じに見えてもただ安くするために材料のグレードを下げていたり、技能レベルの低い職人さんが作業をする内容だったりすると、せっかく大きなお金を掛ける工事が逆に建物を傷めることに繋がってしまう可能性もあります。そんなことになってしまったら、元も子もありませんよね。

おわりに

今回は建物の修繕や改修を行うときに考えたいことをお話ししてみました。

建物を所有している限り、なんらかの修繕は必要になることだと思います。その際になんとなくこれまで通りに修繕を行うのではなく、少しでも良い状態にできるように検討を重ねてみるのも良いのではないでしょうか。

ライター:ヒゲッパ

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