長持ちすればいいってもんじゃない!建物にも人にとっても大切な外装工事

家などの建物には、もうこれ以上手を入れなくていいという意味での完成はありません。

新築の建物でも、建ててしまった後は日光や雨風に雪、地震などの影響で日々劣化して行く運命にあります。そのため、常に良い状態を保つためのお手入れが大事になってきます。

今回は、建物の工事の中でも主に外装の工事に関してのお話をしてみることにしましょう。

外装工事とは?

外装の工事には大きく分けて3つあります。それは塗装工事、防水工事、シーリング工事です。

・塗装工事
建物の屋根や外壁を塗装をする工事です。塗装をする意味としては家を守ることが大きな目的ですが、美観を保つという意味でも大切な工事だということができます。外壁材がサイディングボードかモルタルかによっても異なりますし、経過年数などによってはリフォーム工事となることもあります。

・防水工事
外壁やベランダから雨を侵入させないために、FRPやウレタンに塩化ビニールシート、アスファルトなどを使って水が入ることを防ぐ工事です。それぞれに価格やメリット、デメリットが違いますので、工事をする場所によって最適な方法を選ぶ必要があるでしょう。

・シーリング工事
ボード材どうしの隙間や、サッシと金具の隙間をシーリング材で埋める工事です。防水効果を持たせるだけでなく、地震などの揺れに対しての柔軟性も得ることができます。

どれかの工事で足場を組むのなら、工期や費用の短縮に繋がる可能性があるので、それ以外の工事もまとめてすることを検討すると良いと思います。

どういうときに工事をするの?

外壁の劣化に応じて工事を検討します。建物のある地域の気候や日当たりなどの環境によっても耐用年数は異なるため、一概に何年ごとというような周期で決めることはできませんが、5〜10年おきに診断を受けておくと安心なのではないでしょうか。

でも、今まさに雨漏りが発生しているというような場合には、家の劣化を加速させないためにもなるべく早めの工事をするようにしてくださいね。

手で触ったときや干している洗濯物などが触れたときに粉のようなものが付くようになってしまったり、シーリング材が痩せて雨水の侵入を防ぐことができなくなってきたり、外壁自体にヒビ割れが発生しているようであれば塗装や防水材が劣化してきている可能性がありますので、専門の業者に相談してみてください。

基本的には不具合を見つけたときに工事を依頼するのがいいのですが、塗装工事をするときには気候の穏やかな春や秋が良いという話もあります。

工事を依頼する際の注意

インターネットなどの普及により、中間の業者を通さなくても直接施工業者に工事を依頼することができるようになってきています。この場合は工事費用を安く抑えられたり、素早い対応をしてもらえる可能性がありそうです。

逆に工事についての知識が少なく、施工業者に直接依頼するのは不安という場合は、建設会社や工務店にお任せするのがいいかもしれません。この場合は間に業者が入るため、多少の価格アップは仕方のないことでしょう。

業者を選ぶ方法として、近所の家を工事している業者や知り合いから紹介してもらうということも考えられます。しかし、隣の人が依頼した業者が自分にも合うとは限りません。後々のことを考えても、ある程度は自分でも工事業者の調査をしておくと良いのではないでしょうか。

加えて、工事をするときには隣近所にもお知らせしておくことをお勧めします。解体をするような大きな騒音が出ることはないかもしれませんが、工事に使う発電機の音や外壁を洗浄したりするときに少なからず騒音が発生するからです。

おわりに

少しは外装の工事についてのイメージが掴めてきましたか。

現代の生活にありがちな「古くなったり、壊れてしまったら買い換えるからいい」という風潮と同じように、「建物が劣化したら建て替えるからいい」というような人はそんなにいないと思いますが、そういう人でもない限り建物を所有する人にとって外装の工事は身近なイベントであり、工事をしていただく業者はパートナーのようなものだと考えることができます。

これまでと外壁材を変えたりすることで建物から受ける印象を大幅に変えることもできますし、文字通り建物自体を生まれ変わらせることもできます。実際に目にするものなので、毎日の生活に彩りを与えてくれるかもしれません。

このような工事をするのは数年に一度ことなのですが、そういったことも視野に入れて外装の工事をしてみてはいかがでしょうか。

ライター:ヒゲッパ

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