いまどき自分の車を持つ理由

あなたはなぜ車に乗るのでしょうか。通勤をするため、家族の送り迎えをするため、休日のレジャーのため、他にもたくさんの動機があると思います。車には乗るけれど自家用車は持っていないという人もいるでしょう。ここで少し考えてみてください。あなたが車に乗るのは単に移動するためなのでしょうか。もしそうであるなら、ただ移動するためだけに自分専用の車を所有する必要があると思いますか。

ここでは、あなたにとって車がどのくらい必要かということについての質問と、それに対する私の考えや提案をしてみたいと思います。

公共交通機関ではダメ?

車に乗る理由が移動することなら、目的地まで多少の昼寝をしていても送り届けてくれる、バスやタクシー、電車などの交通機関を利用するのはいかがでしょうか。自分で運転をしなくてよくなりますし、体調や天気を気にせず安心して移動することができます。移動しながら読書や音楽を聴いたり、勉強をすることも可能になるので時間を有効に使うことができるようにもなります。

もしかすると、交通機関を使うために出発時刻を気にしたり、知らない人と一緒の空間に居るのが嫌いですか? そうならば、移動中に自分だけの空間を持ちたいという気持ちがあるのかもしれません。車を持っていれば、好きな音楽を聴いたり、鼻歌を歌ったりしながらでも移動できますからね。

自分で運転がしたい?

でも、車を所有する目的は本当に移動することだけなのでしょうか。実は、自分の意思で好きなときに行きたいところへ行けるという車の特性に魅力を感じているのかもしれません。現在では公共交通機関が整備されているにもかかわらず、それぞれの家庭に車が広く行き渡っています。

このことから推測すると、移動のための手段が公共交通機関のみ、ということを快く思っていない人が多いということなのでしょう。人は目的地まで勝手に送り届けてくれる乗り物を求めながらも、気ままに運転することの心地よさも感じているのだと思います。

所有しなくてもいいのでは?

それでは車は利用するけれども所有はしないという方法はいかがでしょうか。車を所有すると、車両の費用だけでなく自動車税、自賠責保険・法定費用を含む車検費用、任意保険費用、メンテナンスにかかる費用などが必要になります。他にも、駐車場の確保をしたり、数年に一度の買い替えが発生するのが普通でしょう。

車検のときなどは突然大きなお金が必要となって家計を圧迫してきます。そうした煩わしさを軽減する手立てとしてその都度必要なときにタクシーやレンタカー、カーシェアリングを利用するようにすれば使ったときにだけ費用が発生するので出費がわかりやすくなりますよ。

自分のものとして所有したい?

車には様々な魅力があります。目的地まで快適に移動させてくれることはもちろん、たとえ自分で運転して走らせていなくても、洗車してピカピカになった外装を眺めたり、お気に入りの場所でシートを傾けて寛いだり、好みに合わせてドレスアップなどのカスタマイズをしたり、人それぞれに楽しむ方法があります。

そして、そういう一面があるからこそ車を趣味として楽しむ人たちを生み出し、文化のようなものが作られているのだと思います。車を趣味として考えているのであれば、様々な費用がかかるとしても自分の車を所有する必要が出てくるのかもしれません。

運転する楽しみはなくなっていく

今後、高齢者の移動手段としてバスなどの公共交通機関を皮切りに自動運転の実用化が進んでいきます。完全な自動運転の車が当たり前になるまでにはたくさんの課題があるとは思いますが、徐々にそういう方向にむかって行くのは間違いないでしょう。

人が車を作っている限り、車の魅力を低減させるような移動のためだけの素っ気ない車が作り出されることはないと信じたいものですが、こればかりは未来のことなので予想することしかできません。少なくても、ただドライブをするなどの運転自体を楽しむことは難しくなる方向のように感じます。

おわりに

乗用車の意味を持つ英語は automobile ですが、『グランドセンチュリー英和辞典 第4版』(三省堂)によると、この言葉の語源は「auto(自分で)+mobile(動き回れる)」ということだそうです。語源が表しているように自動的に運転するものとして生まれたのでしょう。

しかし、車はただ移動するだけではなくて、運転操作をする楽しみも与えてくれます。このさき自動運転が実用化されたら、目的地に着くまでの間、車に乗ったままスマホをチェックすることもできるでしょうし、お子さんと楽しくおしゃべりしながら食事をすることもできるようになるでしょう。これはすごいことですね。

その頃には自分専用の車はもう要らないというかたがいるかもしれません。でも、だからこそ、人が運転することを想定された車が存在する今のうちに車の運転操作を思う存分楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。

ライター:ヒゲッパ

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